寒さに強いバナナ」の収穫が宇佐市上乙女で始まった。市内の農業法人「OTOME(オトメ)」が凍結解凍覚醒法という特殊な技術を使った苗を植え、熱帯以外での栽培に成功した。県内でバナナの生産は初めて。地区名から「乙女ばなな」と命名した。安価なバナナを1本600円ほどの高級ブランド産品として売り出す。市のふるさと納税返礼品にも加える。辛島光司社長は「市の新たな特産品にしたい」と話している。 大久保さんは「夢がある園芸だと思う。バナナでみんなを笑顔にしたい」。辛島社長は「試行錯誤を続けながら、同じ苗を導入した宮崎県や鹿児島県の農家と情報を共有して包括的なブランドをつくる」と語った。