GAOの隠れ処「ムンダナ」

都内のアマチュアオーケストラでVnとVaを弾いているGAOの、音楽を中心とした関心事についてのあれこれ

山田和樹&東京混声合唱団

2007-02-27 23:37:45 | 音楽日記
昨晩(2/26)、上野の東京文化会館で、東京混声合唱団第209回定期演奏会を聴いた。
創立50周年記念定期演奏会の一環で「未来へ“祈り”」というサブタイトルのついた
ちょっと力の入った演奏会であった。

私も職場を終業時刻とともに出て最初から腰をすえて聴くつもりだった。
…のだが、職場を出る直前にちょっと困った問題が発生し、そのため開演に遅刻。
2曲目が始まる寸前に東京文化会館に着いたが、受付で手間取って間に合わず、
仕方なしに2曲目は騒々しいロビーで聴いて、休憩後ようやくホールに入った。
ということで、後半の2曲しか聴くことができなかった。

もっとも、ロビーで聴いたとはいえ、それなりに楽しめた。
「夢の意味」という曲は、上田真樹という私よりも一昔若い作曲家が
リンボウというニックネームでお馴染みの林望氏の詩に曲をつけたものだが、
騒々しいロビーでモニターを通して聴く限りでは、非常に親しみやすいメロディーと、
透明感のある和声が用いられていて、「夢」のイメージが映像のように感じられた。
演奏が終わると、作曲家と作詞家が舞台に呼ばれて出てきた。

林望氏は、色々なメディアを通してよく写真をみかけるが実物は初めてだ。
この方も、実は本日の指揮者ヤマカズ氏のファンの1人だという。
作曲家の上田真樹氏も、初めて拝見する方だが、若々しく知的な雰囲気の人である。
最近の作曲家は素人には何やらこ難しい曲を書くというイメージがあるのだが、
上田氏のこの曲は、一聴して親しみ易くしかも抒情的で素直な印象を受けた。
人間、難しいことを考えていても、ボーっと単純な作業をしていても、
その頭脳に何がしかのリズムが生まれている時に、無意識に気持ちがノッてきて、
なんとなく口ずさんでしまうようなことがある。
そんな時に流れてくるメロディーは、思いがけないほど素直な心を反映しているが、
この曲は、そういう自然に流れてくるようなもの・・・そんな感じがした。
こういう素敵な曲を生み出していく上田氏に、なんだか嬉しくなった。


◆◆東京混声合唱団第209回定期演奏会「未来へ“祈り”」◆◆
日時/2007年2月26日(月)19:00開演(18:30開場)
場所/東京文化会館小ホール
指揮/山田和樹
ピアノ/中川俊郎、新垣 隆
共演/東京大学柏葉会合唱団OB・OG有志

■リゲティ:作曲-追悼- Gyorgy Ligeti(1923-2006)
永遠の光が Lux aeterna(1966)

■上田 真樹:作曲 UEDA Maki(1976-)
混声合唱とピアノのための組曲
夢の意味(2007)-委嘱初演-
Ⅰ.朝あけに/Ⅱ.川沿いの道にて/Ⅲ.歩いて/
Ⅳ.夢の意味/Ⅴ.夢の名残
林 望:作詩

■鷹羽 弘晃:作曲 TAKAHA Hiroaki(1979-)
混声合唱とピアノのための
ブルレスカ(2007)-委嘱初演-
I 紙(室生犀星:詩)
II. 言葉(原題「白い言葉」)(大手拓次:詩)
III. 軍隊(原題「軍隊(通行する軍隊の印象)」)(萩原朔太郎:詩)

■三善 晃:作曲 MIYOSHI Akira(1933-)
混声合唱と2台のピアノによるレクイエム(1972年委嘱作品)
(2004 新垣隆のリダクションによる)



休憩になってホールに入ると、客席がかなり埋まっているのに驚いた。
この合唱団の集客力か、私がお目当てとした指揮者ヤマカズ氏の人気か?
舞台上手側のかぶりつきに葛飾フィルの仲間をみつけたので一緒に聴くことにした。

