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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ごめんねバーチャン

2012年06月14日 19時50分39秒 | バス運転士
午後6時頃、20名ほど乗せてA駅を発車した。バス停1つ目、2つ目、3つ目と… 「こんなに乗るんだっけ?」と思うくらいの乗車があった。私は「このまま乗客の多いB駅に行ったらどうしよう?」と不安になったが、その後は少しずつ降りて… 私の目測での乗車率=約50%でB駅に到着した。

案の定、B駅の乗り場には乗客の長い列が… その人たちの乗車に時間がかかり、その間に何杯ものおかわり… 否、何人もの乗客が走ってくるくるくる!そして、前扉(乗車口)が閉まるかどうかという状態になり、私は「そのマットの上に乗られていると、扉が閉まりませんので… もう少し中へ入ってもらえますか?」と言って、なんとか扉を閉めることができた。

その時点で既に5分遅れ… B駅のバスターミナルを出る信号も青… その時! 左ミラーに後方から走ってくる一人のお婆さんの姿が映っているのに気付いたのだが… 「ここで開けたら、再び扉を閉めるのに時間が掛かるだろうし、信号も赤になってしまうだろうし、さらなる乗客も走ってくるだろうし… まぁ、時間的にも路線的にも本数は多い方だから…」と瞬間的グルグル思考をした私は、心を鬼にしてバスを発車させた。

もしも、これが1日に数本しかないバスで「2~3時間も待たなければならない!」とか、真夜中の最終バスで「朝まで待たなければならない!」とか… だったら「青信号の一回くらい待つか…」となったかもしれない。また、これが100年に一度しか走らないバスで「100年も待たなければならない!」ということであれば、私も「もう一年くらい待つか…」となったでしょうね。(ウソ!)