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劇団四季のミュージカルを中心に主観たっぷりで綴っております

オペラ座の怪人 5/28(土) マチネ

2005-05-29 | オペラ座の怪人
突然の東京行きにも関わらず、土日で3公演しっかり見てきました。
日曜日(今日)はオペラ座の怪人ではなく夢から醒めた夢でしたけどね。
今日はオペラ座の怪人の感想のみです。
気になったシーンのみで。

ハンニバル
今日はとにかく荒井さんに釘付け!
やっぱり荒井さんの踊りはすごくきれいなんですよね~。カワイイし。
今日初めて気づいたんですが、このリハーサルが終わった後
林さんアンドレ、メグの傍に行ってパチパチとメグに拍手送ってるんですね。
今まで全く気づきませんでした(^_^;)
荒井メグ、マダムが支配人に2万フランの話をしてる時
指を折りながら数えてるんですね~、めちゃくちゃカワイイんですけど。

Think of Me
沼尾さん、あまり声が出ていませんでした。
2幕からはだいぶ持ち直した感じでしたが、マチネはあまり声の調子が
よくなかったのかもしれません。
でも可愛かった~!沼尾さんの笑顔は屈託がなくて本当にカワイイ。
福岡で見ていたときも、沼尾さん笑顔は可愛いと思ってたんですよね。
でもそれ以上にムッツリ顔が気になって勿体ないと思っていたのですが
東京では見違えましたね、本当に。

ミラー
‘私の~’から今日は結構激しかったですね~。
このシーンを聞きながら改めて思ったのですが「海」は音の響きが
悪いのかな?このシーン、シティ劇場で聞いているときは
劇場中に高井さんの声が響き渡って毎回凄くゾクゾクしていたのですが
「海」では何か物足りない。
オーケストラの音量が小さいのもあるのかもしれませんが…
せっかくファントムの最初の登場シーンなのに残念です。
ここでの沼尾さん、ファントムの声に気づくと目がキラキラうるうる。
とっても嬉しそうです。

The Phantom of the Opera
マチネの席は下手寄りだったのでボートからクリスティーヌを降ろして
下手側に二人がいるシーン、表情がよく見えました。
高井さん、妖しく薄ら笑い(ドキドキ)、クリスティーヌを操るような
手つきが色っぽいです。そしてファントムに操られる沼尾クリスティーヌ、
目を輝かせて嬉しそうなんですよ~、もうここから二人の繋がりをバンバン
感じることが出来て嬉しかったなぁ。

The Music of the Night
高井さん、マイクの音量を上げているのか声量いっぱいで歌っているのか
凄く声が大きく聞こえます。7週目ですしかなりお疲れかもしれない…と
見る前は思っていたのですが、そうでもなかったです。
ただ、高井さんやっぱり歌い方変わったと思うんですよね。
もっとしっとり柔らかくじっくり歌っていたような気がするんですよね、福岡の時は。
劇場の音の響き、オーケストラのテンポなど色々な要因はあるのだと思うけど
ちょっと大味になった気がしないでもないです。
それでもやっぱり高井さんの歌声は妖しい色気があって大好きです。

支配人のオフィス
青木さんと林さんはいつ見ても完璧!この二人大好き!!
今日は妙に佐野さんがカッコよくみえちゃって(笑)
メグと肯き合うところも優しさいっぱいで…

イル・ムート
佐藤さん痩せられましたよね~(笑)
それはどうでもいいのですが、ここでクリスティーヌを見守る佐野さんの
眼差しのこれまた優しいこと!
ファントムの声が聞こえ、「あの人だわ、私には分かるのあの人よ!」
と言うクリスティーヌですが、沼尾さんもうこの台詞を言ってる時には
頭の中にファントムしかないでしょ~って感じでした。
その後舞台の中央で突っ立ている時ももう現実の世界にはいないよう。

屋上
ちょっとあどけなさの残る沼尾さんのクリスティーヌの事を佐野ラウルは
愛しくて愛しくてしょうがない…そんな感情が伝わってくるようでした。
この二人やっぱりラブラブべたべたでした~(>_<)
でもひたすら愛してくれるラウル、それに応える沼尾クリスティーヌですが、
やっぱりファントムが心から離れないんですね…
愛を確かめ合った二人のシーンなのに、なぜか切なくなってしまって
ちょっと涙が溜まってしまいました。

墓場
沼尾さん、ひとつひとつの言葉に本当に心をこめて歌っているのが
よく分かります。歌にも抑揚がありますし、表情もとてもいいので
かなりぐっと来ました(T_T)
ファントムの声が聞こえると、ちょっと沈んでいた表情に笑顔が戻り
目が輝きます。高井さんとの声の相性も抜群ですよね~!
鳥肌立ちました。
高井さん、今日は怒り具合が凄かった(@_@;)
東京では結構激しく怒っているのを見ていますが、この日は今まで
見たなかでもかなり怒りレベルは高かったような…
クリスティーヌが愛しいが故のあの怒りなんでしょうね。

The Point of No Return
高井さんの歌、ちょっと繊細さがなくなったかなぁ~と思うのが
このシーンなんですね。もっと囁くように歌って欲しいな…
沼尾さん、色気アップしたような気がします。
お酒を飲む前と飲んだ後の表情が全然違いますもんね。
幼い雰囲気の沼尾さんだからこそ、色っぽくなった時とのギャップが
あっていいと思います。
私、ギャップに弱いから(笑)
ここで以前と少し変わったな~と思ったのが、高井さんがクリスティーヌの
後ろで少しですが以前より長く立っていますね。
福岡のときに比べるとまだまだ短いですが、以前のようにさっさと
隣に座ってはいませんでした。
そして座る位置がちょっとクリスティーヌと離れちゃった?
たまたまかと思ったのですが、ソワレでも離れていたので変えたのでしょう。
この前見たときは割とすぐ傍に座っていたので、顔を近づける沼尾さんと
かなり至近距離になってドキっとしたのですが…ちょっと残念。
でもその分、座った後にぐっと身を乗り出してクリスティーヌに
顔を近づけようとはしていました。だからハっと顔を背ける動作が
分かりやすくなっていたように思います。
クリスティーヌの手を握って話さないところでは物凄く力強く握っているのが
分かって心拍数上がりました~~~(>_<)
そしてここからはもう目が潤みっぱなしだったんです。
ファントムのマントを捲るときの沼尾さんの表情が泣きそうだったんですね…
ファントムに指輪をはめられ仮面をはがす時も目が潤んでるんですよ。