後半最初の曲は鷹羽弘晃という作曲家の作品である。
ブルレスかというこの曲の3曲目は、萩原朔太郎の「軍隊(通行する軍隊の印象)」
という詩によるものだが、高校時代に詠んで、妙なリズム感に引きずり込まれた。
最初、反戦歌の重い気持で詠んだが、「づしり、づしり、ばたり、ばたり」の一節に
妙にユーモラスなリズムを感じて、カラカラっと笑った覚えがある。

この作曲家の音楽も、わりと素直でわかりやすいメロディとリズムで構成されている。
上田氏の「夢の意味」と同様に東混からの委嘱作品ということであるが、
両者とも、ある意味フツーっぽい感じの曲であることが新鮮で心地よい印象。
鷹羽氏のこの曲は、なんとなく重苦しい雰囲気、セピア色っぽい空気が感じられるが、
そのなかに、重機に注ぐ潤滑油から揮発してくる粘り気のあるにおいと、
肉体労働者の身体を滴り落ちる汗にイメージされる底知れぬエネルギーも感じた。
そして、、「づしり、づしり、ばたり、ばたり」の一節に感じたあのリズム感が、
そのまま、なにやらコミカルにすら感じたのであった。
一言で言うのは難しいが、面白い曲であった。


三善晃氏の「レクイエム」は、氏の代表作であり、私にも大切な曲の一つである。
この曲を何度も聴いてきた私にとっては、ただただ、圧巻であった。
実は、今日のような2台のピアノ伴奏で聴いたのは初めてだったのだが、
オケ伴奏とはまた違ったリアリティを感じた。
あれこれ言葉で感想を書くのは真意を表現できないようにすら感じた。

終演後、マエストロ・ヤマカズ氏がステージを降りて、客席の作曲家と抱擁するが、
何か、歴史的瞬間に立ち会っているかのような光景であった。
そのようにすら思わせる、集中度の高い演奏であり、聴衆ののめり込みようであった。


“東混”こと東京混声合唱団のコンサートは、今日が初めてのことであったが、
非常に素晴らしい演奏だった。
また、機会があればこの団体のコンサートに足を運びたいと感じた。
今日は素敵なひと時を過ごすことができた。


で、終演後、葛飾フィルの仲間と、ロビーで挨拶をされていたヤマカズ氏のもとへ。
葛飾フィルのメンバーは団長以下5人だったが、皆に握手をしていただき、
しかも、私がブログでヤマカズ氏のことを書いていることもご存知で、大変恐縮した。
インペク女史が贈物を渡していたが、中身は下町っぽいセンスにあふれるもの。
きっとヤマカズ氏も自分の演奏会でこういうものを贈られたことはないと思う。
そういう意味ではインパクトありそうだ・・・。


その後は、葛飾フィルの仲間で、お決まりの飲み会である。
上野のガード下で音楽談義に花が咲いた。
5人の担当楽器はそれぞれ、Ob、Fl、Vn、Va、Vcだったのだが、
何かの弾みでフルート・カルテットを演ろうなどという話になり、
その場でスケジュール調整となった。
こういうノリになったのも、今日のコンサートが刺激的だったからだろう。


それにしても、ヤマカズ氏の集中力と推進力の大きさには驚かされる。
帰宅して床に就いても、コンサートでの映像が幾度となく再現され、
なかなか興奮が醒めやまなかった。


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吉田秀先生N響アワーに出現!

2007-02-25 23:31:34 | 葛飾フィルハーモニー管弦楽団

NHK交響楽団首席コントラバス奏者の吉田秀先生が今晩の「N響アワー」に出演。
我が葛飾フィルハーモニー管弦楽団のトレーナでもあらせられる秀先生だけに、
本日の視聴率は葛飾フィルメンバーでかなり稼いでるハズ。
・・・などといいながら、子供達が観ていたDVDが終わってからテレビをつけたので、
既に番組の後半となり「第九」を演奏している最中だった。
ちょっと申し訳ない・・・。

秀先生については、普段のレッスンや練習後の飲み会の雰囲気しか存じ上げず、
あとはN響アワーなどの映像くらいでしか目にしたことがなかったが、
作曲家でN響アワーの司会も務めていらっしゃる池辺晋一郎さんと並んでいる姿は、
身近な方だと感じているだけに、なんとなく気恥ずかしい気分がする。



