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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

またもや一句… 否、一苦!?

2012年06月24日 18時24分34秒 | バス運転士
あるバス停で2名の乗車があり、扉を閉めて発車… と思ったら、左ミラーに“50~60m後方から、物凄い形相で走ってくる女性”が映っていた(実際に顔が見えたわけではないが、走り方に凄みを感じたのである)。

私は再び扉を開けて、待つこと20~30秒… その女性は「すいま… せん… ゼェゼェ… ありがと… う… ハァハァ…」と言いながら乗ってきた。バス停にいたもう一人の女性は乗らなかったので、私は「その人は、他の行き先のバスを待っているのだろう」と思った。

そして、バスが発車してすぐに「ピンポ~ン!」と降車ブザーが鳴り… 私は「まさか… いや、あの勢いで走ってきたんだから… 次のバスじゃなくて、このバスじゃなきゃダメな場所まで行くはずだ」と思った。

が、次のバス停で降りたのは、その激走した女性のみだった… しかも、降りてから後方へ歩いて行ったのである。この一区間は短い方で、僅か200mほど… いくら無料で乗れるとはいえ… ゼェゼェハァハァするほど走るくらいならば、200mくらい歩いた方が楽だったと思うのだが… 大きなバッグまで持って…

ひょっとして、何事にもチャレンジするのが好きな人なのかな? 「あっ、バスが逃げる! 間に合うか?」と一人で呟きながら走って… その間にも頭の中ではアクション映画のテーマ音楽が流れ続け… 「よし、捕まえた!」と気分よく帰宅して… きっと今夜はいい夢を見ることでしょう。ん? 犯人役は… やっぱり私ですか??? 「ウンウン!」 お、キミは… よぉ~し、ロト6で逃走資金を作るぞぉ~!