ファントムの隠れ家
‘母にも嫌いぬかれて~’と歌い始める前に、ほんの一瞬ですが
高井さんに笑みがみられました。本当に一瞬でしたけど…
下手よりだった為、本当によく沼尾さんの表情を見ることができたのですが
沼尾さん、前回見たときより柔らかくなっていたように思います。このシーン。
‘醜さは顔にはないは~’を歌っている時の表情が本当に柔らかくて
ファントムが自身の醜さを恨んでいるのに対し、違うのよ…とでも言っているよう。
高井さん、ここの怒りが本当に凄かったんです。
‘支度はできた手を合わせて頼むのだ~’の‘手を合わせて~’と言うところで
脚でバンっと床を叩いてました。しかもかなり激しく…大きな音がしてましたから。
あまりの怒りで自分でも何が何だか分からなくなっているんじゃないかってくらい
物凄い取り乱しよう。
もちろんクリスティーヌを引き寄せるのも乱暴に激しく。
沼尾さん、‘憎しみにかわる~’の口調に感情がこもってるのですが
顔を上げると涙ぐんでいて、ベールを外すときもファントムをずっと見てます。
でも、怒りの表情ではないんですよ。
沼尾さん、感情が高ぶっていたのかベールを外すタイミングがいつもと違っていました。
顔を上げた高井ファントム、もう心はボロボロという感じ。
それでも更にクリスティーヌを追い詰めるんですよね…
もう止めなよ~!クリスティーヌはあなたのことをこんなに慕ってるのに…と
思ってしまいました。
ラウルを庇おうと手を広げる沼尾さん、涙が流れてしまうんじゃないかってくらい
目が潤んでいます。
‘絶望に生きた哀れなあなた~’と言ってキスをするまでの沼尾さんを見ると
決してラウルを助ける為だけのキスではないのがよ~く分かります。
一度目のキスの後の高井さん、体の力が抜け気ってしまって
子供のようにただただ力なく立ち尽くしてるんですが、沼尾さんの抱擁が
温かくて優しいんですね…(;_;)
恋人に対する愛情とは違うのかもしれませんが、愛に溢れたキス・抱擁で
もう切なくて切なくて…
舞台序盤ではただ可愛らしくて幼いクリスティーヌが終盤では大人の女性に
成長していく…今回の沼尾さんがまさにそれでした。
慈愛に溢れ、終盤は哀れで小さく見えるファントムを大きく包み込んで
あげていました。高井さんのファントムもそんなクリスティーヌの愛情を
感じることが出来なのではないかな~。そんな気がしました。
そして嬉しかったのが、ラウルの綱を切る前に高井さん以前はクリスティーヌを
一度見ていたのですが、今まで見た東京公演では全く見ることはなかったんですね。
でも、土曜日はマチネもソワレも見てました!
指輪を返すシーン、沼尾さん今にも涙が流れてしまいそう。
そしてなかなか去らないんです…このままファントムと一緒にいちゃうの?
ってくらい離れない。
振り返って捌けて行くときもすぐには走り去らず本当に辛そうでした。
一人残された高井ファントムですが、本当に独りぼっちになったのではないと
思いました。クリスティーヌは去ってしまったけど二人はずっと
どこかで通じ合っているんだろうな~と思わせてくれる最後でした。

オペラ座の怪人  高井治
クリスティーヌ・ダーエ  沼尾みゆき
ラウル・シャニュイ子爵  佐野正幸
カルロッタ・ジュディチェルリ  種子島美樹
メグ・ジリー  荒井香織
マダム・ジリー  西島美子
ムッシュー・アンドレ  林和男
ムッシュー・フィルマン  青木朗
ウバルド・ピアンジ  半場俊一郎
ムッシュー・レイエ  深見正博
ムッシュー・ルフェーブル  鈴木周
ジョセフ・ブケー  岡智

オペラ座の怪人 3公演を見て

2005-05-03 | オペラ座の怪人
先週末の観劇はどれも素晴らしく大満足で帰ってくることができました。
前回の観劇では心から浸ることができずちょっと心残りだったのですが
今回はどっぷり浸ってくることができました(^_^)
本当に行ってよかったです!
特に今週からのキャスト変更を見て、先週のチケットを取っておいてよかった~
偉いぞ自分(笑)って思いましたから。

先週月曜日のキャスト発表の時点では、内海さんの交代に落ち込んでいたのですが
結果的に佐野さんのラウルを見ることができて本当によかったです。
佐野さんって、本当に深みのある演技をされるんですね~。
人によっては濃すぎると思うかもしれませんが、私にはあの濃さがよかった!
福岡でも何度か見ているのですが、約一年ぶりに見て改めて佐野ラウルの
魅力を発見できたような気がします。
その佐野さんがいたからでしょうか?
主役3人の関係がとても深く濃厚に感じたんですよね。
あ、でもこれは沼尾さんの演技もかなり影響していたかもしれません。
沼尾さん、福岡の頃と比べると本当に変わりました。
正直言って、福岡で見たときは「早く村田さんに交代してくれないかな」
なんて思っていたのですが、今は沼尾さんのクリスティーヌで見たい!と思う程です。

沼尾さんの誰かの助けが必要なクリスティーヌに対して、優しく包んであげる
佐野ラウルは本当にぴったりだったと思います。
そんな頼れる優しいラウルにクリスティーヌは全てを委ねているように見えました。
だけど沼尾さんのクリスティーヌ、やっぱり心はラウルよりファントムなんだ…と
思わせてくれるんですね。
最後の地下のシーン、沼尾さんクリスティーヌはやっぱりファントムを慕ってますよね?
だって表情が…これは見ないと分からないですね。
ファントムを哀れみながらも表情は凄く柔らかくて…
ファントムに対するキスもラウルを助ける為だけじゃないような気がします。
ファントムとクリスティーヌの間にはラウルにも入り込めない何かがあるような
気がして、本当に最後は悲しいけど救われました。

高井さんは復帰後3週間ということもあり、歌の方は心配なく聞けましたし
もちろん演技の方でもしっかり感動させてもらいました。
相変わらずThe Music of the Nightではクリスティーヌを目の前に
とても嬉しそうに歌われていましたし、特に今回は口元の悪戯な笑みが
忘れられませんね~。
自分に操られているクリスティーヌを見て大満足してる高井ファントムは
何だかちょっと可愛くみえました(笑)。
エンジェル像の中での高井ファントム、福岡の頃に比べると‘ぞ~~~’が
明らかに短くなっているのですが、5/1は久しぶりに長い‘ぞ~~~’が聞けました。
ここでの怒りも凄いのですが、やっぱり最後の地下ですよね。
‘支度はできた手を合わせて頼むのだ’と言いながら手を合わせる仕草をするところ
すごく好きなんですよね。
でも高井さん、あんなに叫んじゃって大丈夫なんでしょうか。
喉に負担かかるなら最後の‘お願いだ~’はもうちょと軽めでも私は大丈夫ですよ(笑)。
はぁ…高井さんのファントムは本当に素敵です
見るたびに心を持っていかれてしまって大変です(^^ゞ

出来ることならまたこのメンバーで見たい…でも難しいだろうな~。
美女と野獣が始まるし、夏には続々と演目が待っていますしね。

実は今、ネットカフェに来ています。
自宅のパソコンは余りにも遅くて書く気にならないので(-_-;)
壊れたパソコンは本日、サポートセンターに旅立っていきました(涙)。
そして中身がきれいになくなって戻ってくるかもしれないのね(号泣)。

気を取り直して、今から買い物に行ってきます!
まずはサンダルを探さなくては…可愛いのは今のうちに買っておかないとね!