あれがこれして、なにするとこうなって・・・・
フムフム・・・・



いや、実はね、○○がさ、××してね・・・
あっ、やっぱり?じゃないかと思ってましたよ。ハハハ・・・

などという訳の分からない会話があったわけではないと思うが、
なんだか、話の内容はすっかり忘れてしまった。
多分、NHKだし、ちゃんとした音楽番組みたいな話をしていたのだと思う。

番組の最後のほうではお約束のソロ演奏が待っていた。
クーゼヴィツキーの小品だ。
・・・クーゼヴィツキーは、自らコントラバス奏者でもあると同時に作曲家でもある。
かつて、葛飾フィルは、演奏会でクーゼヴィツキーのコントラバス協奏曲をとりあげ、
そのソリストには秀先生をお迎えしたことがあった。
残念ながら、私が入団する前の、もう、10年くらい前のことだが・・・。
もう少し早く上京していれば、共演できていたかもしれなかったんだな・・・。



なかなか魅せられる美しい音色である。
「コントラバスって、こんなにキレイで柔らかい音がするんだ!」
この番組を一緒に観ていた女房が驚いたように言う。
・・・ってことは、こういう音色のコンバスは聴いたことがないんだな・・・。
それにしても、ほんの瞬間のミニコンサートではあったが、ある意味、
コントラバスへのイメージを変えるような演奏ではなかったか?



・・・そして、これだよ、これ。
こういう表情されると、こちらは参っちゃうんだよね。
秀先生のレッスンや練習後の飲み会では、「つかみ」がわりと吉本的なのだが、
やはり音楽を始めたとたん、こういう表情になって熱くなってくる。
秀先生のタクトでレッスンを受けている我々も、知らず知らずにその気になる。

いかにも音楽の先生という雰囲気がなく、むしろフレンドリーな人当たりだが、
音楽はそういう「つかみ」をはるかに超える包容力と説得力を持っている。
カッコいいよな・・・。

そういえば、来月下旬には、秀先生によるレッスンで弦分奏が予定されている。
練習後に飲み会があれば、今日のことが話題になって盛り上がるだろう。
我々にフレンドリーに接していただけるので、ある意味楽しみである。
が、しかし、我々は、やはりこの一瞬の表情から学ばなくてはならない。
我が葛飾フィルは、秀先生のような一流の音楽家からの指導をいただいている。
全国的にみても、とても贅沢で恵まれているアマオケだと思う。
そろそろ、そういう環境に応える演奏と姿勢を体現していかなければなるまい。

・・・番組の中の秀先生のソロ演奏を観て、ふと、そんなことを思った。


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表参道の雪?

2007-02-25 20:22:32 | 日記

表参道の一角で雪遊びをする次男と末娘。
暖冬といわれたこの冬だが、最近、ようやく冬らしい寒い日もあったので、
ついに東京にも雪が降ったのか???

今日は、パレスサイクリング、NHKスタジオパーク、代々木公園と、
一日中チビどもと遊んで、もう夕方なので帰らなくてはならないが、
少しだけ寄ってみたいところがあったので、ちょっと表参道を歩いてみた。

よりたいところその1は、太田記念美術館だ。
今日が、特別展の「ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展」の最終日だったので、
入れそうだったら入ってみようかなどと考えていたのだ。

ギメ東洋美術館とは、パリにある「フランス国立ギメ東洋美術館」のことで、
実業家エミール・ギメ氏によって設立され、東洋美術のコレクションでは世界屈指。
ルーヴル美術館の東洋美術部門の役割を果たしているといわれているそうだ。
もともとフランスは、印象派時代の画家の浮世絵への注目に代表されるように、
東洋美術には大きな関心を持ち、篤志家が様々な美術品を収集していたため、
日本よりも多くの美術品を良い状態で保存しているといわれている。

