探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

初めての縦走登山

2021年08月17日 | 自然探索記~採集記(道北)

黒岳から旭岳まで縦走してきました。
いつも単独で登山するわたしだが、今回は珍しく4人で挑戦。
6時40分のロープウェイで黒岳5合目まで移動し、そこからリフトを使用せず徒歩で登山。

黒岳頂上からの眺望
ここまでのルートが結構険しく、序盤なのにくじけそうになった。
この風景を見たら疲れは吹き飛んだけど・・・


黒岳から御鉢平までのルートはなだらかで歩きやすい。
高山植物が絨毯のように生えていて、花の時期だとさぞかし美しいと思われるが、花の終わった時期でも十分美しい風景。


ダイセツタカネフキバッタの幼虫
成虫ともによく見かけた。


御鉢平が見え始める。


御鉢平はカルデラで、硫化水素の火山ガスが噴き出している場所は有毒温泉と言われているんだって。
その影響で御鉢平周辺は植物はほとんど生えず、岩がごろごろした荒地となる。


御鉢平の周囲を回る様に中岳、間宮岳の尾根筋を歩く。
登ったり下ったり・・・。

そして最後にして最大の山場、旭岳に突入する。
頂上まで延々と急斜面の上に足場が崩れやすいので、著しく体力が消耗。
ちょっと登っては休憩の繰り返し。ストックを持ってこなかったことに後悔。
しかもガスが掛かっており、どこまで登ればいいのか分からず、終わりが見えないので精神的に参ってしまう。


やっとのことで登った旭岳
ガスでなにも見えず。

かなりハードな登山だったけど、それ以上に楽しめた。
また単独登山とは違った面白さも感じることもでき、登山という趣味の視野が広がった気がする。
この美しく壮大な風景は実際自分の目で見ないと感動は伝わらない。これを体感できるのは苦労して登った人の特権だよ。
登山はね、体力あるうちに上った方がいいよ。