このところ、女房が人前で演奏する機会が増えている。
オーケストラのエキストラや弦楽四重奏のような室内楽は以前からあったが、
最近では、ピアノや室内オケを伴奏にしたソロ演奏の機会も増えてきている。
必然、自宅で黙々とさらっている場面もよく目にするようになった。
ウィークデーは、私の帰宅が遅いので、女房の練習の場に遭遇することは少ないが、
休日ともなると、ちょっとの空き時間にリビングで練習しているのが聞こえてくる。
女房が練習している時は、何を話しかけてもまともに相手をしてくれず、
大事な話をしても、後になって必ずと言ってよいほど忘れている。
…というか、練習のことで頭が一杯で、話なんかまともに聞いていない…
練習中にしつこく話しかけようものなら、逆ギレされることもある。
だから、子供たちも私も、女房がさらっている時に急ぎの用事があっても、
顔色を窺って声をかけたり、少し様子をみてキリの良いところで話をはじめたり、
腫物に触るような細心の注意をはらって接しなくてはならないのである。
…と、まあ、これは本題ではなく余談。
女房が練習しているのを聞くのは、私は休日くらいだが、子供たちは毎日だ。
したがって、その練習の過程をよく聞き、私よりも状況に明るいのである。
そのため、子供たちは、女房がリビングで練習に集中していると、
隣の子供部屋で絵描きなどしながら何気にこんな会話をしているのだ。
「ねぇ、ママのヴァイオリン、最近、上手くなってきてない?」
「本当だ。なんか音がきれいになってきてる。」
「それに大きな音も鳴るようになってきたしね。」
「音程も良くなってきたんじゃん。」
…げっ、こいつらいっぱしの批評家気取りじゃねーか…
「あんまり間違えなくなったよね。」
「やっぱ、練習してるから上手くなるんじゃん。」
「あったりまえじゃん。」
「がっはっはっはは・・・」
…じゃあ、オメーらも毎日ちゃんとさらわんかいっ!…
でも、「私も毎日練習しよう。」「僕もそうしよう」…とはならない。
う~ん、まあ、それはおいといて…
それにしても、自分たちの先生でもある母親のヴァイオリンを聞いて
大胆にも客観的に評価しあうこの子達って!大した奴らだ。
なんとなくほのぼのとして笑える光景である。
と同時に、恐るべし子供たちである。
油断ならんな…。
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オーケストラのエキストラや弦楽四重奏のような室内楽は以前からあったが、
最近では、ピアノや室内オケを伴奏にしたソロ演奏の機会も増えてきている。
必然、自宅で黙々とさらっている場面もよく目にするようになった。
ウィークデーは、私の帰宅が遅いので、女房の練習の場に遭遇することは少ないが、
休日ともなると、ちょっとの空き時間にリビングで練習しているのが聞こえてくる。
女房が練習している時は、何を話しかけてもまともに相手をしてくれず、
大事な話をしても、後になって必ずと言ってよいほど忘れている。
…というか、練習のことで頭が一杯で、話なんかまともに聞いていない…
練習中にしつこく話しかけようものなら、逆ギレされることもある。
だから、子供たちも私も、女房がさらっている時に急ぎの用事があっても、
顔色を窺って声をかけたり、少し様子をみてキリの良いところで話をはじめたり、
腫物に触るような細心の注意をはらって接しなくてはならないのである。
…と、まあ、これは本題ではなく余談。
女房が練習しているのを聞くのは、私は休日くらいだが、子供たちは毎日だ。
したがって、その練習の過程をよく聞き、私よりも状況に明るいのである。
そのため、子供たちは、女房がリビングで練習に集中していると、
隣の子供部屋で絵描きなどしながら何気にこんな会話をしているのだ。
「ねぇ、ママのヴァイオリン、最近、上手くなってきてない?」
「本当だ。なんか音がきれいになってきてる。」
「それに大きな音も鳴るようになってきたしね。」
「音程も良くなってきたんじゃん。」
…げっ、こいつらいっぱしの批評家気取りじゃねーか…
「あんまり間違えなくなったよね。」
「やっぱ、練習してるから上手くなるんじゃん。」
「あったりまえじゃん。」
「がっはっはっはは・・・」
…じゃあ、オメーらも毎日ちゃんとさらわんかいっ!…
でも、「私も毎日練習しよう。」「僕もそうしよう」…とはならない。
う~ん、まあ、それはおいといて…
それにしても、自分たちの先生でもある母親のヴァイオリンを聞いて
大胆にも客観的に評価しあうこの子達って!大した奴らだ。
なんとなくほのぼのとして笑える光景である。
と同時に、恐るべし子供たちである。
油断ならんな…。
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