今回、この特別展が話題になっているのに、ギメ東洋美術館の葛飾北斎の「龍図」が、
太田記念美術館所蔵の「虎図」と対幅だということがわかったということがある。
美術史上でもまれに見る大発見ということで注目を浴びているとのことだが、
さらに、ギメ東洋美術館の浮世絵コレクションの選りすぐりの名品190点が、
日本に戻る里帰り展ということなので、近くによる機会があれば観てみたかった。

・・・が、最終日は時間を延長しての公開ということではあったのだが、
ラ・フォーレ原宿の裏手にある太田記念美術館を訪ねると、1時間待ちの長蛇の列。
チビ2人が露骨に嫌そうな顔をするので、アッサリあきらめた。


よりたいところその2は、表参道ヒルズだ。
寄るとは言っても、表参道に面した建物を眺めるだけのつもり。
夜の表参道ヒルズは何度も目にしてきたのだが、昼間は全くみたことがない。
ただそれだけのことで、足を運んでみた。

やはり同潤会青山アパートの印象が残っているし、それと別物であるには変わりない。
ずいぶんと洗練された感じの建物になっているが、風情とか温かみはなくなっている。
しょうがないといえばしょうがないんだろうな・・・。


さて、私がそんな何ともいえない複雑な感傷にひたっていると、
にわかに子供達が歓声をあげて駆けていったのが、表参道ヒルズの裏手である。
冒頭の写真は、その駆けていった先を撮影したものだ。
なんと、この一角だけに雪が積もっていたのである。
雪かきをして道路脇に積みあがってガチガチになっているような雪だが、
とにかく、子供たちは満面に笑みを湛えて大はしゃぎである。

一体どうして、こんなところに雪が???

多分、この写真が答えかな?
雪は、「表参道・新潟館ネスパス」の脇に積みあがっていた。
・・・画面右の白い部分、雪に蹴りをいれているガキ共が我が子供たちである。
きっと、ここで雪を使った何らかのイベントでもあったんだろうな・・・。



今日はパレスサイクリングで自転車に乗り、スタジオパークでテレビの舞台裏を見、
代々木公園で色々なバンドや大道芸に圧倒され、池でカエルの卵をみつけたりし、
そして、意外なところで雪までみつけたりして、子供達はとても満足したようだ。


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石原智子展(みてきた!)

2007-02-23 23:55:49 | 絵画など

今日、銀座の『ギャラリー21+葉』で、女房の妹がやっている個展をみてきた。
女房もみてきたとブログに書いていたが、2日遅れで私も行ってきた。

“dress”と名づけられた4つの『包』からなる作品。
本人によれば、自分のdressの分量にあわせて構成されたというこの作品群は、
dressを通して自分の身体を時間の蓄積のかたちとして抽象化し、
現れては消えてゆく時間の中に自分の痕跡(表象)を探す行為を表現している。

4つの作品群は、どれも人間の内臓を想起させるような形をしている。
それは生命(胎児)を宿した子宮であったり、記憶の連続である脳であったり、
時間を現在進行形たらしめる心臓であったりする。
布でこういった世界を創造するなんて、とても面白い。

隠れ処のようなこじんまりした『ギャラリー21+葉』の白壁に囲まれて、
あたかも4つの内臓が中空を漂っているように展示されているその世界は、
突然に、我々を非日常的な世界に孤立させるが、
まるで日常の疲れを癒すかのようにやさしく包み込んでくれるかのようであった。


ちょっとイメージ違うかも知れないが、くらげ水族館って感じ?




石原智子 展 (ISHIHARA Tomoko exhibition)
2007年2月19日(月)~2月24日(土)
銀座『ギャラリー21+葉』
 ○ 東京都中央区銀座 1-5-2 西勢ビル 2F
 ○ tel/fax:03-3567-2816
 ○ 開廊時間:月~土/11:30~19:00(最終日は17:00まで)
 ○ HP:http://www.gallery21yo.com/info-Frame.html


もう、明日でおしまい。
未だみてない人は銀座に急ぐべし!



