まぜごはん

ミーハーなマチルダが気まぐれに
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欲望の法則 ~ 初めて観たアルモドバル映画

2020-06-30 15:27:49 | 映画 ヨーロッパ

ものすごく久しぶりに「欲望の法則」を鑑賞。

アルモドバル監督の映画を初めて観たのがこの映画でした。その時はレンタルビデオ(VHS)で観たと思うのですが、今回DVDで鑑賞。

87年のスペイン映画。

映画監督パブロの新作の上映会が開かれ、観客のひとりがアントニオ。

映画に陶酔しきっているようでパブロにつきまとう。

パブロにはファンという恋人がいる。

右のカーリーヘアの男の子がファン。

ファンはしばらく田舎(海の家みたいなのをやっている)へ帰るので「手紙書いてね。浮気しないでね」

みたいなことを言って田舎へ帰ったけど、パブロはついついアントニオと関係してしまう。

このアントニオの「はじめて」のシーンがういういしくてやたらかわいいです。

アントニオとはちょっとした遊びのつもりだったけれど、アントニオの方は「本気」と書いてマジと読む?!

パブロの困惑も顧みずやたらと世話を焼きまくり、パブロのファンへの手紙を盗み見て嫉妬の炎を燃やす。

まずいと思ったパブロがやんわりと「君とは付き合えない」みたいな手紙を渡すも

「あれ、捨てたよ、本気じゃないでしょ?僕のこと好きでしょ?」

って感じで聞く耳を持たない。ポジティブといえばポジティブなんですけど思い込みが激しくて粘着質のどうしようもない困ったちゃんだったのです。

 

アントニオも実家へしばらく帰るので(実は田舎の名士のご子息)

「手紙書いてね。でも男の名前だと母が気にするから名前は女性名前にして」

と言われ仕方なくラウラ・Pという女性名で手紙を書くのですが、この女性名がのちのちややこしいことに発展します。

 

パブロ ファン アントニオの三角関係もどろどろですけどパブロの兄のティナ(右)がまた

「神学校で神父様に・・・」+「両親が離婚したのは私のせい、私とパパは・・・」という過去あり。

これ以上のどろどろってある?!

そして兄は姉になった・・・。演じているのはカルメン・マウラです。

この人もアルモドバル作品の常連ですね。

アントニオが思い込み激しくて粘着質で身勝手で・・・というとんでもないヤツなんですが、なぜか映画が終わるころにはいじらしくてかわいい存在に変わっていました。

この映画は初めて観たアントニオ・バンデラスの映画でもあります。

 

 

 

 

 


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