ナベッチーのエンジョイライフ

他人様からすれば他愛もないことでも、記憶にとどめておきたい事、感動したスポーツ、本、映画などを思いつくままです。

風山房 風呂焚き唄 ・ 関係者以外立ち読み禁止・  「男性自身」 最後から2冊目の巻

2012-04-27 06:40:49 | ブック(記憶に残したい本、文章)

風山房 風呂焚き唄 山田風太郎著 筑摩書房  山田風太郎の「未刊行エッセー集」の4巻のうちの1巻である。その中での一説に“まるで広大な砂浜から金の砂粒を三つ拾えというような設問で、今まで読んだ短編小説の最高傑作を3冊をあげるとすればというアンケートがあり、著者は ポー『黄金虫』 アナトール・フランス『聖母の軽業師』 芥川龍之介『奉教人の死』”をあげた。 私自身として、この3冊のどれかに巡り会いたいものだと思う。

関係者以外立ち読み禁止 鹿島 茂 文藝春秋  2003年刊行  「オール読み物」2000年9月から2002年12月までに連載物である。

「男性自身」 最後から2冊目の巻  山口 瞳  河出書房新社 「男性自身」は、1963年から、週間新潮に連載されたエッセーで、山口 瞳が、亡くなるまでの31年9ヶ月続いた、超長期連載である。話題は、プロ野球のこと、競馬のこと、将棋の話、当然書評についても多いが、とりわけ私は、プロ野球のことが、面白い。こんなことも書いていた。『野球の好きなら人なら、ご存じでしょう。九回裏二死後、なんでもない外野手からのの返球を土井捕手が掴んでいればそれで、ゲームセット大洋の勝ちという場面があった………「幻のホームラン」というものもあった。これも9回裏、大洋の攻撃で、近藤和がサヨナラ・ホームランを打った。これはもう間違いのない勝利であった。審判もホームランであると認めた。しかし、右翼の線審がタイムをかけていたとう。……』  そういえば、昔このシーンをTVでみていたような気がする、また、近藤和の独特の左バッターでの構えなど、懐かしく思い出されるのである。



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