オペラ座 の怪人 5/1(日)

2005-05-01 | オペラ座の怪人
今日の舞台もとても素晴らしかったです。
スタンディングされている方も数人いらっしゃったようです。
今日の感想も簡単にいきます。

高井さん、今日もマイク音量が大きかったようです。
劇場中に高井さんの歌声がぼわ~~~んと響いていました。
高井さんの声は大きく聞こえてもやっぱりオーケストラの音量は物足りないですよね。
迫力に欠けるんですよね。ナンバーによっては大音量で聞きたいのですが・・・
更に今日は変な音よく出していたように思います(-_-;)。

舞台の感想としては以前の2回と同じような感じですが、今日は
とにかく高井さんの表情に涙でした。
最後の地下のシーンは昨日、一昨日よりも激しかったですよ~。
沼尾さんを引き寄せるのもすごく乱暴で強引でした。
ファントムに‘さぁ選べどちらか’と言われ倒れ込む沼尾さんの表情が
とても印象に残ってます。絶望的な表情されるんですね。
そして、クリスティーヌに‘さよなら裏切りの友~’と言われ
顔を上げたときの高井さんの表情が今にも泣きそうで・・・
ここは沼尾さんも泣きそうになってるんですが、今日は高井さんも弱々しくて・・・
そこから後はもう高井さんから目が離せませんでした。
ベールを抱き上げる時の表情も頭から離れないですね~。
クリスティーヌに去られ、ひとりになってしまうファントムですが
身体は一人ぼっちだけど、クリスティーヌはずっとあなたの事を忘れずに
生きていくのよ・・・とちょっと精神的に救われるような気持ちになりました。
これが冒頭のオークションシーンに繋がるんでしょうね。

舞台を見ていて気付いたのですが、岡本さん指をならすような仕草を
よくされていましたがクセなんでしょうね。
昨日から気付いていたのですが、一度目に入ると気になって気になって^_^;
あと、今日は青木さん途中でタンがからんでしまったようで、聞いていても
あ~喉にタンがからまってる~~(汗)って感じだったんですね。
青木さんもこのままじゃ歌えないと思ったんでしょうか、林さんが歌っている隙に
グフグフ・・ゴホッ、と咳をしていました。
マイクが音拾ってしまうから、こういう時大変でしょうね~役者さんは。
青木さんもなるべく音が出ないように頑張ったんでしょうけど、ちゃんとマイクは
拾っていました(笑)。でもそのおかげでその後は問題なく歌われていました^_^;

本当はもっと書きたかったのですが、ちょっとその余裕がなくて・・・
というのも家のパソコンが故障していまって、先程サポートセンターに電話したら
ハードディスクを初期化しなくてはいけないかもしれないという衝撃の言葉を
聞かされ、今凄く動揺しております(-_-;)。
今のパソコンが故障するのは2度目で、1度目は初期化せずに済んだのですが
今回の症状はどう見てもハードがおかしいということ(T_T)。
今使っているパソコンは以前に使っていたもので、遅い遅い(涙)。
これならまだiMacの方が早いのですが、使いにくいし(涙)。
あぁ、初期化なんてことになったらとんでもないですよ。どうしよう・・・
いやな予感がするなぁ。

せっかく大満足の3日間を東京で過ごしてきたのに帰ったらとんでもない
現実がまっていました(-_-;)何てこったい・・・



オペラ座の怪人 4/30(土)ソワレ

2005-04-30 | オペラ座の怪人
マチネ、ソワレを続けて見ると結構疲れますよね^_^;
でもそんな疲れも飛んでしまうくらい素晴らしい舞台でした(^_^)。
今日こそは簡単にいきます。

まず高井さん、ミラーから昨日とは違っていました。
今日は高井さんの歌声がとても大きく聞こえたんですが、多分マイクの
音量を上げていたんでしょう。ブレスもよく入ってました。
The Music of the Nightは昨日より聞き応えがありうっとりしてしまいました
高井さん笑みを浮かべて歌ってるんですが、口元の笑みが何とも怪しくて(>_<)
自信に満ち溢れたファントムでした。が、そんな自信満々なファントムだから
マスクを取られたあとの小ささが哀しいんですよね。
ただ今日のこのシーン、沼尾さんの胸元かなり際どかったです。
ハンニバルの衣装大きいのかな?
カパっと隙間ができてて中が…見えそうでした。というかかなり見えてた(笑)。
高井さんも思わず目が行っちゃったかな~なんて思ったり(爆)
沼尾さんも昨日より今日のほうが声が出ていたように思います。

昨日も言いましたが、屋上のシーンで佐野さん沼尾さんを回す回す。
すごい遠心力で沼尾さん、ものすごく体が浮いてましたし(笑)。
舞台と体が平行になるんじゃ…というのは大げさですが、それ位の勢いです^_^;
きっと佐野ラウルとしては、屋上でクリスティーヌと愛を確かめ合った
というあまりの喜びで、あの勢いになっちゃうんでしょう…
ということにしておきます(笑)。

今日の舞台はThe Point of No Return以降が特によかったと思います。
あ、そういえばThe Music of the Nightもそうなんですが、以前ほど
テンポは速くないですね。いつもテンポの速さに違和感を感じていたのですが、
昨日も今日も感じませんでした。
特にThe Point of No Returnはあまりテンポが速すぎるとちょっとね…
ここの高井さんと沼尾さん今日は本当にドキドキさせてくれました。
やっぱり高井さんの手の動きは官能的ですし、沼尾さんは前回見たときと
ちょっと演技、歌い方が変わっていたように思います。
自分の体をなぞるところの動き・表情にドキドキしましたし、
‘二人きりの物語がはじまる’の最後の‘まる~’の歌い方の色っぽいこと!
その後ファントムの手に自分の手を絡ませるしぐさも脱少女って感じ(笑)。
そして高井さんの‘クリスティーヌ君が全て’の台詞。
今日は何だか凄く気持ちがこもっていたように感じました。
本当に彼女が全てなんだなぁ~って。

