今日(7/18)から、我が家の子供達は事実上の夏休みがスタートする。
・・・というのに、朝からどんより曇って時折雨のパラつく蒸し暑い一日だった。
子供達もそうだが、一日予定のない私もなんとなく気分が重い感じだったので、
今日と明日の二日間、行船公園で開催している第38回江戸川区特産「金魚まつり」に
子供達を連れて気分転換に出かけた。
この金魚まつりには、一昨年も子供達を連れて出かけたが、あの時も今日みたいに
気温は高いけれど雨が降ったりして、一日中ジメジメした天気だった。
江戸川区の金魚ギャラクター「えど金ちゃん」
江戸っ子金魚の「えど金ちゃん」は、江戸川区特産の金魚を全国にPRするため、
金魚をもっと身近に感じてもらうために生まれたオフィシャルキャラクターで、
昨年の金魚まつりから登場したそうな。
江戸川区のホームページによれば、他にも「おすずちゃん」と「ゆらっぴ」という
キャラクターがいるそうだ。
会場では、家族連れが記念写真を撮ったり、子供達がまとわりついてたので、
それなりのインパクトと宣伝効果はあるのかもしれない。
金魚まつりのメインイヴェントは各種金魚の即売だ!
金魚まつりの中心は、縁日の金魚すくいで我々に馴染みのある各種金魚から
よほどの愛好家でもない限りなかなか手を出すことのできない水槽の高級金魚まで、
展示されている様々な金魚をその場で買い求めることができる即売コーナーである。
高級金魚の水槽の前は、ただただうっとり眺める人や写真を撮る人が主流だが、
たらいで泳いでいる一般的な各種金魚の方は、あれこれ品定めする人が山になり、
黒い出目金に朱色が鮮やかなオランダなど、数種類をまとめて買い求める人が
後を絶たないといったふうで、賑やかで活気にあふれている。
家族連れも多いので、小さな子供達は、たらいや水槽を順繰りとのぞいては、
形や色の異なる種類の金魚を発見するたび、いちいち歓声を上げて楽しそうである。
子供達といえば、この金魚祭りの目玉はなんといっても金魚すくいであろう。
中学生以下は無料ときているから、金魚すくいのコーナーには長蛇の列ができている。
一昨年は、どんなに長い列でも並ぶといってきかなかった我が家の子供達は、
しかし、今年は二人とも金魚すくいにはあまり関心がないようで、
たらいや水槽の自分が気に入った金魚達をじっくり観察することに徹していた。
さて、会場を一通り観て回った娘が「帰る前にじゃがバターが食べたい。」という。
もう帰ろうという意味でもあるのだが、それに息子が異を唱えるのであった。
「ええっ?まだ帰るのは早いじゃん。じっくり観たいのがあるし・・・。」という。
息子の観たいものというのが、なぜか、金魚まつり的にはいわゆる外道の類だが、
金魚即売コーナーの片隅の水槽で売っていたメダカにナマズ、ドジョウなどだ。
なんで、金魚まつりに来てそういうものをじっくり観たがるのかわからんが、
まあ、子供なんて、回転寿司や焼肉バイキングに連れて行っても、取ってくるのは
フルーツやデザートだったりラーメンだったりして、それらを嬉しそうに頬張る。
自分もなんとなく覚えがあるし、まあそういうもんだと思えば良いくらいのことか。
で、まあ、いつものパターンではあるが、まつりや縁日で模擬店を見物したり、
博物館や美術館の展示物を観覧する時の傾向として、二人の行動は好対照で、
兄である息子は、関心を持ったものをわりと時間をかけてじっくり観察するが、
妹の娘は、一通りサクサクッと観て回ると、あとはお楽しみ(お約束)の飲食タイム。
これはどっちがいいとか議論しても収束しないので、二人で相談して決めさせた。
しばし二人で話し合った結果、あとはそれぞれ別行動をとってやりたいことをする
ということになったようである。
すなわち、兄はいわゆる外道達の水槽を目指し、妹はスポンサーである父の手を引き
会場に来て最初にチェックしておいた“じゃがバター”のお店に向かったのだった。
あなた(兄)ナマズ観る人、わたし(妹)じゃがバター食べる人。
ということで、兄と妹、それぞれがそれぞれのやりたいことを堪能し、
満足したところで帰宅とあいなったのである。
それにしても蒸し暑い一日だったので、
せっかくの気分転換というよりは、むしろ帰宅したときにはちょっと疲れた感じ。
もう梅雨明けしたんだから、暑くてもいいのでカラッと晴れわたってくれんかね。
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