By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-10-11 更新:2022-10-11
経済アナリストの森永卓郎
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森永 卓郎(もりなが たくろう、1957年7月12日 -65歳 )は、日本の経済アナリスト、エコノミスト、タレント、獨協大学経済学部教授。
専門は、マクロ経済・計量経済・労働経済・教育計画、オタク文化論など。愛称・通称は「モリタク」。
長男は証券アナリスト、経済アナリスト、実業家である森永康平、
父は元毎日新聞社記者[注 1]、獨協大学外国語学部教授の森永京一。
〇主張
森永は自身の主張について、左翼であると称しており、社会民主主義の政策を推し進める事を主張している[37]。
父である京一が第2次世界大戦中、海軍予備学生として招集され特攻隊員となり、特殊潜航艇・蛟龍の訓練中、広島沖で原爆投下を目撃[37][38] した経験を聞いたことが、後述の安全保障施策に対しての主張に繋がっている。
いま唯一と言ってよいほど自由に物が言えるのが、書籍の世界であるとしている[39]。
〇経済
安倍晋三の経済政策「アベノミクス」について「アベノミクスによって恩恵を受けるのは、(輸出製造業の)大企業と株価の上昇で潤う資産家だけとなる公算が高い。
安倍晋三の経済政策「アベノミクス」について「アベノミクスによって恩恵を受けるのは、(輸出製造業の)大企業と株価の上昇で潤う資産家だけとなる公算が高い。
デフレ脱却が図られたとしても、直ちに労働者の賃金が上がる環境にはないので、庶民の生活はすぐにはよくならない」と述べている[52]。
〇自民党政権批判
前述の小泉政権時代の小泉純一郎並びに竹中平蔵に対して反政権批判を貫き通している。
特に小泉政権時代は発言内容が過激であったため、森永の発信を公安調査庁が定点観測しており、後刻、本人が公安調査庁に呼び出され、発言内容のスクラップファイルを見せられた経験を2016年元日に放送された、『しくじり先生 俺みたいになるな!! 2016しくじり初め元日SP』(テレビ朝日)にて明かしている[60]。
また、第2次安倍内閣以後、森永は変わらずに反自民党政権の発信をしていたが、『森永卓郎はビビッてニュース番組やワイドショーに出演しない』と称されたり[注 8]、2015年時点の普天間基地移設問題のVTRコメントにて「海兵隊は占領にいく部隊だから海兵隊が日本を守ることはありえない。日本がアメリカに逆らった時に、日本を占領するために常駐していると思っている」と発言した事に対し制作側からお蔵入りになった経験がある[61]。
最初はリベラル派を自称するコメンテーターがワイドショー、討論番組のオファーが減り干されており、その原因が安倍政権のプレッシャーと主張していた[62]。
しかし、本人は毎日新聞で主張した事と違う考えを示し、放送局の制作スタッフの側が主張の根拠をシッカリ説明出来ない専門家を起用する事に対して敬遠している事や[61]、後に「国民からのニーズが無くなって来た」事が原因であると説明していた[63]。
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が10月11日(火)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。
10日にノーベル経済学賞を受賞した元米連邦準備理事会(FRB)議長のベン・バーナンキについて、「納得できない」と疑問を投げかけた。
今回の授賞理由は「金融危機における銀行の役割」とされ、ベン・バーナンキは、FRB議長在任中、2008年の米金融大手リーマン・ブラザーズ破綻をきっかけとした深刻な金融・経済危機に対処していた。
森永は「金融緩和は正しい政策だったと思うが、納得できない部分がある」と、今回の受賞に疑問を投げかけたうえで「住宅ローン会社も、サブプライムローンに問題があるのは気づいていたのに、ローンの返済を受ける権利を証券にして、商品として世界中で売ったんです。」と、改めてリーマンショックについて解説。
続けて「その“インチキ金融商品”にアメリカの格付け会社がAAAの評価を与えた。
つまりアメリカの金融業界が総ぐるみで、ある種の投資詐欺をやったわけです」と当時の問題点を訴えた。
バーナンキはその時どのように関わっていたかについて、森永は「金融緩和でお金を出すのと同時に、その金融会社を大規模な公的資金を投入して救ってしまったんです」と語り、救済ではなく、責任を追求すべきだったと指摘。
「結局、彼らを救ったことによって投機家たちが生き残り、今またアメリカでバブルが起きている」と、現在起きているドル高の一因には、当時のバーナンキの対応(注1)
に問題があったのではないかとも語った。
(注1)2022年ノーベル経済学賞受賞ベン・バーナンキ 金融危機時の金融政策
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/d6ef841c3b7eabcc13e1ae5a826c69ad
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/d6ef841c3b7eabcc13e1ae5a826c69ad
最後は「バーナンキではなく、私にノーベル経済学賞をください!」と冗談めかして訴え、この話題を締めくくった。