「茶樹」
「茶樹」の生産地は 中国の雲南です。
中国唐の時代に、陸羽という方が《茶経》を書きました。
これは中国歴史上初めて「茶」についての著作です。
陸氏は自ら「茶」の歴史、生産地、効能、栽培、飲用の知識と技術を広く網羅して書いています。
特に《茶経》に雲南に住む人が、「茶樹」の葉をいろりのそばで直接にあぶり、それをせんじて飲む習慣を詳しく書いています。
「茶樹」は遣唐使によって、平安時代に中国から日本に持ち込まれました。
以来、日本では品種の改良が進められて、優れた特長を持った多くの品種が育成されています。
今、栽培されている茶品種には「さえみどり」「つゆひかり」「おくひかり」等などがあります。
陸羽氏の茶経には、このように伝承されています:
「飲茶は一種の芸術であり、人間の修養でもあります。お茶の色、香、味を享受できる人は、精神上の享受をもたらす・・・」
「春色繚乱」の季節にお茶を楽しみましょう!