日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

この国の民主主義はもはや途上国なみ⁉

2020年05月18日 07時27分51秒 | 政治
 「首相官邸の介入が取り沙汰される黒川弘務・東京高検検事長の定年延長に関し、安倍晋三首相は、法務省側が提案した話であって、官邸側はこれを了承したにすぎないとの説明に乗り出す構えだ。検察官の定年に関する従来の法解釈を変更し行ったと説明している異例の人事は、あくまでも同省の意向に基づくと主張し、理解を求める」(2020/05/17共同通信)。
 なになに? これって、誤報じゃないのですか?? もしホントウだとしてだが・・・。安倍さん、この期に及んで責任を法務省に付けまわそうっていうのですかい?。粛々と行政をやってきただけのあの地味を専らの法務省がなにゆえこんな70余年の慣例を破って新奇な制度を作るわけがあったのでしょうか?
 しかも、曲がりなりにも今国会に提出中の国家公務員法と抱き合わせに出している検察官法が可決成立してからやるならやればよいものを、何の予兆も無しに黒川氏定年延長を閣議決定とは辻褄が全然合わない。
 それはともかく万に一つ、同省が勝手に決めたからと言って、安倍氏が唯々諾々とそれを受け入れたというのもあり得る話とは思えない。それでも百歩譲って、この話が本当だったというのなら、黒川氏の定年延長を決めた今年2月の13日に、首相は国会でそう説明すべきだったであろうに・・・・?。
 それでは、なんで昨日になってこんな「有りそうにもない」ことを安倍氏は言い出したのだろうか? どうやら口さがない巷の声が、河井前法務大臣夫婦にまつわる空前絶後の選挙金銭買収違反事件が捜査官の手にわたり、かつその違反原資の1億5千万円という巨額の買収資金が自由民主党総裁名で発出されていたということから、その責任を問われることに対する防御装置として黒川氏の定年延長があったのだ、といううがった?「見方」がここ数日来燎原の火のように広がり始めている。これにビビった安倍氏が子供っぽい言い訳を思いついたのではないだろうか?・・・、と筆者は邪推しているのだが。
 もし、この「邪推」がまんざらでもないのなら、一国の総理大臣ともあろうものがこんな児戯に類する言い訳を発するか!、これはもはや日本国と日本国民とにとって断末魔の悲劇というしかない。
 一部に見送り説が流れてはいるものの、与党3党は今日にも強行採決と聞いている。もし、こういう新しい事実が出てきてもなお強行突破というのならもはやこの国の民主主義は崩壊したと言うしかない。安倍内閣は即刻総辞職をすべきだ!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