忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2010.12.12

2010年12月13日 | 過去記事
菅首相、東京・新宿区のハローワークを訪問し生活困窮者への政府の取り組み状況を視察

<菅首相は11日、東京・新宿区のハローワークを訪れ、生活困窮者に対する政府の取り組みを視察した。
菅首相が「やっぱり就職を探しているんですか?」と質問すると、相談に来た人は「探してます。住居もないんで」と答えた。
政府は、年末に「年越し派遣村」ができる事態を避け、生活困窮者を支援するために、全国のハローワークに、就労支援や住宅相談の窓口を一本化するなどの対策をとっていて、菅首相はその取り組み状況を視察した。
また、菅首相は、マンガ喫茶などを訪れ、政府の支援対策を案内するリーフレットなどが置かれている状況を確認した。
菅首相は「ネットカフェに来られる人は、住宅がないとかそういう人が、やっぱり結構多いんでしょうかね」と述べた。>

麻生さんがハローワークで「何がしたいか決めてないと、何でもいい、じゃ仕事も見つかりにくい」と言ったら「現実が見えていない」と叩かれた。現実をみていないのは30にも40にもなってアレしか出来ない、コレしか嫌だ、という連中であり、そういうのが年末に落ち目のタレントやら泡沫政党やらの「炊き出し」に群がり、交通費やら生活費やらを受け取って酒や煙草を買い、公園周辺にある「10円パチンコ」の稼働率が跳ね上がることになるわけだ。彼らの「何でもいい」は「なんでもやります」ではなく「この条件を満たしてくれるなら何でもいい」であり、とっくに「そんな仕事は無い」とわかっていても、目の前の変化、兆しに之繞をつけて「逃げる」ことばかり考える。

「兆」には手偏をつけると「挑む」となる。「炊き出し」を喰わねばならぬほど追い込まれながらも「挑まぬ」理由が私にはわからんのであるが、まあ、こういう人物が総理大臣になったらハローワークで<やっぱり就職を探しているんですか?>と聞いたりするのだろう。阿呆極まり、である。

そういえば元厚生労働大臣だった長妻議員も老人介護の現場で食事介助を体験しながら「おばあちゃんは、お粥が好きなんですか?」と話しかけて馬鹿にされた。付き添いの女性から「歯がないからお粥しか食べられないんです」と当たり前のことを言われていた。老人用オムツをしている高齢者に「トイレに行くことが出来ないんですか?」と聞くのと同じレベルである。また、この長妻議員は保育所についても「敷地面積云々」ということで「敷布団をなくしてゴロ寝させれば一人あたりの専有面積が少なくなる」と提案した阿呆である。人間の子供と大根の区別がつかんらしい。

すなわち、ちゃんと考えたことがないから、こういう阿呆な質問をする。そして、見下しているから、ちゃんと考えないのである。企業の面接で「興味がありました」とか「資格を活かしたい」としか言えぬのと同じく、そこにはちゃんと考えた形跡がないのである。

そして、それらは全てにおいて発揮される。↓



自衛隊派遣「現実性ない」=半島有事の邦人救出-韓国

< 【ソウル時事】菅直人首相が朝鮮半島有事の際に在韓邦人らを救出するため、自衛隊派遣を想定した協議を韓国側と開始したいとの考えを示したことについて、韓国大統領府高官は12日、「現実性のある話ではない」と述べた。聯合ニュースが伝えた。
 同高官は「菅首相の発言がどのような脈絡から出たのかよく分からない」と断った上で、「恐らく深く考えた話ではないだろう」と指摘。首相発言に対しては日本でも疑問が出ているとし、「日本もそのような計画を持っているわけではないと思う」と語った>

人間は「コレについてだけは真面目に考える」ということが出来ない。真面目に思考する人は、何に対してでも「真面目に構える」から理屈っぽいと嫌われたりする。ある作家は新幹線の中で2時間半、ずっと難しい顔をして何かを考えていた―――と付き添っていた出版社の担当が紹介していた逸話をどこかで読んだことがある。この作家は2時間半考えて、ついにギブアップしたのだという。何を考えていたのかと言えば、それは「エア枕」であった。他の乗客が手に持っていた「ソレ」がなんだかわからなかったから「考えていた」というのである。担当者は「それをずっと考えていたんです?」と笑ったが、その作家は「聞けばすぐにわかるし、調べればわかることだが、そこには思考するが抜けてしまう」と答えたのだという。これはもう「性分」としか言いようがないが、こういう人は常に「考える」という癖がついている。良いか悪いか、ではなく「そういう人」なのだ。

