今日(1/24)、女房と娘と3人で都内のある楽器屋さんにヴァイオリンを探しにいった。
娘は女房の師匠(と女房)にヴァイオリンの手ほどきを受けているが、まだ身体が小さく、
これまでは分数ヴァイオリンといって、普通の大きさよりも小さいものを使っていた。
昨年末、師匠から「身体も大きくなったし、そろそろフルサイズの楽器に変えましょうか。」
と言われて、予定のない休日に楽器屋さんに探しに行くかと話していたのが今日実現した。
その楽器屋は、大きな通りや商店街からは外れたやや閑静な住宅街といった趣の街角にあり、
外見はあまり楽器屋さんには見えない感じだけれど、玄関を入るとアンティークな調度品と
数々のヴァイオリンやチェロに囲まれた小さな室内が、落着いていて趣味の良い雰囲気。
師匠からフルサイズにしましょうと言われて探しにきて、ここが最初の楽器屋さんです。
明るく伸びやかな音色のイタリアの新作が良いでしょうと言われました。
そう話すと、店長さんが、先ずはここ2年くらいのクレモナの新作を5挺出してくれた。
だしてきてくれた順に娘が験し弾きをし、さらに女房も色々と弾いてみる。
私はとりあえず傍らでじっくり聴いた。
どの楽器も、音量や響きとしては、娘がこれからつきあっていく楽器としては申し分ない。
やはり決め手となるのは、音色とか全体のバランスとか楽器の将来性などなど。
さらに、女房や私の好みみたいなものも判断基準になる。
で、その音色とかバランスとか響きの品の良さで判断すると、次の楽器を弾くたび良くなる。
ひょっとしたら、ランクの低い順にだしてきて並べているのではないか?と感じた。
私には、5挺のうちの最後の2挺が、響きや音色に品があって全体のバランスが良いと感じた。
娘もその2挺が弾いた感じがよかったと言い、女房も私と同意見。
聴いているだけでは物足りなかったので、私もこの2挺を引き比べた。
どちらも豊かな響きでよい楽器だ。
・・・っていうか、私のヴァイオリンとは格が違いすぎる・・・
やっぱええ楽器は弾いてて気持ちええの~ぉ。
さて、その2挺のどちらが良いか?
ここで、娘と両親の意見が分かれた。
娘は4番目に弾いた楽器が明るい音色で豊かな音量だと感じ、それが一番だと言う。
なるほど、娘の言うことはもっともで、この楽器、かなり雄弁な感じのする響きだった。
しかし、私には5番目の楽器のほうがより深く奥行きのある響きと多彩なキャラクターを感じ、
これからさらに洗練された響きになっていくのではないか?という将来性も感じた。
4番目の楽器は、雄弁で聴く人の気を惹くものであるが、やや一本調子で飽きそうな感じだが、
5番目の楽器のほうは、それほど雄弁な響きではないが、遠近感と色彩感に幅がありそうだ。
音楽で色々と表現して楽しむには、5番目の楽器のほうが今も将来も楽しみだ。
そんな私の印象を女房に話すと、彼女も同じ意見だった。
つまり、母と父は、断然、5挺の中では5番目の楽器がベストであった。
さあ、親子で意見が分かれたぞ。
どうする、どうする?
娘は「ママがいいって言うならそれでいい。」と案外アッサリしたものだった。
・・・既に自分の意見を持ち、結構頑固な娘だが、音楽では女房には従順だ・・・
さて、そんな我々の様子をみていた店長さん、さらに2挺だしてきた。
この2挺もイタリアの新作だったが、最初の5挺とはややタイプの違うものだった。
わりとしっとりした感じの響きだったが、女房や私の好みではなかった。
とりあえず、5番目の楽器が候補かな・・・。
ここで、残念ながら、私は所用のために楽器屋さんを出なくてはならなくなった。
もともと予定していた用事があったのでしょうがない。
が、楽器屋さんでの験し弾きはなかなか楽しい。
あとの用事さえなければ、まだまだ、色々と楽器を弾いたり、響きを聴いていたいところだ。
その後の顛末を女房に聞いたら、さらに色々と楽器が出てきて、もっと良いのもあったらしい。
が、ちょっと予算的には手が出ないシロものだったそうだ。
また、楽器だけでなく、弓もいいのがでてきたそうだ。
そうそう、楽器選びも大事だけれど、弓を選ぶのはそれ以上に大事かもしれない。
いや、むしろ弓のほうが大事だ。
で、結局、5番目の楽器と、私が楽器屋さんを後にしてからでてきた楽器をもう1挺、
それに弓を1本、一週間の条件で取り置きしてもらったとのこと。
これに決めるかな・・・?
