探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

クリソリーナ

2018年08月08日 | 自然探索記~採集記(道北)

目的のものを見つけることができなく、意気消沈して林道を引き返す。
林道脇にはフキが生えており、何かの食痕があるので、あのハムシをちょっと探してみた。
「クリソリ~~~ナ!」とイタリア人っぽく巻き舌で叫んでから探すのがコツ。
恥ずかしがることはない。付近にはヒグマとエゾシカしかいないのだ。


いたいた・・・紺色型。同色の雌雄確認。
おそらくオオヨモギハムシでないかと。


おおっ、銅色型もいる。同色で雌雄確認。
ということは、こちらはアイヌヨモギハムシだろうね。よしよし。
個体数多いね、ここ。

帰宅して確認すると・・・
なんと、どちらもしっかりとした後翅があるではありませんか!
何かの間違いかと思って、交尾器の確認してみると、どちらも陳腐なヨモギハムシだった・・・
まさか同じ場所で、異なる体色が混生しているとは驚きだ。
くそ~ハムシのくせに!