忘憂之物

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             渋沢栄一

野田再改造内閣が正式発足…認証式終了(読売新聞) >2012.6.4

2012年06月04日 | 過去記事

    



野田再改造内閣が正式発足…認証式終了(読売新聞) - goo ニュース

<野田再改造内閣は4日夕、皇居での認証式を経て正式に発足した>







天安門事件から23年後の今日、野田内閣は2度目の改造に踏み切った。「目玉」というか「サプライズ人事」としては、やはり森本敏拓大教授の防衛大臣となる。民間からの起用は初めてだとか。自民党の石破氏は<政治家でない以上、軍事的な出来事に政治的責任はとれない>とマトモを言うが、そもそも、あの悪夢の政権交代から、政治家が政治責任を取る、などということをしなくなった。事態はより深刻なのだ。

野田内閣は2回も続けて「防衛大臣が素人」と揶揄され、それに懲りて今回は問答無用の玄人を頼んだ。森本氏は麻生内閣で防衛大臣補佐官(初代)も務めている。「批判するならしてみろ」ということだが、この防衛大臣補佐官の仕事を改めてみると、これは防衛省設置法第7条第2項に基づき、防衛省の所掌事務に関する重要事項に関し、防衛大臣に進言し、及び防衛大臣の命を受けて、防衛大臣に意見を具申することを職務とする、とある。

つまり「安全保障のエキスパート」が「政治責任を果たせる国会議員が務める国務大臣」に意見したり、具申したり、アドバイスしたりする。森本氏が適任者のひとりであることに異論はないが、とくに「国務大臣」にする理由もみつからない。すなわち「国会対策」であり「批判封じ」であり「サプライズ」であり「人材がいなかった」というだけ、とわかる。どこを切っても民主党、いつまで経っても民主党、やれるのはこの程度だ。

ところで、元オウム真理教の菊地直子も17年の逃亡生活が終わった。菊池は44歳と偽り、ヘルパーとして収入も得ていた。名前は偽名。「櫻井千鶴子」という名で生活していたということだが、まあ、なんとも「鳥越眞悟」とか「田母神瑞穂」みたいなものかと笑っていたら、そういえばあの「麻原彰晃」の本名は「松本智津夫」だったと思い出した。「ちづお」と「ちづこ」なわけだ。「ちよたろう」を名乗る私はすぐに気付いた(笑。

元オウム真理教の指名手配犯が捕まると「もうアサハラには何も思いません」みたいなことを言う。「アーレフ」も「ひかりの輪」も「アサハラは関係ありません」と言っていたはずだが、いま、また麻原彰晃の写真を飾る。いまでも「超能力が使えるようになる」とのことで入信者も増えている。元々が松本智津夫の邪心で集まったような連中、毒が抜ければ無意味化するから、そうそう簡単に自浄できるはずもない。世間の人は普通、心身の健康のためにヨガをやるのであって、べつに「人の心が動かせます」とか「中空に浮かぶことができます」を求めてはいない。彼らには一生、コレがわからない。

今回の野田内閣改造も同じ。「集団の本質」というのは変わらない。

法相になった滝実は人権擁護法案推進。官僚出身の日朝友好議員連盟。農林水産相の郡司彰は旧社会党グループ。輿石とか岡崎トミ子の赤い仲間だ。国土交通相は羽田雄一郎。世襲はともかく、永住外国人の地方自治体参政権問題についての研修会に参加。件の「尖閣ビデオ公開」にしても「慎重に取り扱うべき」というスタンスだった。骨の髄まで民主党だが、救い(?)は相変わらず金融・郵政改革相になる。国民新党の松下忠洋氏だ。これも売国政権の中にあって「防波堤」になってくれ、という奇妙な役割を主張することになる。「民主党内保守派」の「中から変える・中から守る」と同じ理屈、つまり、売国政権がなければ存在意義がない。


国民の多くは民主党よ、もういい、やめろ、と言っている。地域住民は「オウム真理教は出ていけ」とやっている。さっさと破防法でもなんでも適用にして「解散させろ」と言っている。「変わりました」とか「反省しました」とかではなく、共に「解散しろ」と突き付けられる。

さっさと四散して消え失せろ、と言われている。「反小沢」も「反麻原」も知ったことではないと怒っている。「アレをします」とか「コレは止めます」ではなく、解散して無くなってくれと懇願されている。このふたつの「北朝鮮の下部組織」に対して消え去ってくれと切望しているのだ。

麻原は「国家元首」を名乗り「神聖法皇」として、その下部に「各省庁」を置いた。オウム真理教には「外務省」も「大蔵省」も「文部省」もあった。「郵政省」も「防衛庁」もあった。2009年の夏、民主党はコレの本物を奪った。早く取り返さないと手遅れになる。




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