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葛飾フィル第33回定演の舞台裏Vol.1(実行委初会合)

2007-02-22 23:56:03 | 葛飾フィルハーモニー管弦楽団
葛飾フィルハーモニー管弦楽団第33回定期演奏会実行委員会が始動開始!
今日の練習後、新たな実行委員会メンバーによる初会合を開いた。
・・・とはいっても、まあ、最初だから顔合わせみたいなもんだが・・・

実は、いろいろと経緯があって、今回、実行委員長をやることになった。
前回は、渉外担当を仰せつかり、案内状や抽選の招待やらの手配に、
チラシはさみでよそのオケの演奏会に足を運んだりしたのだが、
演奏会の実行委員会が全体としてどう活動しているのかはよく知らなかった。
そんな状態なのに、本当に実行委員長が務まるのだろうか?
・・・結構心配だ・・・

まあ、しかし、色々な人間が集まっているオケの活動だし、
いつかは、誰かが、何かの役回りでこのオケの運営に関わる必要がある。
今回はたまたま実行委員長だったということで、きちんと務めを果たすしかない。
これまでの蓄積とか、葛飾フィルならではの作法みたいなものはよく分からんが、
まあ、自分の過去の経験に照らして考えていけば、大きく道をそれることもなかろう。
・・・まあ、なんかあったら団長に泣きつこう・・・

で、とりあえずは実行委員会のメンバーで初会合開いて、
お互いの役回りを認識しあい、ザクッと今後の方針なりを話しおこう。
今回、初めて演奏会実行委員会のメンバーとなる楽団員もいる。
そういうメンバーの漠然とした不安も取り除いておかねばならない。
・・・う~ん、逆に不安になったかもしれない・・・

会合の冒頭には団長が「よろしく頼んます。」とわざわざ挨拶しに来た。
まあ、当たり前といっちゃ当たり前なんだろうけれど、私じゃ心配かな?
でも、そういえば私を指名したのは当の団長なんだからそうでもないか??
初めてのメンバーが多いということもあって気遣ってくれたのだろう。
いずれにしても期待に応えるべくしっかり役目をこなして満席にしたい。
・・・前回より観客動員数が減ったら、情けないかも・・・

とにもかくにも、来月になったらチケットの配布もあるし、
広報活動にエンジンをかけることとなるので、それまで色々と考えなくちゃね。
大抵のことは、淡々とこなしていけば良いだけのことなんだから、
準備さえ抜かりなければ、きっといい演奏会になるはずだ。
・・・多分、みんなに助けられることになるだろう・・・


女房にはこんなつきだと言われるが、これで気は小さい。
自分が一番頼りなく感じているのだが、まあ、がんばっていきまっしょい!
みんなヨロシクネ


今日、2月22日。

葛飾フィル33回定期演奏会まで、

あと101日…





【メモ】
◎葛飾フィルハーモニー管弦楽団 第33回定期演奏会
  日時:2007年6月3日(日) 14:00開演(13:30開場)
  場所:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
  指揮:直井 大輔
  曲目:サン=サーンス/交響詩「オンファールの糸車」
      コープランド/バレエ音「アパラチアの春」組曲
      メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」
  料金:1,000円(全席指定)
  HP:http://www7.big.or.jp/~katuphil/


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石原智子展(宣伝)

2007-02-19 23:42:06 | 絵画など

今週、銀座のギャラリーで、私の女房の妹が個展をやっている。
女房がブログで宣伝していたので、私も応援する。

テキスタイルの造形って、普段、あまり馴染みのない世界かもしれないが、
こういう非日常的な世界から、等身大の自分や日常をのぞいてみるのって
とても面白いかもしれない。

銀座ならば、私の職場から少し足を伸ばせば行ける距離にある。
昼休みにのぞいてみようと思う。


石原智子 展 (ISHIHARA Tomoko exhibition)
2007年2月19日(月)~2月24日(土)
銀座『ギャラリー21+葉』
 ○ 東京都中央区銀座 1-5-2 西勢ビル 2F
 ○ tel/fax:03-3567-2816
 ○ 開廊時間:月~土/11:30~19:00(最終日は17:00まで)
 ○ HP:http://www.gallery21yo.com/info-Frame.html

作家履歴
1975 熊本県生まれ
2004 女子美術大学大学院修士課程美術専攻修了
    女子美術大学造形芸術研究科美術専攻大学院生(博士課程)