今日も新しい発見がありました。ラウルがマダムに地下に案内してもらう前に
メグが‘私も行きますわ!’って言うでしょ、‘あなたはダメ’とマダムに
言われるのですが、佐野ラウルはその後メグの手を握って大丈夫だよ…
とでも伝えているような優しい顔をするんですね~。
他のラウルもこんなことしてましたっけ?
何回も見てるのにあやふやだなぁ(汗)。
佐野さんのラウルはクリスティーヌだけでなくて他の人にも本当に優しい。

最後の地下のシーン、もう少しで涙が流れるところでした(;_;)
いつもだったら高井さん一点集中なんですが^_^;、今日はどこを見ていいのやら…
沼尾さんが‘さよなら裏切りの友’と顔をあげると、今にも泣きそうな顔してて…
沼尾さんのクリスティーヌは心からファントムのことを嫌えないんだと思います。
というかクリスティーヌはそうだと思うんですが、演技によっては嫌うどころか
眼中にないように見えたりもするので^_^;
沼尾さんはファントムにキスしたあとの抱擁、ぎゅ~っと抱きしめるんですね。
ラウルに引っ張られて出て行くときも何度も何度も振り返ります。
(ここの演技は本当に佐渡さんとは全く違うので比べてみると面白いかも)
最後、クリスティーヌはラウルと去っていくけど心はいつまでも繋がって
いるんだろうな~と感じさせてくれました。
それにいつもは憎たらしいラウルですが、佐野さんのラウルなら
クリスティーヌを幸せにしてくれるだろう…安心して任せられます(笑)。

今日は本当に大満足の舞台でした。
明日もう一回見れるのはうれしいけど、あと一回で終わるのも寂しい。

オペラ座の怪人 4/29(金)

2005-04-29 | オペラ座の怪人
6週間ぶりに「オペラ座の怪人」を見てきました。
あと二日見る予定なので、今日は簡単な感想にしたいと思います。

まず最初に言ってしまいますが、今日は沼尾クリスティーヌ&佐野ラウルデーでした(笑)
この二人の熱い演技に目を奪われっぱなしで、高井さんのチェックがおそろかに
なってしまいました^_^;
では今日はキャスト別にいきます。
の前に舞台全体の感想としては、とにかく濃かった!
ドロ~~~ンと濃い舞台でした。

高井さん(ファントム)
お休み明けてから3週目なので声にお疲れ等は感じないのですが
かといって絶好調という感じでもなかったです。
高井さんは最初のミラーの歌い出しのテンションで、その日が
どんなファントムになるのか何となくですが分かるような気がします。
今日はそのミラーからちょっと迫力に欠けていたように思いました。
The Music of the Nightも淡々と歌われているように感じましたし
伸びやかな歌声ではなかったような…
でもそんなに気にするほどではなかったと思います。私が細かいだけ(笑)
そんな細かい私がちょっと気になったところ…
‘私に触って欲しい’のところの高井さん、クリスティーヌへの触れ方が変わった?!
いや、変わりました!何といいますか…以前よりいやらしくなってた(爆)。
このシーンはいつもドキドキしながら見ているのですが、何度も見ているので
心の準備はできているのです。が、今日はもの凄い触りっぷりに思わず
大照れしてしまいました^_^;
一幕を見た後は、高井さん今日はテンション低めかな~と思っていたのですが
二幕はいつもの高井さんでした。最後は激しかったですよ。
それでも今日は高井さんより沼尾さんと佐野さんに釘付けになってしまいました。
こんなこと珍しいですよ~、
高井さんが舞台上にいながら他の出演者の方に目を奪われてしまうのって。
この私が(笑)。

沼尾さん(クリスティーヌ)
前回沼尾さんのクリスティーヌを拝見したのが3月の頭でしたが
その時は表情豊かになったな~と思っていたのですが、今日はさらに
豊かになっていたように思います。
福岡で見たときは本当に勝気なクリスティーヌという感じだったのですが
勝気どころか誰かが守ってあげなくちゃいけない弱さを持ったクリスティーヌに
変化しましたよね。ここまで変わるものなのか…と思うほどの変わりようです。
今日は3月に見たときより更に弱く、可愛らしいクリスティーヌになっていました。
沼尾さんのメリハリのある演技好きですね~見ていて感情がとっても
分かり易いですし私も同じような気分になっちゃいます(笑)。
ただ残念なのが、高音以外の部分がやっぱりハスキーですね。
まぁ、私はそこまで気にならなくなりましたが。
それにしても今日の沼尾さんは本当に可愛らしかったです。
ラウルを前にして笑顔になったりファントムを想ってうっとりしたり
そんな表情の変化がとてもよかったです。
そんな可愛いクリスティーヌの沼尾さんですが、The Point of No Returnでは
色っぽくてドキっとしてしまいました。
以前にも言いましたが、ファントムが横に座ってお互いが顔を近づけるところ
表情や動作が今までの可愛らしく少女のようなクリスティーヌとは
違っているんですよね。
最後の地下のシーンでも今日は沼尾さんばかり見ていました。
沼尾さんの表情にうるっときました(;_;)

佐野さん(ラウル)
多分今日の感想‘とにかく濃い’の一番の原因は佐野さんです(爆)。
佐野さん、顔も濃いですが演技も濃い(笑)。
沼尾さんの情熱的なクリスティーヌと佐野さんの濃いラウルに
今日は本当にやられてしまいましたよ(*^_^*)
佐野さんのラウルと沼尾さんのクリスティーヌはかなり相性いいのでは?
小さくて可愛い沼尾さんを優しく包み込む佐野さん。
佐野さんはとにかく優しくて柔らかくて包容力があるんですね~。
こんなにクリスティーヌとラウルがべったりしてるの見たの初めてかも。
それくらい今日の二人はべったりラブラブでした。
沼尾さんは佐野ラウルが側にいるときは心から身を委ねているようでした。
そして何といっても二人の距離が近い近い(笑)。
All I Ask of You では二人で語り合うように歌いますが顔近っ(笑)
で、密着度高し!です。
ここで、沼尾さんが‘あの声はすべてを包み~’とファントムを想って
うっとり歌うところの佐野さんの表情がいいですね。
何で?何でファントムを恐れているのにそんな…という感じかな?
内海さんも同じような表情されますが、佐野さんから受け継いでいるのですね。
キスもね~濃い濃い(笑)。子供に見せちゃだめですね~ってくらい濃厚なキスでした。
そんな熱いキスの後にちょっと笑っちゃったのが、ラウルがクリスティーヌを
抱えて回るところ、佐野さん回る回る、ブンブン回る(笑)。
そのまますっぽ抜けて沼尾さん飛んでいっちゃうかと思いましたから(爆)。
そうそう、佐野さんはマスカレードでクリスティーヌを肩にのせてました!
福岡でも佐野さんは肩にのせてたと思います。
今日はちょっとバランスを崩しましたが、ここでも回る回る(笑)。
あんなに細いのに凄いな~。
佐野さんのラウルは本当にクリスティーヌを愛していて大切に思っている
というのがよく分かりました。

