プロヴァンス物語 1990年 仏映画 イブ・ロベール監督 まるで、童話を見ているような映画であった。のどかでのんびり流れる音楽と合わせて、見ていると、眠くなりそうであったが、眠らせてはくれなかった。幸せな少年時代の何気ない日常を、19世紀末の南仏ののどかな美しい自然を背景に愛情を込められたドラマが淡々として、引き込まれるものがあり、また、この時代のフランス農村地帯には、貧困も戦争も無縁であったのか考えさせられた。
OVER THE MOON 1999年 米映画 トニー・ゴールドウィン監督 ダイアン・レインとヴィゴ・モーテンセンが共演した大人の恋愛劇である。アポロが月面に着陸した時代のアメリカを舞台に、人生にどこか満たされぬ主婦と、街にやってきたセールスマンの男性とのラブストーリーであるが、不倫映画ではない。少し前に見た、コットン・クラブでのダイアン・レインよかったが、この映画も魅力あった。
ハイクライムズ 2002年 アシュレイ・ジャド モーガンフリードマン 愛する夫が冷酷な殺人鬼だと告発され、真相を暴き、夫を取り戻そうと、軍事裁判にまで持ち込むのであるが、通常の裁判とは違う難しい軍事裁判の実情である。アシュレイ・ジャッドの戦いながら強く生きる姿と、モーガン・フリーマンの優しげな表情がよかった。そして、
サンフランシスコの町が、きれいに映し出されていた。最後のドンデン返しもアット言わせた。
シマロン 1960年 アンソニー・マン監督 グレン・フォード アン・バクスター 1890年代、西部開拓のため、オクラホマに新天地に旅立ち様々なトラブル、困難なことにぶつかりながらも、成功する家族のドラマである。