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神奈川県の禁煙条例

2009-01-19 13:07:38 | 日記・エッセイ・コラム

神奈川県の公的な場所での禁煙条例がここのところ新聞で取り上げられている。当初より大分骨抜きになってしまったようだが。たばこ嫌いな、タバコの煙にずいぶん被害を受けてきた私にしてみれば、この世からタバコなんか無くしてしまえ、と極論を言いたくなる。

                                          以前は今のようなマナーに配慮する喫煙者はまったくいなかったから、公的な会合でも町民との会合でも、室内はタバコの煙がもうもうと立ち込め、出席者の顔がかすむようだった。それが毎回、目ものども痛んだ。排気ガスの公害よりタバコの煙のほうが濃度が高い、こっちこそ公害だとぶすぶす言ったが、一向に受け入れられなかった。おそらく私の肺はその煙でタールに汚染されているだろう。喫煙者の肺とタバコは吸わなくても喫煙者の傍にいる受動喫煙者の肺を見たことがある。喫煙しなくても肺はタールで点々と黒ずんでいた。議会でも議場は禁煙だが、委員会でも禁煙にしてほしいと、女性議員たちがこぞって議長に要望し、議長が委員たちに言ってくれたが、喫煙者たちはきかなかった。時代がかわり、禁煙がひろがり、会合中の禁煙は当たり前のことのようになってきたことは本当にうれしい。

                                           タバコが健康に悪いことぐらい今やだれもが知っていることだ。どんな素敵な、尊敬に値する人でも、その人がタバコを吸っていたら、それだけで私の評価は下る。もちろん本人にそのことは伝える。若い子が吸っているのをみると、まして女性だと母体が心配になる。だから、公的な場所での禁煙は当然のことと、県の案に大いに賛成したい。

                                          とはいえ、タバコ産業を国の税収にして、喫煙を奨励して、言ってみれば喫煙患者を作り出してきたのは国だ。しかもまだタバコは売り出されている。それを考慮に入れると、一概に喫煙者ばかり責められない。意志が弱い、禁煙すればいいじゃないかとは言いたいが。

                                          飛行機はすべて禁煙だ。ヨーロッパまで12、13時間、だれも吸わずに我慢できるのだ。しかし飲食店では、吸いたい人もいるだろう。そういう意を汲んだ居酒屋・飲食店が全面禁煙に反対しているようだ。

                                          公共の空間の禁煙は当然だが、飲食店などは部分的にしていってはどうだろうか。要するに分煙を徹底してほしいのだ。飲食店の前に禁煙、喫煙可の札なり、張り紙など出しておいてほしい。そうすれば禁煙者も喫煙者も安心して店に入ることが出来る。

私はレストランに入るとき、禁煙か喫煙か聞いてはいる。分煙しているところは禁煙室にはいるが、喫煙可のところがそのまま引き返す。でもこれはかなり面倒くさい。最初から表示してあれば、見て選ぶことが出来る。

外にいて、どこからともなく、たばこの煙が流れてくると、反応して咳き込んでしまう。そのくらいたばこの煙には過敏である。ちょっと高くても禁煙のレストランなら、安心して味も香りも、食事も楽しめる。和やかに食事が出来るのは、私には一番のもてなしだ。

                                           参考:http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kenkou/tobacco/tobacco_jorei.html

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