3人それぞれの感想を述べましたが、トータルで見てもかなりいい感じです。
最初はラウルとクリスティーヌがあまりにもべったりしすぎてしまって
ファントムが蚊帳の外になるんではないかと思いましたが、
そんな心配は無用でした。沼尾さんはちゃんとファントムを想っていました。
この3人の組み合わせ、私はかなり気に入りました。
だって濃厚なんですもん。
ただ、今日は情熱的な沼尾クリスティーヌと佐野ラウルに対して
高井ファントムのテンションが低かったかな~と思いました。
でも明日と明後日、またこの3人で見ることができるなんて幸せ~~。
明日はどういう舞台になるのか今からワクワクです。

その他のキャストでは喜納さんのレイエがよかったですね~。
東京では長さんと田代さんで見ましたが、長さんはかなりあっさりめ
田代さんもよかったのですが、喜納さんがいちばん好きです。
特にクリスティーヌがThink of Meを歌った後、よかったよ!って感じで
ちっちゃくガッツポーズしてたのが印象的。温かみのあるレイエですね。
岡本さんルフェーブルは初めてかな?自然な演技をされる方ですね~
見た目も素敵でした。
支配人の二人は言うことなしですね、特に林さん好きだな~。
青木さんも可愛いし(笑)。

今日はちょっとアクシデントがありました。
一幕のブケーとマダムのシーン、‘悪ふざけだわ~’の辺りからだったかな…
下手側の舞台袖から誰かの歌声が…
あれは何だったんだろう??左側のスピーカーから聞こえてきたのか
舞台袖から聞こえてきたのか分かりませんが、多分舞台袖だと思います。
誰かが歌の稽古でもしていたのかな?テープ?
男性の歌声が聞こえてきました。

今日は簡単な感想のつもりでしたが、案の定この長さに^_^;
明日はキャッツとオペラ座の怪人を見てきます。

ではまた明日

オペラ座の怪人 高井治
クリスティーヌ・ダーエ 沼尾みゆき
ラウル・シャニュイ子爵 佐野正幸
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグ・ジリー 松元美樹
マダム・ジリー 西島美子
ムッシュー・アンドレ 林和男
ムッシュー・フィルマン 青木朗
ウバルド・ピアンジ 半場俊一郎
ムッシュー・レイエ 喜納兼徳
ムッシュー・ルフェーブル 岡本隆生
ジョセフ・ブケー 寺田真実


インタビューを見て

2005-04-07 | オペラ座の怪人
結構長いインタビューでしたね。
佐渡さんファンには堪らない番組だったのではないでしょうか?
佐渡さんは相変わらずお美しい~。
高井さんもこういう番組に出演してくれないかな~。
見たいような見たくないような・・・いや、もちろん見たいですけど
恥ずかしくてまともに見れないかもです。
それにしてもあんなに舞台映像が出てくるとは!
私にとっては佐渡さんのインタビューよりその前後、特に後の方の舞台映像に
釘付けになってしまいました(^_^;)
画面が小さくてよく見えないのと、高井さんの歌が少ししか聞けないのが
ちょっと残念ですが、あのシーンを舞台以外で見るのは初めてです。
でもこのThe Point of No Returnシーン、私は前半も結構好きなんですよ~。
高井ファントムがクリスティーヌの手から林檎を取ってグラスに持ち替えさせる手!
見ててドキドキしますね
向こうに行こうとするクリスティーヌの腕を掴み「振り向くな」と言うところも
たまりません。この「振り向くな」、東京では普通に歌っているところしか
見たことありませんが、福岡の後半辺りでは消えそうな声でしかも囁くように
言っていたんですね。それがすごーーく好きだったのですが、東京では
聞かせてくれないのかなぁ?
もしかしたら私が見ていないときには囁いてたかも(笑)。

この映像を見て(聞いて)改めて思ったのですが、佐渡さんの歌声はパワフルですね(苦笑)。
高井さんの声を消しつつありますが、何となく二人の声質合ってない?って思いました。
二人で歌っててもキレイに混ざり合ってないというか・・・
あとファントムから手を引っ張られるところ、引っ張られてるというより
普通に一緒に歩いてる風に見えます。
佐渡さん、歌はしつこいくらいなのに演技はあっさりですね(爆)。
インタビューを聞いていて、いくつか突っ込みたいところあったんですが・・・
物申していいですか?(爆)
いや、やめときます。舞台の感想並みに長くなりそうなので^_^;
でも一つだけ言わせてください、
「これみよがしに歌うのでは音楽を損ねちゃうんですよね・・・」
佐渡さん・・・反面教師・・・
言っちゃったーーー(逃)

ではおやすみなさ~い(爆)

