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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

超満員での扉開閉

2012年06月05日 21時43分09秒 | バス運転士

朝の某駅を超満員で発車しようとしたところへ、一人の若い男が乗り込んできた。既に乗っていた人たちに詰めてもらって、何とか扉を閉めることは出来たのだが… 一つ目のバス停でも、二つ目のバス停でも、すぐに扉を開閉できず時間が掛かってしまった。

そして、三つ目の“乗客のほとんどが降りるので、中扉(降車口)だけでなく前扉(乗車口)からも降りてもらう”バス停に到着して、私は「扉、開けます」と言ってから扉開閉レバーを操作したのだが… やはり前扉は開かなかった。

私が「前扉内側のセンサーの上に乗客の足が乗っているのだろう」と思った時… 前述の男が「前扉も開けてもらっていいですか?」と言ったのである。私に“前扉を開ける気がない”と思われたのは心外だったので、思わず「アンタがそこに立ってるから開かないんだよ!」と… 言うわきゃないでしょ!

さて、“扉の開閉時に人が近くにいると危ないから”という理由で、バス車内の扉付近にはセンサーが付いている。そして、センサーが人などを感知している場合は扉が開かない(閉まらない)ようになっている。また、扉が“観音開きタイプ”の場合は、扉の動く範囲が広いので、センサーも床に広く敷かれている。古い自動ドアの前にあるマットのように…

既に超満員で“扉が閉まるか閉まらないか”とやっているところへ乗り込んできた人に「なぜ?」と尋ねたならば、「そこに空間があるからだ!」と答えるに違いない。そう… センサーマットの上が空いているから… ならば! 「そのマットの上に乗りたくない!」と思わせればいいのである。マットの上にアレを載せておくとか、マットにコレを塗っておくとか…(この、どアホ!)