バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

テニス男の習性と雨男の宿命!?

2020年11月19日 18時37分45秒 | 仕分け作業(夜勤)
昨夜の私は最初の1時間が、これまで何度かやっている“トラックから降ろされた仕分け前の荷物や空の運搬車などを受け取って整理整頓する動きっ放しのポジション”だったので、1時間後の出勤になっている人たちとの挨拶を癒しに頑張っているのだが… 作業開始直前、久しぶりに顔を合わせた女性正社員から「松井さん! (短パン&半袖で)寒くないですか?」と声を掛けられたので、「えっ!? まだ11月ですよ。暑いくらいです」と答えて笑ったのだが… 冗談ではなく、本当に蒸し暑く感じていたので「まさか雨でも降るのかな?」と思った。

さて、それから1時間後… “仕分け作業・第一ラウンド”の私は《正社員が生産性という名の数値ばかりを気にして、コンベアー下流で作業する人の気持ちなど考えず、荷物をガンガン流させる“悪の組織”で様々な雑用をするポジション》で… そこでもずっと動きっ放しだった。確かに、あっちへこっちへ足を使って動き回るし、荷物で一杯の重い運搬車を移動(Start&Turn&Stop!)させるので、下半身も上半身も肉体的には大変なのだが… 最近、毎日のようにこのポジションに入っている私は、肉体的なダメージよりも“精神的なダメージ”を受けている。

というのも… 常に“悪の組織”全体を見ていて“自分がやるべき様々な作業の優先順位”を考えながら、次々と合理的に処理しなければならないのだが… 加齢の影響なのか元々私がボケなのか、一つの作業をやり出すと他の作業に神経が回らないことが多々あり… 「あ、ごめん。そっちが間に合わなかった!」となり、その度に自分が情けなくなるというか嫌になるというか… しかも、最近は“仕分け作業・第二ラウンド”で同じポジションばかりだったので、作業開始直後は気分が乗らなかった。が、どんなに疲れていてもテニスボールを追い掛けてしまうように、動いているうちにスイッチが入ってしまう悲しい習性を持つ私であった…(結局、悪の組織の思う壺だな! ハハハ…)

朝方の“仕分け作業・第二ラウンド”開始直前、「今日は第一ラウンドで“悪の組織”だったから、第二ラウンドは違うだろう」と思っていたのだが… またもや“悪の組織で雑用をするポジョション”だったのでヤル気がなくなってしまった。しかし… 同じポジションに3人いるはずが2人しかおらず、「ヤル気が出ない」とか「間に合わない」とか言ってる暇もなく動きっ放し… 夏でもないのに汗はダラダラ… コップ一杯の水を飲みに行く余裕もなく喉はカラカラ… 誰かが「まだ10分休憩にならないのかなぁ~」と呟くのを聞いて反射的に腕時計を見た私は「ゲゲッ… まだ(私の終業時刻まで)2時間もあるのか! このままじゃ死んじゃうぞぉ~」と思った。

それから約30分後、ようやく10分休憩に入り、コップ一杯の水をゴクゴク… それから間もなく作業再開… その後、ある契約リーダーが“私よりも終業時刻が1時間遅い人たち”に「1時間早く上がれますけど、どうしますか?」と聞いて回っていたので「いいなぁ~ 私も早く帰りたいなぁ~」と思っていたところ… しばらくして「松井さん、1時間早く…」と声を掛けられたので、「自分は定刻までかぁ~」と諦めていた私は「はい! 帰ります!」と即答しながら、思わず万歳してしまった。いや、ホント… 自分でも「後半は動きが悪くなった」と感じるほどキツかったのである。

さてさて、それから2時間後まで作業することになっている人たちに挨拶&作業中に私が失礼なことを言ってしまったにもかかわらず手を振ってくれた女性に頭を下げてから倉庫を出た。いつもより1時間も早いので、駅の売店も自宅近くのスーパーも開いておらず… 食事などを買いに寄ったコンビニから自宅まで徒歩7~8分… それなのに! 途中で“僅か3分くらいの激しい通り雨”に襲われ、「今週は週末までずっと晴れ!」と思い込んでいて傘を持っていなかった私は全身びしょ濡れ… 「あぁ、これが雨男の宿命なのか」と思った。(雨にフラれるだけじゃなく、女性にフラれるのも雨男の宿命だったりしてな。ハハハ…)