現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

学問についてのニュースを観て(3)   プリンセス細胞

2014年03月12日 | 随想録

ファーストイヤーズ ディズニープリンセス ベビーピンク イス型 おまる(The First Years 3-In-1 Potty System Disney Princess)

割烹着(リケジョ)さんは、「STAP細胞について当初、「Princess細胞」という命名を提案・・・外部刺激が加えられることにより多様性を得るさまが、王子様にキスされて目覚めるお姫様になぞらえることができると考えたため」(WIKI)

長生きできる人ですね。既に1億円くらいは税金を使っているのだろうけれども。

生の「アニメ風」ファンタジーとしてストーリーが面白く、医学関係の研究の常態を国民に知らせてくれたことを思えば、まあそう無駄でもない方かも知れませぬ。

 「1月31日、研究ユニットでは、真実でない報道や取材による小保方自身や周囲へのプライバシーの侵害があったとし、その対応に追われ研究活動に支障をきたしている旨と報道関係者への理解と自粛を求める声明を発表した。この声明において、STAP細胞研究にとって今は重要な時期であると説明した。」(WIKI)

国語では、こういうのを「盗人猛々しい」というのだろうけれども、そこまで用意周到な悪辣さが有るわけでもないのだろう。現実と空想の区別が曖昧な世界に生きている人なのではないか?

むしろ、諷漫亭で痛烈な中身を羽二重で包んだような指摘(熊本氏)が有ったように、この女(ひと)が意識的か無意識的かのイワユル一つの「色仕掛け」で鼻の下が長い上役の男達や早稲田の博士審査委員の心を巧みに操って来たといったことは、如何にも有りそうな気がする。悪いのはオジサン達の方で、彼らは単なる馬鹿では済ませられない事態かも知れませぬ。

この本人の悪辣度という点では、代作を依頼していた例のニセ作曲家とは全く違うのだろう。罪の軽重は扠て措いてですが。

ところで、愚は、ニセ作曲家のケースで、代作者の桐朋音大非常勤講師のきれい事の言い分に、本物の偽物と同程度に胡散臭いものを感じたのと同様に、

 理研で「一度だけ成功した」と繰り返し強調して来た山梨大学教授の、掌を返したような今の言い草にも、強い胡散臭さを感じます。

シロートの愚には分らない部分が有るにせよ、担当分野が全く違う(から自分の実験は完璧だ。無実だと強調。)立場なのに、何故、何が「成功した」と主張できるのか?或いは主張できたのか?

割烹着さんを追及しても先は見えているけれども、この教授こそ正確に調査すべきでしょう。

3月11日の新しい発表として、朝日(ネット)に次の一節が有る。(下線及び『』は本ブログ筆者)

 (理研は)一方で「論文の内容自体はゆるがない」と従来の説明を繰り返した。ただ、根拠は小保方さんも含めた内部の再現実験だけ。理研の別の研究者もSTAP細胞を作製できたとしたが、『一部の性質を確認した』に過ぎない。

流石に記者会見で的確な質問をする者が有り、『…』の箇所は、それに答えたものでしょう。段々奇怪さが増していますね。近頃流行の言い方をすれば、「組織ぐるみ」の工作になって来たとさえ言える。

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ともかく、愚の見方はこうなのです。まともでない奴は、勝股東電会長(当時)以下の原発関係者を含めて、世の中にごまんと居るし、その「種は尽きまじ」。しかし監視していたはずの省庁や(高額の報酬を受け取っていた)委員共はなぜ騙されたのか?職務上の過失等は無かったのか。法的にも責任が無いはずはないが、少なくと重大なる倫理的責任は有るだろう。

(蛇足) 原子力については、誰も教授を辞めていないらしいが、国語では、こういうのを「盗人猛々しい」という。

蛇足の蛇足 挿絵上 プリンセス○○○。下 プリンセス(ディズニー映画?)

其のマタ蛇足  野依理研理事長殿は、今頃これらの絵のような夢魔に悩まされているだろうな。