二人のファントム

2005-03-24 | オペラ座の怪人
いよいよ「海」にも村さんが登場ですね。
現在ファントムには高井さんと村さんのお二人がキャスティングされていますが
二人は違ったタイプのファントムなので見る側もそれぞれ楽しめると思います。
以前にもお話しましたが、私が初めて見たファントムは村さんの方です。
村さんで2回見た後に高井さんを見た時は、あっさりしてるなーと思ったのですが
演技に関しては村さんの方が分かりやすいのではないでしょうか・・・
感情が演技や表情、歌に乗っているのでファントムの苦しみや悲しみなんかが
ダイレクトに伝わってくる感じですね。
高井さんのファントムが‘静’なら村さんのファントムは‘動’でしょうか。
実際、村さんの方がよく動きますよね(笑)。
高井さんのファントムを長く見た後に、村さんのファントムを見たときは
その‘動き’がツボで・・・思わず吹いてしまったという訳です(3/16日記参照)。
具体的なところに触れるのは辞めておきますね^_^;
思わず笑ってしまった失礼な私ですが、やっぱり村さんの歌はさすがですね!
高井さんと村さんはまず歌からして全然違います。
今回の東京では生オーケストラなのでこういうことはないかもしれませんが
福岡では高井さん、よく音楽より先走って歌われることがありました(笑)。
逆に村さんは音楽に追いつかないくらいためて歌われることがありましたね~。
また高井さんはどちらかと言うと淡々と歌われて、一見感情が見えてこない
という印象ですが、村さんの歌は抑揚があり本当に分かりやすいですね。
声は村さんはちょっとハスキーな感じかな?
そして高井さんより楽に歌っているように見えます(私には)。
高井さんは常にいっぱいいっぱい全力で歌っているイメージがあるのですが
村さんは程よく力が抜けていて安心して聞けますね。
ただ高井さんの歌を聞き慣れていると、ちょっとクセのある歌い方に聞こえるかも。
逆に村さんに聞き慣れると高井さんでは物足りないかも?
ファントムとしての振舞いは高井さんの方がきれいかな~。
村さんはちょっと雑・・・というか村さん自身がそこまでこだわってないのかも?
演技のタイプも全く違いますね。
クリスティーヌを大事に思い愛情を込めて育てた・・・という面では村さんの方が
しっくりくるかな~。
クリスティーヌが亡くなったパパの存在とダブらせるというのであれば
村ファントムの方がイメージに合っていると思います。
高井ファントムは色っぽいのでパパではないんだよなぁ・・・
(演技や歌声の艶っぽさは福岡の時の方があったような気がしますが・・・)
高井ファントムはパパの代わりや音楽の天使というだけでなく
一人の男としてクリスティーヌを愛してるように私は思います。
というかそう見えます。

とにかくこのお二人は全く違うファントムなので比較しながら
見るのも楽しみの一つかもしれません。
でも後を引くのはやっぱり高井ファントムかなぁ

オペラ座の怪人 3/20(日) 

2005-03-20 | オペラ座の怪人
今回は観劇がメインじゃないと言いながらも3回も見てしまうという…
しかもこのテンションの低さ(笑)。
今日の感想も昨日と変わらずです、はい(-_-;)
昨日も言ったように今日はいつもと見方を変えよう!と席に着いたのですが
やっぱり集中力がないというか…
それでも今日はキョロキョロといろんなところを見るよう心がけました。
今日はキャスト別で。

高井さん
やっぱりかなりお疲れのようです。
思うように声が出てないんじゃないでしょうか?
来週からお休みは確実?そろそろお休みして欲しいですね。
福岡のことが頭をよぎります。
今日の高井さん、クリスティーヌを地下に連れて来てマントを取った後の笑みが
とても勝ち誇ったような笑みでした。色っぽいですね~
見ててドキドキしてしまいました。
あとぐっと来たのがエンジェル像の中の高井さんの表情、とても寂しそう。
最後の隠れ家のクリスティーヌが「さよなら裏切りの友」と言ったあとに
顔をあげた高井さんの表情にハッとしました。
クリスティーヌを追い詰めていながら自分自身も追い詰められているんだろうな~って。

内海さん
やっぱりメイク薄くなってますよね?
まだちょっと硬さがあるかな~という感じもしますが、内海ラウル好きです。
「無礼な若造め~」という言葉がよく似合うラウルだと思います(笑)。
石丸さんの熟れた子爵も素敵ですが、私はがむしゃらで熱い内海さんの方が好きかな。
内海さんはマスカレードの衣装がよく似合ってるんですよね!
それにマスカレードでの笑顔がいいんですよね(^_^)
踊りはかなりぎこちないですけど(笑)。
内海さん福岡ではクリスティーヌを肩にのせてクルクル回っていましたが
今回はお姫様だっこでした。あの肩のせ好きだったんだけどな~。
ついでに言うとクリスティーヌの両脇を持って抱えるところ、今日は本当に
ちょっとしか持ち上がってませんでしたよ(爆)。
あと「プリマドンナ」のシーンでメグと「クリスティーヌを守らなくては」と
歌ったあとに二人で「うんっ!」と頷き合うんですよね。
石丸さんはしてなかったと思います、確か。
内海さんは登場してまだ間もないですが、福岡ではもっと演技が自然でしたし
これかもっとよくなっていくのではないかと思ってます。

佐渡さん
概ね昨日と同じです…
前から思っていたのですが、佐渡さんって動きが雑というか…
沼尾さんにも感じていたのですがまたそれとは違う種類の雑。
まずファントムの仮面を取って逃げた後転ぶところ
あの転び方にもびっくりでしたが、佐渡さん髪が…(笑)。
後ろ髪が全部前にバサーって落ちてきてます。
あと、たまたまなのかもしれませんが佐渡さんが仮面を取った後は
かなり高い確率で高井さんの鬘が乱れてます。
乱れてるというかおかっぱ状態になっちゃってます(笑)。
沼尾さんの時はなってなかったのに…仮面の取り方にもコツがあるんでしょうか?
今日はThe Point of No Returnでちょっと高井さんと息合ってない感じ。
息があってないというか、こういう動きをすると相手がやりにくくなるとか
そういう事をあまり気にしない方なんでしょうね。
「もはや引けない、振り向くな」の‘振り向くな’の台詞、向こうに行こうとする
クリスティーヌの腕を掴んでちょっとドキっとするシーンです。
が、佐渡さんが大きく動きすぎて、高井さん踏み出して掴んでました。
その後の「戯れはこれまでだ~」とお酒を飲ませた後クリスティーヌの腕を
つかんで後ろに歩いていくところでも佐渡さんが動きすぎるから高井さん
腕を掴み損ねてました。こんなの初めてです。
そしてこのシーンの最後、ファントムのマントを捲るところでしっかりと
捲ることができず高井さんの頭にマントが残ったまま!
幸い高井さんが動いているうちにゆっくりと落ちていきましたが…
佐渡さんしっかり頼みますね、ホント(-_-;)
あともうひとつ佐渡クリスティーヌを初めて見たときから気になってました。
The Phantom of the Opera…佐渡さん、特に最初の部分歌に聞こえない…
というのは大げさですが呪文みたい(爆)。

石倉さん
ハンニバルからもう石倉さんに釘付けです。
本当に可愛いですよね~。歌声もよく通ってますね。
ちょこまかした動きもキュート!
「お稽古ばっかり…ロンデジャンブね~」の言い方がまた可愛い。
クリスティーヌの事を気遣い、心配しているのもよ~く分かります。
ハンニバルでセットが落ちて騒ぎになるシーンでもクリスティーヌを見付けると
よかった~~と安心してますよね。
支配人の部屋ではマダムとラウルが話しているのを本当に心配そうに聞いています。
「クリスティーヌ大丈夫…」の台詞も優しくて、こういう言い方いいなーって。
ドンファンの勝利でピアンジと部屋から出てくるところの笑い声
石倉さん色っぽいです。色っぽいメグは初めてだなぁ(笑)。
石倉さんは荒井さんとはまた違ったメグですが、二人とも私は好きです。

