現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

佚楽園(19)  ‥[日本人]韓国の米軍慰安婦

2014年06月26日 | 随想録

(2013.5月の映像 一年後の昨日ついに朴槿恵大統領のお父上が大統領直轄*で慰安所をやっていたことが訴訟になった。)

 

夕刊フジや産経ニュースで、韓国の米軍慰安婦122人が韓国政府相手に一人約百万円ずつの慰謝料か補償金を要求した裁判を起こしたと報じている。

夕刊フジでは、朴大統領の父親の故大統領が、これを「直接管理」して居たのだから、日本軍慰安婦問題を最大限に利用して世界中に触れ回って居たこの娘さんの面目丸つぶれだという趣旨のことを書いている。

ついでに、ことが米軍慰安所だから、オバマ大統領が、何と言うか楽しみだという態度でございます。

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全く同感ですが、愚が思うこと。

朝鮮戦争は帝国陸軍解体から5~8年後に行われたことだから、生き証人である慰安婦も、それだけ若い。管理資料・文書も豊富に残っているから、南京虐殺や東京都議会の「出産野次」のように、完全捏造か誇張か真実かの誤魔化しが利かぬ。(後書き参照)

TBS(6ch)でも昨夜報じられたものか、今朝早朝にはTBSサイトの記事になったものがネットで様々に引用・転載されているが、原サイトでは既に異例の早さで削除されてしまった。情けない。

日本人は、反論や逆宣伝能力が弱い。これは外交戦上不利になることが多いが、日本人の多くに有る「ハシタナイ」という感覚は、或る程度誇り有る国民の嗜みとしては、もしかしたら戦争放棄よりも、国際的信用や尊敬や友人を得るために大切であるやも知れぬ。

それで、ここは一つ、「正しいことが言える」橋下氏と新党に、是非こういうところを、我々一般国民はともかく、職業的外交官や政治家やジャーナリスト達も慎み深すぎるというよりは怠慢で、宣伝戦に負けて困っている日本人全体に代わって、大いに指摘して欲しいものだ。(それならば部分的には評価を改めまする。)

安倍総理も、どうせここまでゴリゴリと戦後体制の見直しを進めているのだから、「慰安婦像」を止める位の事は出来なければしょうがない。

ついでながら、安倍氏は国民もアメリカも、必ずしも拉致家族さえも望まぬ形で、拉致問題を政治利用して、北朝鮮を助けようとしている。それなら、いっそ毒皿で、韓国の米軍慰安婦問題について、北朝鮮にアメリカ及びアメリカ軍の道徳性を貶めるプロパガンダを促す位に接近するが良い。「遠交近攻策」†と言う言葉も有るのだから。

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今テレビで、金正恩暗殺を題材にしたアメリカのコメディー映画予告編に北朝鮮が怒って「最も無慈悲な措置で応じる。」と言っていると伝えられた。そうだ。北朝鮮や、日本の教科書を作る会は、米軍慰安婦の映画を作ると良い。日本が誇れるアニメ作家は、自虐物だけでなく、こういうことも題材にせよ。

事実は既にマンガなのだ!日本軍の従軍慰安婦だったという者の証言‡によると:

「ジープで慰安所に連れて行かれた。」

「クリスマスは特に忙しかった。」

日本軍に、ジープとかクリスマスが有ったら、戦争に勝って居たワイ。(真面目な話、元々戦争を回避できたか、どこかの段階で休戦できたろう。)

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* 原文「直接管理」

† 韓国のオナゴさん大統領がそうしているのは明らかだが、本家の中国もそれに応じ始めたという見方も出ている。

‡ 上述夕刊フジ1面。

 

(後書き) 

年代に疑問が有り、念のためネト繰ったところ、父朴正煕大統領の在位は、1963-1979で朝鮮戦争よりも十年も後でした。つまり平時の米軍基地のためだったのですね。韓国議会では大分以前から問題にした議員も居たが、何故か今まで余り盛り上がらなかったと言う。アメリカなら許せるのかもしれない朴二世大統領の性根は察せられなくもないけれども、オバマ大統領が実態を認識して居ないとは思えませぬ。

しかし、無論米国を巻き込み、慰安婦像推進派の米政治屋の動きを止めさせる好機では有るけれども、オバマ氏や米軍や世間一般の男への非難に問題をすり替えさせてはなりませぬ。

本質は、天に唾したオナゴさん大統領に、己の浅はかさを大いに思い知ってもらい、アジアの尊厳を取り戻すことでございます。


佚楽園(18)   ‥[日本人]サッカー(一)

2014年06月26日 | 随想録

 

 (謹転載 毎日新聞 W杯サポーターグラフィティ37葉中の11番目 メキシコ)

 

サッカーのWカップの対コロンビア戦、折よく目を覚ました時間が合って、久しぶりにスポーツ番組を完全に堪能しました。

Jリーグ創設期のフィーバーに巻き込まれ、「完全に」人生が狂ってしまった愚かで哀れな息子を持っているので、サッカー番組を「正視」することは好まないのですが、テニス妻が真に絶望的な誤留婦に成長したことも含めて、男の人生の運命は仕方有りませぬ。無論ゴルフ番組を「正視」することは、金輪際有りませぬ。「人生の苦さ」を思い切り味わいつつ、「遺伝子」に思いを致すのでございます。

愚かな母子の生ゴルフを観るのは、猿山のナマ猿どもを観るのと同様、別に嫌いでもないけれども、昔は傷害保険料程度を払えば見物できたコースも有ったけれども、今はシロートの場合には、そういう仕組みが無いようです。

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さてWカップは敗退が確定して、選手自身を含め、様々な「言葉」が伝えられ始めました。対コロンビア戦以前の、スポーツ・ヒョーロクダマども、いや評論家様方(選手上がり、記者上がり、教師上がりと居るのであろう。)の聞くに堪えない愚かな発言については、思わず「と金倶楽部」掲示板で、所感を述べました(『桃源郷の備忘録』)。

今後日本では、小保方嬢以上に議論されるであろう日本サッカーなので、愚は、ちょっと引っ掛かった所から記しまする。(昨夜5CHだったか?)

選手A(失名)「やはり一人か二人得点力が有る者が居て、それを皆で支えて行くようにしないと、世界では勝てない。」

ゴン中山「将来日本でも、小学生から発掘して、そういう者が出てくることは有り得ないわけではないにしても、当てにはならない。そういう者の出現を待つのではなく、一人で出来ないことを二人でやる工夫などで日本のサッカーを作り上げて行かねばならない。」(Aの発言に対する反論要旨。なおゴンは同時の応対でなく、現地のAのビデオを観ての物。)