個展
2004 GARERIE SATELLITE 2(パリ、フランス)
2005 GARERIE SATELLITE 2(パリ、フランス)
2007 ギャラリー21+葉(東京)

グループ展
2000 女子美術短期大学卒業制作展(銀座アートフォール、東京)
2002 女子美術大学大学工芸科織専攻卒業制作展(AXISギャラリー、東京)
    野外イベント(読売ランド、東京)
    女子美術大学大学イン展(女子美アートミュージアム、神奈川)
    第一回白川郷芸術祭(岐阜)
    「悠久のアジア」企画展(銀座中和ギャラリー、東京)
    取手アートプロジェクト2002/入選(茨城)
2003 水無月展(銀座青羅ギャラリー、東京)
    “2003 MINIARTEXTILE COMO”/入選(MimmoTataro、イタリア)
2004 女子美術大学修了制作展(プロモアルテギャラリー、東京)
    「SHOKUFU」〈植布・食布・触布〉/大久保婦久子賞受賞
      (女子美アートミュージアム、、神奈川)
    The promotion project for artists / 2004. Vol.4
      (銀座 exhibit LIVE【laiv】)
    テキスタイル2人展(ギャラリーDODO)
    日本のアート展 in Canada & China 2004
      (北京市、カナダ・リテイシュコロンビア州)
    パレド・トウキョウ・パリ(パリ、フランス)
    「風と波と光」展(横浜市民ギャラリー、神奈川)
    第6回国際絞り会議〈6th ISS-2005 JAPAN〉
    ジョイント展・SHIBORI ミニマチュール作品展(銀座千疋屋ギャラリー、東京)
    ギャラリー楽(神奈川)
    GARERIE SATELLITE 2(パリ、フランス)


2004年11月にパリの“GARERIE SATELLITE 2”で開いた個展に際しては、
彼女とその作品を評して、仏美術評論家のソダノ氏が次のように語っている。

石原智子は、美と生命との同時性という、ひとつの次元で、
自然と、その中に存在する生命の重みをテーマとして制作している。
絹、木綿といった様な自然素材から、織、編み、縺れ、と言った様々な技法を用い、
周期的なリズムで振動する世界の中で、糸の動きは、まるで分子が乱舞している事を
思い起こす様な錯綜する渦が融合され、形態となり再現される。
卵のような、球体のまわりにある、様々な素材の布の糸という、二次元を見ていると、
石原智子は、光ある世界からの色彩の出現へと、私たちを案内する。
そして私たちは、本質的な創造性と、神秘の中の生命を比較することになる…。


皆で観にいくべし!


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華麗なる一族の華麗なるパン?

2007-02-18 23:25:17 | 日記

華麗なる一族はこんなカレーパンを食べていたそうだ!
(・・・うそピョン)
ということで、今年になって山崎製パンから『華麗ぱん』が発売された。
話には聞いていたが、今日、スーパーでようやく本物にお目見えして衝動買い。

『華麗なる一族』の「華麗」と、食品の「カレー」を掛けたのも面白いが、
原作者の「山崎豊子」氏に、メーカーの「山崎製パン」も掛けた形がケッサクだ。
最近の商品開発でよくみられるようになった異業種コラボレーションなのだろう。

ご覧のとおり、番組ロゴに赤と黒を基調とした番組イメージのデザインのパッケージ。
中身のほうも、こだわりのスパイスと、赤ワインでじっくり煮込んだ肉に、
香味野菜をペーストにして旨味とコクを引き出すなど、全体に増量もして、
これまでのカレーパンよりも具だくさんでグレードアップしているそうだ。
山崎製パンでは「『華麗ぱん』の名にふさわしい商品に仕上がっています。」
と胸を張っているそうな。

お値段は105円と庶民的だが、
さて、お味のほうは・・・


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華麗なる一族

2007-02-18 22:41:16 | 日記


今年1月から放映しているTBS日曜劇場(日曜夜9時)の「華麗なる一族」を観た。
主演が木村拓也だということだけで当初話題だったそうだが、
北大路欣也、津川雅彦、西田敏行、武田鉄矢、原田美枝子、多岐川裕美といった、
大物役者が揃っているところは、まさに「華麗なる一族」にふさわしい。
TBSが開局55周年記念特別企画として放った力作ドラマというだけのことはある。

