今日(10/30)の昼食は、神保町の靖国通りとすずらん通りに挟まれた小路にある
中華料理屋『徳萬殿』の、隣のお食事処『ふらいぱん』にでかけた。
またしても言いだしっぺは、我が上司「コードネーム0024氏」である。
「今日は魚が食いたいの…」と、どこかで仕入れた“魚の美味い店情報”を頼りに
職場から程近い、その店が在るはずの辺りをウロウロしてみた。
が、途中で、随分とアサッテの方角に来てしまったことに気がついて、
「しゃあないから、他の店探すか…」ということになって、
「あそこ行ってみるか?」と、先週チャーハンを食べた『徳萬殿』の隣にあった
少し質素で控えめだがやや気になる存在感を漂わせていた店を目指すことにした。
「“まぐろのなかおち定食”がええらしいぞ。」
「またググったんっすね。よー知っとるわ。」
「今日は、魚が食いたいんじゃ。」
つまりは、意中の店で美味い魚が食いたかったが、道を間違えて見つからんので、
しょーがなし、くやしまぎれに“なかおち定食”でお茶を濁すことにしたのである。
が、しかし、お茶を濁すどころか、これが当たりだった。
少なくとも私には。
大盛り天国でいかにも活気に満ちている中華料理屋の『徳萬殿』に比べると、
その隣のお食事処『ふらいぱん』は、店構えからしてわりと控えめである。
カウンターの中のおやじは黙々と調理し、おかみさんが注文をとって食事を運ぶ。
メニューは「まぐろのなかおち」「めだい煮」「肉豆腐」などなど和食中心である。
さて、我々5人のうち、部下「ケンケン」は“肉豆腐定食”を注文したが、
残る4人は予定通りの“まぐろのなかおち定食”を注文した。
で、このなかおちがけっこうなボリュームであった。
店内にはメニューをテーブルのほぼ真上から撮影した写真が掲示してあるが、
普通のご飯と味噌汁にメインの“なかおち”に緑の海藻が添えてあるだけで、
これを見る限りでは何の変哲もなく、品数も量もやや物足りなさを感じるのである。
「血圧を下げんといかん私には、足りないくらいが良いかも。」と思っていると、
どんぶりに盛られたご飯からやってきた。…まあ、普通だな…
続けてメインの“なかおち”である。
ところで、我々が外食する時、メニューの写真と実際に運ばれてきた料理との間に
大きなギャップを感じてちょっとガッカリすることが往々にしてある。
今日のお食事処『ふらいぱん』でも、そのギャップを感じることになった。
が、それはちょっとガッカリではなく、むしろ意表をつくものであった。
長方形の皿の大きさは、ごくありきたりな刺身定食といったふうであるが、
その上に盛られた“なかおち”が、かなり立体的に盛られているではないか。
メニューの写真からはここまで高く盛られていることにちょっと気がつかない。
つまり、決してキレイに切りそろえられたわけではない“なかおち”の切り身が、
無造作に皿の上に幾重にも積まれていて、少しオーバーに言うと山盛りなのである。
そして、そのボリューム感は、食べ始めてさらに実感することになる。
これは思いのほか、かなりな量なのである。
メニューの写真から物足りなさを感じ取った上司「コードネーム0024氏」は、
サイド・メニューに“きんぴら”を追加していたが、
「こりゃ、“きんぴら”は余計だったな…。」とこぼしていた。
“なかおち”とご飯を交互に食べていた私も、丼のご飯が足りなくなったくらい。
「ご飯おかわり自由」という店内の貼紙は、こういうことなのか…。
で、先週ほど刺激的で笑える大盛りではなかったが、結果的には満腹となった。
「う~ん、なんかジワ~ッとくる大盛り感でしたね。」
「ほーやの、お得感があったの。」
「結構、ハマリそうな感じっすよ。」
リピーターが多いというのもうなずける。
そして、私は静かな満足感とともに『ふらいぱん』を後にするのであった。
【メモ】
お食事処『ふらいぱん』:千代田区神田神保町1-5 (03-3468-8811)
○営業時間/11:30~14:00、16:00~20:30/日・祝日休
←励ましの一本締めで一押しお願いします