ハローワークで「就職を探しているんですか?」と聞くのも、老人介護施設の利用者に対して「お粥が好きなんですか?」と聞くのも「脳味噌を一ミリも使えぬ人」であるとわかる。また、管直人の「総理大臣になってから自衛隊の最高指揮官だと知った」も、鳩山由紀夫の「学べば学ぶほど、沖縄の米海兵隊の抑止力がわかった」というのも同じところにある。この韓国大統領府の高官がいう<恐らく深く考えた話ではないだろう>は的を得ているのである。なぜというに、この総理大臣はつい先ごろ「自分が自衛隊の指揮官」であることを知ったのであるから、なるほど、自分は自衛隊に命令して動かせるのだ、ならば朝鮮半島有事の際、自分の命令で自衛隊を出撃させることもできるじゃんか、と言ったに過ぎないのだ。だから「深く」どころか「浅く」も考えていないとしれている。

また、この政権は総理大臣だけではなく、その他多くの議員も同じようなモノで、実に枚挙に暇ないが、例えば天皇陛下が出御なさるまでの5分ほどを立っていることが気に喰わぬというベテラン議員も同じ、慣例を破って天皇陛下を習近平に会わせてもよいのだと威張っている元代表も同じだったりする。こういう世の中に通じんレベルの阿呆どもが、自己保身のためだけに同じような阿呆どもに尻尾を振り、大いに日本に迷惑をかけようとして、本当の意味で「世界から笑われる日本」をつくりだしてしまうことになる。↓



「戦争に突入も」と批判 邦人救出への自衛隊派遣で福島党首


<社民党の福島瑞穂党首は12日、金沢市で講演し、菅直人首相が、自衛隊派遣を念頭に朝鮮半島有事の日本人救出計画を策定する意向を示したことについて「これはひどい。自衛隊を派遣すれば、戦争に突入するかもしれない」と批判した。

 「民主党の一部の人たちが、自民党のやらなかったことをやるんだと意気込んでいる。大変な危惧を抱いている」と述べた>

朝鮮半島が有事になったら「自国民を取り戻すために実力組織を投入する」ということに反対するのは支那共産党や北朝鮮労働党ではなく、ついさっきまで日本の連立政権を担っていた日本の政党である。自衛隊を派遣すれば戦争になると危惧するならば、社民党の議員を派遣すればいいと思うのだが、ま、いずれにせよ、この連中は「日本人救出計画」というモノに対して「日本人を救出するなんてこれはひどい」と言っているのだろう。そうとしか思えぬし、そう思うほうが無理もない。

こういう連中は例えば、在日米軍はいらない、という。ここで「自衛軍を持つべき」ならわかる。現実的かどうか、要する時間や国内調整や対米関係を措けば、それは一先ず常識的な考えでもある。しかし、ここで「自衛隊も解体すべき」ならば話にならない。社民党の連中は「軍事力はいらない。憲法にもそう書いてある」と未だに言う。竹島は韓国に、北方領土はロシアに、日本国民は北朝鮮に、不法に占拠されたり拉致されたりしているじゃないかと、支那は尖閣諸島を「自国領」だと公言しているではないかとやれば、それは「対話」を通じて何とか解決すべきだという。それでも向こうは「対話」してくれないじゃないかと言い返せば、それは「日本に真摯な過去の反省がないからだ」と真顔でやる。

旧社会党の残党に牛耳られている民主党も賛同する。政権維持のための数議席が欲しいがために日本を悪役にもすれば歴史も売る。つまり、ここにも「考えた形跡」がないのだ。アメリカがやっつけで作った日本国憲法に「平和を愛する諸国民」と書いていても、日本の周辺国は支那朝鮮があり、ロシアがある。実害も受け続けている。憲法であれ何であれ、それらはすべからく「現実に則したモノ」でなければならないという原理原則がある。

憲法とは聖書ではない。「こうあるべき」と書かれていても、現実世界がそうならないなら、それらに対応せねば使えない。また、それらはすべて「政治家が考えねばならないこと」に他ならない。政治家の主な仕事は立法である。必要に応じた法律を作成し、その法案を国会で通すことである。自分らの主義主張を守るために国会にいるわけではない。護らねばならぬのは日本国民の生命と財産、日本国という国体である。それを行うための政党であり、政治家という立場もある。本末転倒も甚だしいわけだ。

日本は民主主義の国であるから、民主党でも社民党でも「国民から選ばれたならば」政権与党になっていい。もっといえば韓国に謝罪し続けてもいい。支那に譲り続けてもよかろう。拉致事件も「日本が悪かったからだ」といえばよろしかろう。例えば、こういう主張をして、これを実際に行っても許されるわけだ。↓



慰安婦問題、立法で解決を 日韓の弁護士会が提言

<日韓併合100年を機に、日本弁護士連合会と韓国の大韓弁護士協会が11日、都内で日本の植民地支配による被害者救済を考えるシンポジウムを開き、従軍慰安婦問題を立法で解決するよう求める提言を発表した。