昨年末くらいから、職場の部下「シュガーK」がこのドラマの話をよくする。
週明けの昼飯時になると、「そうそう、夕べ観ましたか?」ってな感じなのだが、
私も一度観てみようと思いつつ、何か用事があってついつい観損なっていた。
で、今晩、放送スタート1か月目にしてようやく観ることができた。

今日の話は、父親が自らの銀行を他行を合併吸収することで拡大発展させるため、
息子の特殊製鉄会社を捨石にして吸収をもくろむ銀行に工作しようとするもの。
父親役の北大路欣也は、人生に長けた策士としての腹黒さがとても味わい深く、
息子役の木村拓也も、理想に燃える若き指導者としての青っぽい感じが良い。
面白いドラマだと思った。
これから泥臭い人間関係や原作者の意図が、人物像と共に色々描かれるのだろう。
とりあえず、来週も観てみたいという気持になった。
あと、TVドラマそのものを離れたところでは、木村拓也演ずる万俵鉄平なる人物に、
数年前読んだ「沈まぬ太陽」の主人公恩地元に感じた真っ直ぐさを思い出した。


ちなみに山崎豊子氏の著作は、これまでに5つの作品を読んだことがあるが、
いずれも、人間の深いところまで掘り下げられたゆるぎない精神に感銘を受けた。
重いテーマに正面から相当のエネルギーと時間を費やしていることがうかがわれ、
取材の労苦もとおりいっぺんのものではなかったろうことが容易に想像された。
そのくらいに、読後の衝撃が大きく、読み応えのあるものばかりだった。
本当にしっかり読もうとした時は、覚悟の必要な作家のひとりだと思う。

さて、ドラマを観る前に読んでおこうと思って入手した原作の文庫本だが、
未だ表紙すら開かずに本棚にほったらかしにしたままだ。
私の読書の時間は、通勤電車の中か、土日に1人でのんびりした時くらいなので、
長編を読んでいる時は、なかなか先に進まないのだ。
今、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んでおり、最終巻の半ばにきている。
「華麗なる一族」にはもうしばらく待ってもらわなくてはならない。


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のだめカンタービレ(三度)

2007-02-18 03:50:03 | 音楽日記


本日「のだめカンタービレ」全16巻を読破せり!

先々週、葛飾フィルのビオラパートの友人から全16巻を借り、
一日一冊程度のペースで読み進めていたが、今さっき16巻目を読み終えた。

以前このブログでも触れたが、原作の1~4巻は三兄弟のママさんにお借りして読み、
TV番組も、やはり三兄弟のママさんがVTRに録画していたものをお借りして観た。
12/5の「のだめカンタービレ」12/9の「のだめカンタービレ(再び)」で記述。)

TV番組は、主人公のだめと千秋が留学するところで3か月間の放送をで終了したが、
漫画のほうは、16巻で完結したわけではなくまだまだ続行中である。
彼らはパリに舞台を移して、相変わらずクセのある友人達と生活をともにし、
様々な音楽体験を展開しているのである。

しょせん、漫画の物語と言ってしまえばそうだが、若いっていいなと思ってしまう。
夢を持てるっていいことだ、この歳になっても持ちたいぞと青臭い気持になる。
自分も学生時代は色々なこと考えていたけれど、一本筋の通った大きな夢って?
ふふふっ、私にだって、この歳でまだまだ捨てきれない夢があるのだ。
表にはしがないサラリーマンを演じているが、その実体は!?
勿論秘密だ。
のだめ達には負けていられない。

おっと、もうこんな時間だ。翌朝が日曜とはいえ夜更かししすぎた。
いい大人が漫画でこんな時間まで夢中になるとは・・・サッサと寝るべ。


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子供達のVnレッスン

2007-02-17 23:24:27 | 音楽日記
女房と次男と末娘は、ある高名なヴァイオリンの先生からレッスンを受けている。
3年前、末娘が通っていた幼稚園で、今の師匠による幼児からのVn教室がはじまり、
既に卒園していた次男が入室し、それに付添う女房もレッスンを受けることになった。
ヴァイオリン専攻で音大出の女房は、その後、師匠のアシスタントもするようになり、
さらに、末娘までがレッスンを受けるようになり、今は3人がお世話になっている。

