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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

さすがにココでは…

2012年06月18日 21時19分48秒 | バス運転士
途中のバス停で通勤通学客がドッと降り、乗客数名の状態で走っていた。あるバス停を「通過します」と言って通過したところで降車ブザーが鳴った。私は「次、とまります」と言ってしまった。せっかく考えた昨日の台詞をすっかり忘れて…

そして、坂を登りきった交差点の赤信号で止まった時、一人の男性が通路を歩いてきて…(嫌な予感…) 「すいません、ココで降ろしてもらえませんか? ボタンを押し忘れてしまって…」と言ったのである。

私は「ココで!? ですかぁ…」と言いながら、通過したバス停と次のバス停との距離を頭の中で測っていた。そして、ほぼ中間地点であることを確認すると、私は心を鬼にして(顔はいつも鬼だけど?)「さすがにココでは…」と断り、男性も静かに席へ戻ったのだった…。。。

過去には、バス停通過の瞬間に降車ブザーが鳴った場合、バス停を少し過ぎたところで止まって確認していたのだが… 私の記憶では、ボタンを押した人すべてが「次で降ります」だった。また、時には通過した(しそうになった)バス停で降りた人もいたけれど、その場合は降車ボタンを押さずに「あっ、降ります!」と慌てて叫んでいたのである。

そして、いつ頃からか… 私は、バス停通過の瞬間または直後での降車ブザーに対して、止まらなくなってしまった(もちろん、バス停を通過する前ならば止まるけれど…)。幸い、今日の男性は特に怒った様子もなく、次のバス停で何事もなかったかのように降りて行ったのだが… 何だか悪いことをしたような気分…

さて、話を少し戻して… その男性から声を掛けられた時のように、バスは赤信号で止まることもあり… 昨日の「バス止まるまでお待ち下さい」では不十分であることに気が付いた。よって「バス停に止まるまでお待ち下さい」に変更することにした。が、ボケな私はすぐに忘れて「次、とまります」としか言えないんだろうなぁ…

う~む… 高田純次さんがCMをやっているBIGで6億円でも当たらないかなぁ~! そうなれば松井運転士専用のガイドさんを雇って、必要な案内をすべてやってもらうんだけどなぁ… そして、乗客の要望によっては、あんなことやこんなことまでやってもらったりして…(おいおい!) 「別料金になります!」なんて…(何をやらせるんじゃ!?) そして「バス運転士、車内で××営業」というニュースが流れ… 「事故を隠して、※※を隠さず」なんて言われたりしてね。ハハハ…