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帰宅途中に放送大学のスイッチを入れたら、高橋和夫と孫崎亨(敬称略 他も)が国際関係論なる科目で対談を始めるところでした。
孫崎のツイッターには5万なんぼのフォロワーが居るというから、この対談の中身も、そういう人は承知しているのであろうが、愚には驚くべき内容でございました。
- ソ連の参戦は、アメリカの要請に基づく。その理由は、米軍兵士の更なる損耗を避けるために、関東軍をソ連に任せたかったこと。
- 山川教科書には、ヤルタ協定等の日本領土分割が全然書かれていない。
- 北方領土が南千島に属することは吉田が認めて居た。(それで千島放棄に反対したのだが交渉に負けた。)
- 国際法上は北方領土を日本の物と主張することは困難だ。
- 1956北海道の一部としての歯舞・色丹返還が確実に纏まる筈だったのに、ダレスが日本国民を誑かして「4島返還」論にすり替えた。
- ダレスの目的は、日ソ友好特に鳩山を警戒し、楔を打ち込むことに有った。
- この結果日本国民は北方領土の帰属について、誤ったイメージを抱き続けるようになった。
やはり日本人は「オ・メ・デ・タ・イ」のでせうか?
韓国や中国の嘘教育や、政府が国民を騙していることを批判したり笑ったりできるかのか?少なくとも政府から自治体まで、東電に劣らず、国民を騙す図々しさや悪知恵については、我が国の官界は、これらの国のそれに勝るとも劣らない。
今の日本のメディアは、真実を報道しても、共産党政権や、東条閣下の時代(好ましくない者を裁判に依らず徴兵・徴用して危険区域に送るか船上等で殺害したとされる。)と違って、記者が殺されるわけではない。それなら真相を捻じ曲げた報道を行い国民をミスリードすることに加担しているのは、彼の国よりも愧ずべきことではないか?
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孫崎と佐藤優の立ち位置の相違、元祖ポチの小泉と、彼に依る宗男、真紀子さんのセット追放、検察による利米的な小沢失脚謀略などについて、もう一度見直す必要が有りますが、それにしても我々はつくづく物を知らない、或は知らされて居なかったことを痛切に感じまする。
(蛇足) 愚自身は、ヤルタ協定やポツダム宣言の全文は中学生のときには知っていました。
蛇足の蛇足 西山事件で毎日新聞は正体を見せたが、秘密保護法が出来れば、サラリーマン記者は気楽な稼業になるから、益々日本のジャーナリズムは劣化することだろう。