月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

センシティブ

2011-05-13 22:26:06 | 日記
もはや再起不能かと思われたデイビットから早朝電話があった。

「ぽぽんさん?デイビットです。昨日はありがとう。今から病院に行ってきます」

昨日はほとんど声が出せず、蝋人形のようだったデイビットだけに耳を疑った。

元気ならそれでよいが、この激変ぶりも気になる。
遠方から駆け付けてくれていたお姉さんに代わってもらう。

昨夜のデイビットは見る見る元気になり、食欲も出て処方された薬を飲まずとも熟睡していたという。

昨日のあの姿、施設外就労先の老健施設でそこのスタッフを慌てさせたあの状態は何だったのだろうか?

昨日は、私とサマンサでデイビットの受診に付き添った。
お母さんとお姉さんも同行した。
主治医は外来担当日でなく、臨時に対応した若い医師は、あからさまに迷惑顔で冷たい態度だった。いつも診ていない患者に対し、止めていた薬を処方することはできないと言い張り、明日家族とスタッフも同行し、改めて主治医の診察を受けるようにと言い放った。たった一日分の薬を出して。

でも、私には事業所での仕事があり、今日の診察へは付き添う事ができなかった。

まず、老健施設のスタッフを震撼させたデイビットの様子を主任職員に聞きたかった。お詫びがてら聞いてみた。

やはり、それは心の病を知らないが故の正体なき恐怖、そして偏見からきたものだった。

私には精神障害への理解を促す任務がある。

真の理解は難しい。伝え方にも工夫がいるし、まだまだ時間がかかる。

センシティブで見えにくい障害に対し、あからさまには見せなくとも感じてしまう偏見。

沢山の人々に知ってほしいが、強要する権利はない。

ゆえに難しい。

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