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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

遅延理由発 妄想行き

2012年06月04日 21時14分36秒 | バス運転士

始発の某駅を定刻に発車しようとしたところ、一人のお婆さんが走って来るのが見えたので待ちました。そして、そのお婆さんが「このバスは△△に行かないの?」と言ったので、私は「行きません」と答えました。すると、バス停にずっと立っていた若い男性が、その時になって「○○に行きますか?」と言ったので、私は「行きますよ」と答えました。

その男性の着席確認後、すぐにバスを発車させましたが、目の前の信号がちょうど赤になってしまいました。また、その交差点を右折したところに違法駐車車両があり、その手前で対向車が途切れるのを待っているうちに、その先の信号が赤になってしまい… その信号が青に変わって発進したところ、その次の信号が赤になってしまいました。その赤信号だけで2分くらいあると思います。

その交差点を左折して、ようやく一つ目のバス停を通過したのですが、すでに4分遅れでした。それからは、ほぼ順調に走ることができたのですが… 45キロを目安に走っていると、普通に行けるはずの青信号にも間に合わず… ここでは5分遅れとなってしまいました。申し訳ございません。

と… もしも! 六つ目のバス停で怒ったような顔をして待っていたオジサンから「なんでこんな(交通量も乗客も少ない)時間に5分も遅れて来るんだ!」と言われていたら、前述のような説明をすることになっていたかも… 「なんで?」と言われても、一言で片付けられない場合もあるんだから…

さらに、その先の工事による車線規制で5分ほどの遅れが“追加”されてしまい… その後は10分遅れとなってしまった。もちろん、私は「ご迷惑様~」&「すいません~」の繰り返しで… 幸い、誰からも怒られることはなかった。ホント、ありがたいことで…

十数年後のある日… 自宅で「お客さんはみんなええ人ばっかりじゃのぉ~ なぁ、婆さんやぁ~」などと、縁側でお茶をすすりながら言ってみたいものだが… 縁側があるような家に住めないだろうし、お茶も飲めないほどの生活を強いられているかもしれないし、だいたい私の横に婆さんがいないだろうし…

実際には… 橋の下の空間に段ボールを敷いて座り、一度沸騰させた川の水をすすりながら、ゴミ捨て場から拾ってきた○○ちゃん人形に向かって「なぁ、姉ちゃんやぁ~」と話し掛けていたりして…(おいおい!) と、冗談で書いているうちに、頭の中に明確な映像が浮かんできてしまった… ひぇ~!!(アブナイおじさん!)