さて、近々、幼稚園恒例行事の音楽発表会が開かれるが、Vn教室の発表もあり、
今年は、レッスンを受けている生徒さん一人一人が、ピアノ伴奏で1曲づつ弾く。
最初は楽器のホールドすらできなかった子供たちが、数年で見違えるようになり、
今ではしっかりした音で楽しそうに弾けるようになってきたそうだ。
そこで、昨年度は先生も一緒の全員による合奏だけのステージだったものを、
今年度は、一挙に全員がピアノ伴奏つきでソロに挑戦することになった。


昨年度の音楽発表会の様子(生徒全員による合奏)
左端が女房・子供達の師匠、左から4人目が女房、左から7人目が次男


ただ、そうは言っても、なかなか音程が決まらなかったり、リズムがずれたりと、
生徒それぞれに克服すべき様々な課題がある。
そこで、スペシャルレッスンで曲を仕上げるべく、毎週のレッスン日とは別に、
全生徒が個々に師匠のご自宅にお伺いして、個別指導を請うことになった。

女房のブログの今朝8時頃の投稿記事にあった、師匠宅での子供達のVnレッスン。
我が家の子供たちは、本日が師匠宅での特別レッスンとなったのである。
どこでどうなったのか、私まで一緒に行くことになり、その様子を見学してきた。
(ま、要するに運転手だったわけね。


一番手は次男坊の「こいのぼり」
1の指(人差し指)と3の指(薬指)の位置がだんだんズレてくるのに気をつけよう。
どうも2の指(中指)と3の指をくっ付けなくてはならないところが離れてしまう。
1や2の指を使っている時に、3と4の指が指板から離れすぎてしまうのか、
左手のフォームが崩れているところに原因がありそうだ・・・。
そんなことで、今日は音程についての指摘が多かったのだが、
数週間前と比較すると格段に良くなってきたとのお褒めの言葉もいただいた。
特定の指になると、付点のリズムが伸びたり甘くなる傾向があったが、
それも大分改善されてきたようだ。
それにしても、こんなに集中力の高い次男坊は初めて見るような気がする。
丁度、次男の背を見る位置で見学したが、弾く姿勢も良いので頼もしい。
一頃よりは随分と大きな音で弾けるようになったものだと多少感心した。
なかなか力強い「こいのぼり」だ。


二番手は娘の「アレキサンダー・マーチ」
娘がヴァイオリンを始めたのは、次男に遅れること1年と数か月ではある。
が、持ち前の要領のよさで、次男との差をあまり感じさせないくらいに上達した。
音量こそ次男には及ばないが、バレエをやっているせいかリズム感はいい感じ。
しかし、結構雰囲気で弾いてしまっているところもあるので、色々課題もある。
左手のフォームの崩れや親指でわしづかみにしている点を何度か指摘された。
弓使いが多少チマチマしているのか、全弓でのボウイングを何度も言われた。
4の指(小指)が上手く機能せず、01234321の慣らし練習も繰り返す。
ただ、耳が良いのですぐに修正できるし、その意味では危なげのない演奏だ。
後で聞くと、本人はちょっと緊張していたそうだ。


しんがりは女房の「タイスの瞑想曲」
女房はここ数年で音に芯がでてきたので、音の響きにも広がり奥行きがでてきた。
先生からのご指摘は、大きくフレーズの変わり時のテンポと音の長さを保ち、
キャラクターが変わった時の音の広がりと硬さくらいか・・・。
まあ、女房に関しては、素人の私があまりあれこれ言うのもなんだから・・・。
コメントは差し控えさせていただきますかな。


いずれにしても三者三様のレッスンを見学できたことは自分にもプラスになる。
自分が楽器を弾く時のヒントになることがいくつかあったのは予期せぬ収穫だ。
「人の振りみて我が振り直せ」と言うが、まさにその通りの教訓だ。


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