林さん・青木さん
今日はいつもよりこの二人をしっかり見ました。
で発見。林さんって手がきれいですね~指が細くて長くて。
二人のやりとりは本当に面白いですね。この二人も大好きです。
確かプリマドンナのシーンだったと思います、青木さんが林さんに
うぅっ(;_:)って泣きつくようなところがあるんですが、そこで林さんが
まぁまぁよしよし、ってやっててそれが妙に可愛かった。
今日初めて気付いたんですが、私は今まで何を見ていたんでしょう(笑)。
明日はこのお二人をもっとじっくり見たいと思います。
あぁ、今日改めてじっくり見てちょっと林さん好きになっちゃいました。
林さんの演技好きだなぁ。


今日はここまで
明日は多分書き出す気力も体力もないと思うので週が明けて
ちょこっとずつ書いていきます。

オペラ座の怪人 3/19(土) ソワレ

2005-03-19 | オペラ座の怪人
2週間ぶりの「オペラ座の怪人」見てきました。
前回とは主要キャストが替わっているので、今度はまた違った楽しみ方が
できるのではないかと思いながら劇場に向かいました。

今日のソワレではカーテンコールで「ブラボー!」の声が。
男性でしたので迫力の「ブラボー!」でしたよ(笑)。
ただ、私にとっては‘ブラボー’な舞台ではなかったですけどね。
人の感じ方って十人十色。
今日の舞台を思わず「ブラボー!」と叫んでしまう程感動した方もいれば
私のように不満を持つものもいる。
私は思ったことをそのままここで綴っていますが、私の観劇記録を見て
「私はそうは思わなかった…」と思う人もいるでしょうね。

前置きが長くなりましたが、というか前置きで不満と言っちゃってますが^_^;
一応今日の感想を。
今日の感想は主に佐渡さんに対するものになると思います。
しかも感想というよりも不満を語ってしまう可能性大ですので
先に言っておきますね。

ハンニバル
まずここで目が行ったのが石倉さんのメグ。
お人形さんみたいに本当にカワイイです(^^)
よく見ると可愛らしいというよりは美人さんですよね~。
でも動きや演技がかわいくて、ついでに声も可愛い!
私がファントムだったら佐渡クリスティーヌより石倉メグに目をつけるなぁ(笑)。
そして1月以来の佐渡さんのクリスティーヌ。
やっぱり見た目がクリスティーヌっていう感じじゃないですね。
あと佐渡さん踊ってる時の目が怖いです。なんであんなに目を剥いて踊るんだろう?
リハーサルの中断中、クリスティーヌは上手側に座っていますが
佐渡さん最初は足元をいじっているのですが、途中から宙を見てボーっとしてます。
いつも何かを夢見ている少女…を考えての演技なんでしょうね。

Think of Me~クリスティーヌの楽屋
先日見た沼尾さんの表情豊かなThink of Meが頭に焼き付いているので
今日の佐渡さんはちょっと物足りなかったですね。
ここだけに限らず最後まで見て思ったのですが、佐渡さんって表情乏しいですよね。
沼尾さんの高音以外の部分がハスキーな感じで以前は気になっていたと言いましたが
それは演技や表情でカバーできるというのが前回の観劇でよく分かったんですね。
でも佐渡さんのThink of Meはちょっと怖かったです。
歌い方が怖いのとやっぱりここでも目が怖い(^_^;)
ここは気持ちよく歌を聞きたいのですが、佐渡さんの歌は聞いてても
歌ってる姿を見ててもすごく疲れます。
楽屋に入る前の石倉メグの「クリスティーヌ、クリスティーヌ…」の
呼びかけ方がとってもソフトなんですね~。
石倉さんは声は甲高くて見た目もお人形さんのようだけど台詞は自然でした。
クリスティーヌの楽屋で今日はちょっとびっくり。
「感じられる…冷たい…」メグと二人で交互に歌うところありますよね。
佐渡さん、よほど恐ろしいものを感じたのでしょうか?ってくらい怖かった。
ここではまだファントムのことを恐ろしい人だとは思ってないはずですよね?
歌を教えてくれる音楽の天使だと思ってるんですよね?

あっ!忘れるところでした。内海さんラウル。
私、内海さんの「ブラヴァ!」の言い方が好きなんですよ~。
そして、ここではなぜかいつも‘たん’が絡んだような歌声になる内海さん(笑)。
懐かしくて思わずにやけちゃいました(^_^)
内海さん髪型が福岡の時と違うかな~メイクもかなり薄いような。
あと福岡のときよりちょっとふっくらしたかな?

ミラー
今日見て…やっぱり高井さん声軽くなったかな~。
「The Music of the Night」の時はそうは思わないのですがミラーのシーンは
やっぱり軽くなったと言うか高く歌ってるのかな?
素人にはよく分かりませんが^_^;
福岡ではここでズーーンと来る高井さんの声に鳥肌がたっていたのですが…
劇場自体にも高井さんの声があまり響いてないんですよね。
これは高井さんの声の問題じゃなくて劇場の問題なのかも?
高井ファントムの声を聞いて反応する佐渡クリスティーヌ。
今日の佐渡さんでいちばん怖かったのが(笑)、ここでした。
心のなかで思わず「佐渡さん怖っ!」と言ってしまいました…(笑)。

The Music of the Night
今日も高井さん、ここでは笑みが見られました。
佐渡さんもうっとりした表情です。
ただ、高井さんやっぱりお疲れでしょうか…
普通に歌うところはいいのですが「心は空に高く~」の‘高く~’が
ひょろひょろでした。

途中でちょっと申し訳ないのですが…
このまま行くと今日の観劇記録は佐渡さんへの不満オンパレードになりそうです(-_-;)
はっきり言って舞台自体を楽しむことができなくて、今日はすごい偏った
見方をしてしまったんです。よくないですね…
でもどうしても私のこの気持ちは書き出さなくては治まらないので続けます。
ということで続き(笑)…

墓場にて
佐渡さん、ずっと同じ表情でずっと同じ調子で歌っています。
何も感じません。
終始困った表情をした佐渡さんが歌ってます。それだけ。
いや、それだけならまだいいんです。
佐渡さんお願いですから高井さんの声消さないでください(涙)。
高井さんも負けじと大声で歌ってるのが分かるような…
二人して大声張り上げて歌われても…
ここは私にとっては鳥肌ポイントの一つなのですが(T_T)

