<共助>。少子高齢化人口減少社会問題解決事例
2019-6-24、528.フランス・ヴァレオ(Valeo)は、車内に置き去りにされた幼児やペットの存在を検知するシステムを開発した(図1)。天井に79GHz帯のミリ波レーダーを配置することで、熱中症による死亡事故を抑制する。2022年の量産を目指す。Valeoが実用化の時期を2022年に設定したのは、自動車の安全性を評価する欧州機関「EuroNCAP」の動向を見据えてのもの。EuroNCAPは、幼児置き去り検知システムを備えた車両に対し、2022年以降に評価上のインセンティブを与える方針である。最高評価の5つ星を獲得するために、自動車メーカーは「幼児置き去り検知システムの採用は避けて通れない」(ヴァレオジャパンビジネスデベロップメントCICイノベーティブマネージャーの小谷純也氏)。幼児置き去り検知システムへの関心が高まっているのは欧州だけではない。北米でも「搭載の義務化に向けた議論が始まっている」(同氏)。「米国だけで年間30~50人の子どもが車内の置き去りによって熱中症で命を落としている」(同氏)という事実が背景にある。日本でも毎年、多くの車内置き去り事故が報告されている。出典:2019/06/07 11:00。久米 秀尚=日経 xTECH/日経Automotive。https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/at/18/00006/00153/?i_cid=nbpnxt_reco