実は、今日から楽器屋さんを4,5軒まわって、色々な楽器を験し弾きしてから
購入すべき娘の楽器を決めるつもりだった。
でも、最初の楽器屋さんで良い楽器に出会えたようだ。
勿論、さらに探せば、もっと良い楽器が沢山あるだろう。
そのあたりのことは、今晩、これから女房と長話になるかも・・・。
いやいや。
女房も私も、もうあのヴァイオリンに決めているのかもしれない。
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娘は女房の師匠(と女房)にヴァイオリンの手ほどきを受けているが、まだ身体が小さく、
これまでは分数ヴァイオリンといって、普通の大きさよりも小さいものを使っていた。
昨年末、師匠から「身体も大きくなったし、そろそろフルサイズの楽器に変えましょうか。」
と言われて、予定のない休日に楽器屋さんに探しに行くかと話していたのが今日実現した。
その楽器屋は、大きな通りや商店街からは外れたやや閑静な住宅街といった趣の街角にあり、
外見はあまり楽器屋さんには見えない感じだけれど、玄関を入るとアンティークな調度品と
数々のヴァイオリンやチェロに囲まれた小さな室内が、落着いていて趣味の良い雰囲気。
師匠からフルサイズにしましょうと言われて探しにきて、ここが最初の楽器屋さんです。
明るく伸びやかな音色のイタリアの新作が良いでしょうと言われました。
そう話すと、店長さんが、先ずはここ2年くらいのクレモナの新作を5挺出してくれた。
だしてきてくれた順に娘が験し弾きをし、さらに女房も色々と弾いてみる。
私はとりあえず傍らでじっくり聴いた。
どの楽器も、音量や響きとしては、娘がこれからつきあっていく楽器としては申し分ない。
やはり決め手となるのは、音色とか全体のバランスとか楽器の将来性などなど。
さらに、女房や私の好みみたいなものも判断基準になる。
で、その音色とかバランスとか響きの品の良さで判断すると、次の楽器を弾くたび良くなる。
ひょっとしたら、ランクの低い順にだしてきて並べているのではないか?と感じた。
私には、5挺のうちの最後の2挺が、響きや音色に品があって全体のバランスが良いと感じた。
娘もその2挺が弾いた感じがよかったと言い、女房も私と同意見。
聴いているだけでは物足りなかったので、私もこの2挺を引き比べた。
どちらも豊かな響きでよい楽器だ。
・・・っていうか、私のヴァイオリンとは格が違いすぎる・・・
やっぱええ楽器は弾いてて気持ちええの~ぉ。
さて、その2挺のどちらが良いか?
ここで、娘と両親の意見が分かれた。
娘は4番目に弾いた楽器が明るい音色で豊かな音量だと感じ、それが一番だと言う。
なるほど、娘の言うことはもっともで、この楽器、かなり雄弁な感じのする響きだった。
しかし、私には5番目の楽器のほうがより深く奥行きのある響きと多彩なキャラクターを感じ、
これからさらに洗練された響きになっていくのではないか?という将来性も感じた。
4番目の楽器は、雄弁で聴く人の気を惹くものであるが、やや一本調子で飽きそうな感じだが、
5番目の楽器のほうは、それほど雄弁な響きではないが、遠近感と色彩感に幅がありそうだ。
音楽で色々と表現して楽しむには、5番目の楽器のほうが今も将来も楽しみだ。
そんな私の印象を女房に話すと、彼女も同じ意見だった。
つまり、母と父は、断然、5挺の中では5番目の楽器がベストであった。
さあ、親子で意見が分かれたぞ。
どうする、どうする?
娘は「ママがいいって言うならそれでいい。」と案外アッサリしたものだった。
・・・既に自分の意見を持ち、結構頑固な娘だが、音楽では女房には従順だ・・・
さて、そんな我々の様子をみていた店長さん、さらに2挺だしてきた。
この2挺もイタリアの新作だったが、最初の5挺とはややタイプの違うものだった。
わりとしっとりした感じの響きだったが、女房や私の好みではなかった。
とりあえず、5番目の楽器が候補かな・・・。
ここで、残念ながら、私は所用のために楽器屋さんを出なくてはならなくなった。
もともと予定していた用事があったのでしょうがない。
が、楽器屋さんでの験し弾きはなかなか楽しい。
あとの用事さえなければ、まだまだ、色々と楽器を弾いたり、響きを聴いていたいところだ。
その後の顛末を女房に聞いたら、さらに色々と楽器が出てきて、もっと良いのもあったらしい。
が、ちょっと予算的には手が出ないシロものだったそうだ。
また、楽器だけでなく、弓もいいのがでてきたそうだ。
そうそう、楽器選びも大事だけれど、弓を選ぶのはそれ以上に大事かもしれない。
いや、むしろ弓のほうが大事だ。
で、結局、5番目の楽器と、私が楽器屋さんを後にしてからでてきた楽器をもう1挺、
それに弓を1本、一週間の条件で取り置きしてもらったとのこと。
これに決めるかな・・・?
実は、今日から楽器屋さんを4,5軒まわって、色々な楽器を験し弾きしてから
購入すべき娘の楽器を決めるつもりだった。
でも、最初の楽器屋さんで良い楽器に出会えたようだ。
勿論、さらに探せば、もっと良い楽器が沢山あるだろう。
そのあたりのことは、今晩、これから女房と長話になるかも・・・。
いやいや。
女房も私も、もうあのヴァイオリンに決めているのかもしれない。
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