懐かしの歌謡曲（６） 恋は邪魔もの

沢田研二　昭和49年３月21日　発売
作詞：安井かずみ　作曲：加瀬邦彦　編曲：大野克夫

　作詞はZUZU。私の好きな「甘い十字架」（布施明）、「この愛のときめき」（西城秀樹）なども作詞されていますネ。沢田研二さんの楽曲では、「追憶」や「危険なふたり」も加瀬邦彦さんとの作品で、私の好きな路線です。

　演奏はＴＶでのバックでも演奏していた井上尭之バンド。つまり、井上尭之さんや岸部一徳さんが参加しています。そう！！　FUJITSUのFM-TownsのＣＭにキムタクと出演していた岸部一徳さんです。
　若い人はご存知ないでしょうが、かつて岸部さんは沢田さんと「ザ・タイガース」というグループ・サウンズのバンドを組んでいて、ベースを担当していたのですヨ。そういえばあのＣＭでも、キムタクとCharといっしょにジャム・セッションしていたものがありましたネ。

　この歌は編曲が大野克夫さん（『名探偵コナン』のテーマ曲をつくった人）なので、ストレートなバンド・サウンドが特徴になっています。特に、私もＴＶで見て一発でＫＯされた、ギターとベースのユニゾンになった「ズンーズンズズーン　ズンーズンズズーン」というリフに迫力があり、キャッチーで耳に残りました。この演奏を『８時だヨ！全員集合』でも披露していたのですから、子どもだった私には衝撃的でした。
　サビでは「ギュイーーーーン」というシンセが入り、盛り上げています。
　ドラムスとベース、ツイン・リードのギターなどが一体となって、タイトな演奏です。

　最近再発売された、沢田さんのベスト盤『ロイヤル・ストレート・フラッシュ』のvol.１～３のどれにも収録されていないのが残念です。


　あ、そうそう、岸部一徳さんが井上尭之バンドに在籍していたということは、あの『太陽にほえろ！』のテーマ曲でベースを演奏しているのも岸部さんだということなんですヨ(^_-)-☆