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ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

18/9西大陸,リスク, 中国マネーはアフリカをむしばむ麻薬なのか

2019-08-30 20:17:39 | 連絡
Chinese Aid and Investment Are Good for Africa
2018年9月18日(火)16時20分
J・ピーター・ファム (大西洋協議会アフリカセンター所長)
 アブドゥル・サラム・ベロ (同アフリカセンター客員フェロー)
 ブバカールシド・バリー (世界銀行アフリカグループⅡ理事長)
今年3月にレックス・ティラーソン米国務長官(当時)は、「中国の投資はアフリカのインフラ格差(の是正)にとって有望だ」と認める一方で、「不透明な契約や(借り手に大きな負担がある)略奪的融資、買収が横行する取引がアフリカを借金漬けにして主権を弱体化させ、長期的かつ自立的な成長を阻んでいる」と非難した。
例えば、アフリカ東部の小国ジブチ。アメリカは02年からここにアフリカ最大の軍事基地を置き、アフリカ東部やアラビア半島南部の対テロ掃討作戦の拠点としている。
一方で、人口95万人足らずのジブチが中国から受けている融資は、この2年だけで14億ドルに上る。ジブチのGDPの4分の3以上に当たる額だ。
中国はこの資金の大半を活用して、中国企業が所有する港湾施設の隣に昨年、初めての国外の軍事拠点となる基地を開設した。米軍基地から十数キロと近く、今年5月には米軍機の操縦士にレーザーが照射されるという妨害行為が起きた。

ただし肝心なのは、中国の経済支援そのものが本質的に善か悪かという話ではない。アフリカ諸国が中国のカネを使って何をするかだ。
アフリカで不動産と資源の競争が激化していることは、理論上は、アフリカ諸国の政府の交渉力を強化する。問題は、アフリカの指導者がこの好機にどう対処できるかだ。あるいは、短期的な利益をもたらしても、長期的に多大なコストを生むような取引に甘んじてしまうかもしれない。
好機をうまく生かしている点で、ケニアの事例が参考になる。同国のウフル・ケニヤッタ大統領は今年8月末に訪米し、ドナルド・トランプ米大統領と会談。首都ナイロビと南東部の港湾都市モンバサを結ぶ高速道路の建設事業における融資契約を取り交わすための協議を進めることで合意した。このプロジェクトは米建設大手ベクテルが受注している。
ワシントンからとんぼ返りしたケニヤッタはFOCAC出席のため北京に向かった。ケニアでは昨年5月末、ナイロビとモンバサを結ぶ鉄道が開業したばかり。中国が出資、建設、運営を一手に担ったこの鉄道を手始めに、ケニアは中国からさらなる投資を引き出そうとしている。
中国資本の鉄道に加え、米資本の高速道路が完成すれば、ケニアは東アフリカの物流センターとして目覚ましい成長を遂げる可能性がある。
だが問題はアフリカのほかの指導者もこれを見習うか、だ。お粗末な統治や財政運営をごまかすために外国の援助に頼るなら、中国の「無条件の援助」は危険な麻薬になりかねない。
中国のアフリカ支援を「新植民地主義」とみる向きもある。資源を収奪し、最終製品を売り付けるばかりで、技術はほとんど移転されないというのだ。
しかしアフリカの指導者が中国の援助を戦略的に活用すれば、必要なインフラが手に入るばかりか、経済の持続的な成長も可能になる。世界銀行の試算によれば、アフリカ諸国がそれ以外の開発途上国の中央値並みにインフラを整備できれば、1人当たりGDPの伸びは年率1.7%に達するという。
From Foreign Policy Magazine
<本誌2018年9月18日号掲載>
[2018年9月18日号掲載]


 

19/8西大陸,リスク, アフリカ開銀総裁、中国の「債務のわな」否定日中は「補完的役割を」

2019-08-30 16:13:53 | 連絡
[横浜 30日 ロイター] - アフリカ開発銀行のアデシナ総裁は30日、
中国がアフリカ諸国を債務のわなに陥れようとしているとの見方を否定し、
中国は他国と同様、インフラ資金の不足を補うため重要な投資を提供していると強調した。(注1)
(注1)
もう1人の受賞者アキンウミ・アデシナ博士は、コメの生産と小規模農民の融資利用の拡大、農業部門への民間投資誘致、肥料業界の腐敗要素の一掃、優れた農業政策の確立の先駆者となった。

2006年のアフリカ肥料サミットで、博士は2030年までにアフリカの飢餓を撲滅することを掲げ、アフリカ・グリーン革命に向けた肥料に関するアブジャ宣言の実現に主要な役割を果たした。

アキンウミ・アデシナ博士は現在、アフリカ開発銀行(AfDB)グループ総裁として、アフリカ全体の多数の人々の生活向上を目指す「ハイ・ファイブズ(The High 5s)」を推進している。

鮮鶴平和賞委員会委員長の洪一植博士は「鮮鶴平和賞は『人類一家族』のビジョンに基づいて設置され、2019年の鮮鶴平和賞はアフリカの人権と人間開発に特に注目している」と語った。

鮮鶴平和賞は平和と未来世代の幸福に大きな貢献をした個人と組織をたたえるものである。賞には100万米ドルの賞金が含まれ、授賞式は2019年2月11日に
韓国のソウルで開催される
アフリカ開発銀行 総裁
2015年度年次総会にて選出 アキンウミ・アデシナ新総裁 (2015/9-2020/8)