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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

運転士に優しくなった!?

2013年03月18日 14時21分04秒 | バス運転士

月に一度の“運転士ミーティング”では、先月の事故映像(または事故になりそうだった映像)を見るコーナーがある。それらを見た後は(良い意味で)精神的ダメージを受けてしまい… いつも以上に慎重な(臆病な)運転になってしまう。

「ガードレールと車の間、通れる… けど… 今、ここで無理して行く必要はないから… や~めた!」と思ってしまうのである。ただ、助手席の乗客に「この運転士、下手クソだなぁ~ 行けるだろう!」と思われているかもしれない。が、何かあった時に、その人が責任を取ってくれるわけではないので… 私は下手クソで結構です。

さて、バスの事故というものは、毎月毎月あっちこっちで起こっていて… 先月も“バスが発進する時に立ち上がった人が転倒してしまった”という事故があったようで、当然のことながら警察にも行ったらしい。

このようなことがあると、必ず「動きますって言わなかったからだ!」「車内ミラーで確認していないからだ!」「ゆっくりと発進しないからだ!」などなど… とにかく「オマエ(運転士)が悪いんだ!」と、近年ず~~~~~っと聞かされ続けてきたのだが… なぜか今回は警察も「あなた(乗客)が立つから悪い」と言ったとか…

その警察官、一体どうしたというのだろうか??? 最近、何か良いことでもあったのだろうか? あるいは、何か悪いものでも食べたのだろうか? いえいえ、それが“常識的な考え方”でしょう。もっとも、その人がタイムマシンで連れてこられた“自動車を見たことも聞いたこともない原始人”というならば仕方がないけれど…