 提言によると、「慰安所」制度が国際法に違反する人権侵害であったことを日本政府が認め、被害者への謝罪と金銭的補償を実施。問題の徹底した全容解明のため、国会や政府内に調査機関を設けるなど立法措置を行うことを求めている。

 シンポジウムでは、元慰安婦の韓国人女性(81)らが「拷問されて悔しい。きちんと謝って賠償して。日本政府への遺言です」と日本語で訴える映像を上映した>

戦争中の売春婦にカネをやってもいい。ただ、それをちゃんと国民の前に押し並べて吟味してもらわねばならない。「日本は世界の人々、とりわけアジアの方々に多大なる迷惑をかけたんです。我々は謝罪せねばなりません、賠償せねばならないのです、どうですか!みなさん!」と演説せねばならない。でも、そんなことを言えば落選させられるから、そんなことは選挙前には言わなくていいことになっている。これを卑怯と言わず、なんという。

昨年の夏、民主党のマニュフェストが詐術のパンフレットだと知れていたら、あれほどの大勝はなかったのだ。今の現実のように「やりません・できません・しりません」であれば、最近の地方選挙と同じ結果が民主党にはつきつけられていたはずだ。これは明らかなる「詐欺行為」であった。「言ったことがウソになった」のではない。「やれると思ったけど出来なかった」ことばかりでもない。いや、万が一、それが本当だとして「ウソつき」の誹りを免れることは出来ても「無能」の評価は避けられぬはずだ。いずれにしても、これほどの素人集団にこの国を任せて安心などにはならない。

民主党は選挙前から協力していた民団やら日教組やら組合やらとの「闇の公約」は守ろうと必死だ。政権交代すればなんとかできる、なんとかする、と思っていたのだろうが、現実はどうだ。売国法案は待ったなしだ。どころか地方選挙の相次ぐ惨敗をみて、民主党の執行部はもっと売国を加速させる必要がある。形振り構わず急ぐことだろう。先の参院選で「ひとつも議席を取れなかった」国民新党を切れないのも、その理由が「郵政票が欲しいだけ」としれている。数議席しかない泡沫売国政党に愛想笑いするのも、このまま解散にでも追い込まれれば、昨年の夏にウソをついて当選した数多くのど阿呆議員が無職になるからだ。すなわち、日本国民からすれば、知ったことかという他ない。

「考え方が浅い」ということはデリカシーがない。ハローワークに来ている人に<やっぱり就職を探しているんですか?>と問うほど、だ。また、デリカシーもないような底の浅い人間にはウソも吐けない。馬鹿だからだ。人生を舐めきっているから、ウソの辻褄すら合わすことが出来ない。だから「言っていることと言っていることが違う」という病的なほどのブレが生じる。何も考えないで話すことのリスクがわからない。何も考えていないという危険も感じない。つまり、責任など取れない。

管直人も周囲の人間に怒鳴るそうだが、腰の低い相手を小馬鹿にするのも同じだ。かつて社長マンは私の悪口を私の部下に言っていた。腹に据えかねたその部下から「本人に言って下さいよ、社長はあなたでしょう?」と言われれば返す言葉はなかった。「考えが浅い」というのはトップの器にない。それはその集団が大きくても小さくても同じことだ。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (karasu)
2010-12-13 15:36:09
そうか、炊き出し村へ行けば、高くて手が出ない、正月の御節の弁当を頂けるかもですね
そして、小遣い銭もくれて・・考えてもなかったです

え・朝鮮出兵!
違ったか、韓国に関東軍を派兵!
それも違いますね、関東軍はいませんからね

昔なら自衛隊にはいろ、はいろ!
なんて歌ってたハッピーな人達もいたのに、自衛隊もどんどん人減らしで基地は縮小、跡地にチャイナタウンでも呼び込まなければ駄目かなー
それが嫌だからヤンキー呼んでるのか?

不確定情報では日本の高級住宅地に一文字の表札が増えてるとか増えてないとか

正月には雑煮とかが欲しい、間違っても豚の頭の丸焼きなんか出るような国になってもらいたくない
返信する
Unknown (久代千代太郎)
2010-12-15 20:38:55
>からす さん

おせち!!ww

くれますかねww??


「ヤンキー」は大阪発祥。アメリカ村かららしいですね。(阿呆みたい+アメリカ)やんけー=ヤンキーであります。


>日本の高級住宅地に一文字の表札が増えてるとか増えてないとか

ww

アルファベットの表札も阿呆ですよねww



嗚呼ぁおせち楽しみ・・・・

正月大好きですw
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。