怪人の隠れ家
高井さんがどんなに叫ぼうと悲しもうと一方通行。
高井さんのファントムが好きな私でも、ただ高井さんがひとりで
悲しんでも叫んでも何かを感じることはできないんです。
ここでクリスティーヌは「昔は心捧げたのに」と絶望に暮れますよね。
佐渡さんの口からその言葉が出ても説得力がないというか、え?って感じなんです。
心捧げてないでしょ?ファントムのこと想ってた?と。
二人の間に心の繋がりを感じることができないから、最後の3人のやりとりが
意味のないことに見えてしかたなかったです。
さらに最後、ファントムがラウルの綱を切った後、クリスティーヌはラウルに
駆け寄って二人は抱擁しますよね。
そこで高井さんが「二人して出て行け…一人にして欲しい」って言うんですけど
佐渡さんいつまで抱擁したままこちらに背を向けてるんですか?
もうファントムの事は頭から消えちゃってますか?
ちょっとだけでもファントムを見てあげて欲しかったです。
誰かと比べるのは良くないのかもしれませんが、沼尾さんのこのシーンが
すごく印象に残っているんですね。
だからあまりにも佐渡さんのクリスティーヌの冷たさが悲しくて。
ラウルと立ち去った後、指輪を返しにきますが、佐渡さん悲しい表情をしてます。
そこだけ抜き出して見たらいいシーンかもしれません。
でもそれまでのプロセスというか佐渡さんの演技を考えるとチグハグで。
惹かれあっていた二人だからこそ最後の別れが悲しく、クリスティーヌの決断、
ファントムの決断がまたぐっとくるんですよね。
「行ってくれ、お願いだぁー」の叫びも虚しく響いてました。
そんなに叫ばなくても…高井さん一人芝居って感じ。
ここまでくると私の心は冷え切っていました(爆)。
とても冷めた目で舞台を見ていたことでしょう(笑)。
そういえば最後の高井さんの「I Love You」全く覚えてないんですけど…
っていうか聞いてなかったかも(笑)。

…まだ言い足りない感じですがとりあえず今日はこれまでで。
とにかく今日思ったのは、どんなに一人の役者さんが感情込めて演じようと
それを受け止めて返してくれる相手がいないとダメだということがよく分かりました。
実際今日は高井さんが良かったのか悪かったのかもよく分かりませんでしたし
内海さんもじっくり見る余裕ないくらいモヤモヤしながら見てました。
でも1月程の落ち込みはないんですよ~。
3月頭に見たときに、やっぱり高井さんのファントムは素晴らしいということが
確認できたし沼尾さんのクリスティーヌも好きになりましたし。
今回確認できたのは、佐渡クリスティーヌは私の求めるクリスティーヌとは
違うということでした。

本当申し訳ないです、不満爆発で(-_-;)
でもこれはあくまでも私の感想。
他の方は全く違ったように感じたかもしれません。
明日も見に行くので、明日は心を入れ替えていつもはちゃんと見ていない
ところなんかをこの機会に見てこようと思います(爆)。
東京まできてなんか寂しいですけど…(笑)。

キャスト別 高井さん・沼尾さん

2005-03-10 | オペラ座の怪人
高井さん
1月に見たときは正直言ってちょっとがっかりしてしまいました。
開幕して2週目に行ったときは声の調子はよく、歌は問題ないようでしたが感情面で
何も伝わってくるものがなく、見てる私もちょっと戸惑ってしまいました。
私の目に映っていたのはきれいに歌い上げる高井治さんでした。
気を取り直して行った1月末では歌の調子があまりよくないうえに、
演技の方でも何も感じることができず本当にショックを受けていたんです。
高井さん、演技変えたのかなー?これを受け入れなくちゃいけないのかな・・・
と思っていたのですが、先週末の観劇でそんな心配や不安は飛んでいきました。
いちばん嬉しかったのはクリスティーヌへの愛ですかね~。
歌や表情からクリスティーヌを愛おしむファントムの心情がよく伝わってきました。
あんなにクリスティーヌを愛おしそうに見る高井さん見たの初めてかもしれません。
ちょっと沼尾さん羨ましい・・・と思うくらい(笑)、見る側にも伝わってきましたね。
だからこそ、終盤に向かっての怒りや悲しみが胸に突き刺さるように感じました。
もう言葉ではうまく表現できないですね・・・
とにかく高井ファントム最高!で締めくくらせてもらいます(笑)。

沼尾さん
今回いちばんのサプライズは沼尾さんのクリスティーヌでした。
福岡で見たときは、いつも不機嫌な表情でファントムを慕っているようには見えず
台詞も強いし見た目も強そうだしで好きではなかったんです。
佐渡さんのクリスティーヌが私はダメだったので、苦手なクリスティーヌ二人が
東京はメインでされることになるんだ・・・ため息・・・という感じでした。
でも沼尾さん、福岡の時から変わっているかな?という興味はあったので
楽しみにはしていました。どう変化してきているのか。
が、実際に舞台を見てもうびっくりでしたよ(@_@;)
あそこまで変化しているとは思いませんでした。
台詞も表情もかなり柔らかくなっていました。
そしてその時々の感情によって表情がコロコロ変わるんですね~
本当に表情豊かになられたと思います。
特にファントムの存在や声に対する反応がとても分かりやすかったです。
嬉しそうな表情にうっとりした表情、ファントムを音楽の天使として
慕う姿がそこにはありました。
沼尾さん、低音がざらついてるというかハスキーというか・・・あれが地声なんでしょうね。
以前はあの地声が気になってしょうがなかったのですが、今回はそれ程気にはなりませんでした。
台詞の読み方もかなり変わってましたよ。
「上へ行きましょう、屋上へ!」以前は命令口調ぽかったのですが(笑)、
今回のものは村田さんにとても似た感じです。
全体的に演技の感じが村田さんに似てるかな~と思ったのですが村田さんよりも
情熱的なクリスティーヌ、と私は思いました。
子供のようにパタパタ走ったり、身のこなしがちょっと雑かな・・・
など気になるところもありますが、沼尾さんかなりよくなっていました。
私が偉そうに言うのもなんですが、沼尾さんで泣けるとは思っていませんでした。
今週から佐渡さんに交替になりましたが、これからもどんどん出てくると思うので
またどう変化されるのか楽しみです。

今日は以上のお二人でおしまい。
その他は後日・・・ないかも(汗)