
コバケンとその仲間たちオーケストラとは、
スペシャルオリンピックスの趣旨に賛同し、その支援のため、
小林研一郎氏と仲間の音楽家たちによってボランティアで結成されたオケで、
これまでに、白馬(2005年)、熊本(2006年)でコンサートを開催している。
今年2007年は、コバケン氏のふるさとでもある福島で公演する予定である。
さて、今年の初め、ひょんなことから女房がこのオケに参加する機会があり、
そこで声がかかって、この夏の福島公演に夫婦で出演することなった。
今日(8/4)は、その最初の練習が都内某所で盛大に行われた。
コバケン氏のご指導の下でオーケストラ演奏を体験するのは、
葛飾フィルの定期で指揮してくださった演奏会と、
エキストラ出演した江戸川フィルの第20回定期演奏会に続き今回で3回目。
またも強烈な個性と気迫、巨大な音楽空間に包まれることとなった。
そのうえ「コバケンとその仲間たちオーケストラ」のコンマスも物凄い人だ。
室内楽やソロでも大活躍のヴァイオリニスト瀬崎明日香さん。
今日の練習の最後で、サラサーテの「チゴイネルワイゼン」を演奏したが、
ほとばしるジプシーの情熱を、これでもかっ!と言わんばかりに発散する。
その強烈なヴィルトーゾぶりに魅せられてしまい、
伴奏していてとてもスリリングで楽しい瞬間だった。
今日練習した曲はどれも超有名な曲ばかりだったが、演奏は決して簡単ではなく、
特に「モルダウ」や「1812年」は、私にとってはなかなか難儀な曲だ。
弾くのが大変なので、ちょっと敬遠したくなるような曲なのだが、
そこはマエストロ“コバケン”氏の魔法の不思議なところ。
演奏しているうちにその苦手意識がいつの間にか消え失せている。
むしろ、積極的に演奏している自分を見出して、嬉しくなってしまうのだ。
このオケの練習、明日も夕方からある。
難しくて弾けないところがあるのは気が重いが、
マエストロのタクトでどんな練習が展開することになるのか、
これはとても楽しみだ。
《今日の練習曲》
○シベリウス/交響詩「フィンランディア」
○スメタナ/交響詩「モルダウ」
○チャイコフスキー/大序曲「1812年」
○プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」~『誰も寝てはならぬ』
○サラサーテ/「チゴイネルワイゼン」


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