中華料理屋『徳萬殿』の、隣のお食事処『ふらいぱん』にでかけた。
またしても言いだしっぺは、我が上司「コードネーム0024氏」である。
「今日は魚が食いたいの…」と、どこかで仕入れた“魚の美味い店情報”を頼りに
職場から程近い、その店が在るはずの辺りをウロウロしてみた。
が、途中で、随分とアサッテの方角に来てしまったことに気がついて、
「しゃあないから、他の店探すか…」ということになって、
「あそこ行ってみるか?」と、先週チャーハンを食べた『徳萬殿』の隣にあった
少し質素で控えめだがやや気になる存在感を漂わせていた店を目指すことにした。
「“まぐろのなかおち定食”がええらしいぞ。」
「またググったんっすね。よー知っとるわ。」
「今日は、魚が食いたいんじゃ。」
つまりは、意中の店で美味い魚が食いたかったが、道を間違えて見つからんので、
しょーがなし、くやしまぎれに“なかおち定食”でお茶を濁すことにしたのである。
が、しかし、お茶を濁すどころか、これが当たりだった。
少なくとも私には。
大盛り天国でいかにも活気に満ちている中華料理屋の『徳萬殿』に比べると、
その隣のお食事処『ふらいぱん』は、店構えからしてわりと控えめである。
カウンターの中のおやじは黙々と調理し、おかみさんが注文をとって食事を運ぶ。
メニューは「まぐろのなかおち」「めだい煮」「肉豆腐」などなど和食中心である。
さて、我々5人のうち、部下「ケンケン」は“肉豆腐定食”を注文したが、
残る4人は予定通りの“まぐろのなかおち定食”を注文した。
で、このなかおちがけっこうなボリュームであった。
店内にはメニューをテーブルのほぼ真上から撮影した写真が掲示してあるが、
普通のご飯と味噌汁にメインの“なかおち”に緑の海藻が添えてあるだけで、
これを見る限りでは何の変哲もなく、品数も量もやや物足りなさを感じるのである。
「血圧を下げんといかん私には、足りないくらいが良いかも。」と思っていると、
どんぶりに盛られたご飯からやってきた。…まあ、普通だな…
続けてメインの“なかおち”である。
ところで、我々が外食する時、メニューの写真と実際に運ばれてきた料理との間に
大きなギャップを感じてちょっとガッカリすることが往々にしてある。
今日のお食事処『ふらいぱん』でも、そのギャップを感じることになった。
が、それはちょっとガッカリではなく、むしろ意表をつくものであった。
長方形の皿の大きさは、ごくありきたりな刺身定食といったふうであるが、
その上に盛られた“なかおち”が、かなり立体的に盛られているではないか。
メニューの写真からはここまで高く盛られていることにちょっと気がつかない。
つまり、決してキレイに切りそろえられたわけではない“なかおち”の切り身が、
無造作に皿の上に幾重にも積まれていて、少しオーバーに言うと山盛りなのである。
そして、そのボリューム感は、食べ始めてさらに実感することになる。
これは思いのほか、かなりな量なのである。
メニューの写真から物足りなさを感じ取った上司「コードネーム0024氏」は、
サイド・メニューに“きんぴら”を追加していたが、
「こりゃ、“きんぴら”は余計だったな…。」とこぼしていた。
“なかおち”とご飯を交互に食べていた私も、丼のご飯が足りなくなったくらい。
「ご飯おかわり自由」という店内の貼紙は、こういうことなのか…。
で、先週ほど刺激的で笑える大盛りではなかったが、結果的には満腹となった。
「う~ん、なんかジワ~ッとくる大盛り感でしたね。」
「ほーやの、お得感があったの。」
「結構、ハマリそうな感じっすよ。」
リピーターが多いというのもうなずける。
そして、私は静かな満足感とともに『ふらいぱん』を後にするのであった。
【メモ】
お食事処『ふらいぱん』:千代田区神田神保町1-5 (03-3468-8811)
○営業時間/11:30~14:00、16:00~20:30/日・祝日休
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