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保阪正康のノンフィクション100選:和書その1
※コメントは選者ご本人によるものです

非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話 (ちくま学芸文庫)
赤松啓介
ちくま学芸文庫/2006年
日本の下層社会の人々のありのままの生活感が出ている

平民社時代 (中公文庫 M 42)
荒畑寒村
中公文庫/1977年
日本の社会主義思想の草分け時代を人間模様で捉えている

東京裁判への道(上) (講談社選書メチエ)
東京裁判への道(下) (講談社選書メチエ)(上下)
粟屋憲太郎
講談社選書メチエ/2006年
最新の資料を使って東京裁判までの被告選定の経緯を明かす

苦海浄土―わが水俣病 (講談社文庫)(新装版)
石牟礼道子
講談社文庫/2004年
公害のもつ悲劇とそれが人災であることを明かした歴史的な書である

太平洋戦争日記 (1)
太平洋戦争日記 (2)
太平洋戦争日記 (3)(全3巻)
伊藤整
新潮社/1983年
作家の戦時下の日記。戦況に一喜一憂するところがよい

花々と星々と (中公文庫 M 7)
犬養道子
中公文庫/1974年
祖父犬養毅のテロ事件のとき七歳の少女。彼女は何を思って育ったか

■『昭和史』
今井清一、遠山茂樹、藤原彰
岩波新書/1955年
戦後の論壇をリードした昭和史論。唯物史観の立場である
私記・一軍人六十年の哀歓 (1970年)
今村均
芙蓉書房/1970年
軍人として正直に生きた人物の自省を交えてのその生活

辻の華―くるわのおんなたち (中公文庫)
上原栄子
中公文庫/1984年
沖縄の遊郭がもつ共同体にも似たつながりの強さに打たれる
あゝ祖国よ恋人よ―きけわだつみのこえ 上原良司
上原良司
信濃毎日新聞社/2005年
特攻として逝った学徒兵の遺稿集。自由主義者としての誇りある死

余は如何にして基督信徒となりし乎 (岩波文庫 青 119-2)
内村鑑三
岩波文庫/1958年
日本の知識人による宗教的体験を本格的に語っている
日中十五年戦争と私―国賊・赤の将軍と人はいう (1974年)
遠藤三郎
日中書林/1974年
戦後、非武装中立を主張した元軍人の昭和の戦争での処し方

二・二六事件への挽歌―最後の青年将校 (1971年)
大蔵栄一
読売新聞社/1971年
青年将校のシンパの見た事件までの道筋と事件の裏側

日本語はどこからきたのか―ことばと文明のつながりを考える (中公文庫)
大野晋
中公文庫/1999年
日本語の由来を辿ることで、私たちは新たな視点をもつ

原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈上〉 (岩波文庫)
原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈下〉 (岩波文庫)(上下)
長田新編
岩波文庫/1990年
原爆に被災した子供たちの手記を同世代として忘れてはいけない

近衛内閣 (中公文庫 M 185)
風見章
中公文庫/1982年
近衛内閣の書記官長だった人物の近衛を見つめる目の温かさ

新版 日本のヤクザ
加太こうじ
大和書房/1993年
日本のアウトローを歴史のなかに位置づけている。ユニークな見方である

夢酔独言 他 (平凡社ライブラリー)
勝小吉
平凡社ライブラリー/2000年
辛口の口調で語る人生修養へつながる書。重みがある

現代史の課題 (岩波現代文庫)
亀井勝一郎
岩波現代文庫/2005年
唯物史観に異議を申し立てた評論家の現代史観。独自の見方の部分もある

サーカスが来た!―アメリカ大衆文化覚書 (同時代ライブラリー)
亀井俊介
岩波同時代ライブラリー/1992年
大衆に愛される演芸の発達のなかに人類の芸能への関心を見る

三光―日本人の中国における戦争犯罪の告白 (1957年) (カッパ・ブックス)
神吉晴夫編
光文社カッパ・ブックス/1957年
日本軍が中国で行った作戦。その手記はある時代には大問題に

■『日本改造法案大綱』
北一輝/西田税
1926年
若き革命家の冷徹な革命プログラム。その怖さはあまり知られていない

側近日誌
木下道雄
文藝春秋/1990年
敗戦直後の侍従次長が天皇を見つめた記録になっている

暗黒日記〈1〉 (ちくま学芸文庫)
暗黒日記〈2〉 (ちくま学芸文庫)
暗黒日記〈3〉 (ちくま学芸文庫)(全3巻)
清沢洌/橋川文三編
ちくま学芸文庫/2002年
戦時下の外交評論家が見つめているリベラリズムの社会観


「和書その2」に続く


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