昨日(1/30)、ある法人の研修会で講師として1時間半話す機会があった。
私が現在関わっているプロジェクトが、この法人の業務分野と密接な関係があるため、
最新情報を話して欲しいと、研修カリキュラムの講義1コマを任されたわけだ。
まあ、専門的というより関連分野のトピックスとして最近の動向を紹介した程度だ。
実は、この法人の研修会には数年前から講師として関わってきているのだが、
今回は、これまでとは別の分野の講義を受け持つことになったので、
おやじが上京して我が家に泊まっていた土日には、それなりに準備の勉強もした。
30人程度の研修生は、この研修でスキルアップを図るため全国から集まっている。
この道30年以上のベテランから新米君までと年齢層の幅も広く、したがって、
研修の分野に精通している人から全くの初心者まで、有している知見も様々。
その研修生達が関心を持っている分野の話をするのならばいいのだが、
今回は、密接な関係がある分野といっても、日常的には異なる分野の話なので、
いかに彼らの興味を惹きながら話を進めていくか、結構気を使った。
彼らの反応をみていると良くわかるが、あまり概念的、理念的な話は退屈。
しかし、誰もが日常的に経験する具体的な話を交えると、にわかに興味を示す。
つまり、前者の話のときは、配付資料の関係ないところながめていたり、
腕を組んで何やらうつむいて考え込んで(要するに眠って)いたりするが、
後者の話のときは、全員の視線が私に集中するのである。
よっぽどのへそ曲がりでもない限り、老若男女を問わずを総じて同様の反応だ。
講義の前半は、最近の動向の前提として過去の状況を解説したのだが、
この時は、やはり数人の研修生が眠っていたようだ。
それで、その後は、解説する内容を身近で具体的な例に置き換えて説明したり、
説明する口調を、解説調から会話調に変え、つまらんジョークも数回織り込んだ。
これは功を奏したようで、1時間半の講義の後半1時間程度は、
ほとんどの研修生が、顔を上げて私の顔を見つめながら聞いてくれた。
さらに、説明したことを、「でもそんなこと真面目にやってらんないっすよね。」
などといった調子で、本音ベースの感想を交えたりすると共感も得られるようで、
数人の研修生からは親しみを持って話を聞いてもらえたようだ。
ところで、今、自分が関わっているプロジェクトを進めるに当たっては、
同業者の関係担当窓口20か所程度をたずねて、プロジェクト内容を説明し、
先方の意向や解決すべき課題を引き出し、意見交換や調整、交渉を行っている。
相互に生じた誤解や勘違いを時間をかけて修正しなくてはならない場面もあり、
それなりに先方に対する気遣いも必要で、面倒くさくて疲れる面もある。
しかし、自分の意図するところが先方にも十分理解されて話が上手くいくと、
それまでのプロセスで苦労したことは、やりがいのある苦労だと実感する。
考えてみると、昨日の講義で研修生の反応をみて自分が試みていたことは、
普段、仕事の現場でやっていることに過ぎないことに気がついた。
相手に伝えたいことがハッキリしていてそれなりに準備さえしていれば、
人前で講義したり話すということはそんなに難しいことではなさそうだ。
実は、昨日の講義は、依頼を受けたときは気楽に引き受けたのだが、
最近忙しくて、逆にこの講義のことが面倒で厄介なものに感じていた。
終わってみて、今朝、こんなことを考えると、何でもないことなんだと思った。
←励ましの一本締めで一押しお願いします
私が現在関わっているプロジェクトが、この法人の業務分野と密接な関係があるため、
最新情報を話して欲しいと、研修カリキュラムの講義1コマを任されたわけだ。
まあ、専門的というより関連分野のトピックスとして最近の動向を紹介した程度だ。
実は、この法人の研修会には数年前から講師として関わってきているのだが、
今回は、これまでとは別の分野の講義を受け持つことになったので、
おやじが上京して我が家に泊まっていた土日には、それなりに準備の勉強もした。
30人程度の研修生は、この研修でスキルアップを図るため全国から集まっている。
この道30年以上のベテランから新米君までと年齢層の幅も広く、したがって、
研修の分野に精通している人から全くの初心者まで、有している知見も様々。
その研修生達が関心を持っている分野の話をするのならばいいのだが、
今回は、密接な関係がある分野といっても、日常的には異なる分野の話なので、
いかに彼らの興味を惹きながら話を進めていくか、結構気を使った。
彼らの反応をみていると良くわかるが、あまり概念的、理念的な話は退屈。
しかし、誰もが日常的に経験する具体的な話を交えると、にわかに興味を示す。
つまり、前者の話のときは、配付資料の関係ないところながめていたり、
腕を組んで何やらうつむいて考え込んで(要するに眠って)いたりするが、
後者の話のときは、全員の視線が私に集中するのである。
よっぽどのへそ曲がりでもない限り、老若男女を問わずを総じて同様の反応だ。
講義の前半は、最近の動向の前提として過去の状況を解説したのだが、
この時は、やはり数人の研修生が眠っていたようだ。
それで、その後は、解説する内容を身近で具体的な例に置き換えて説明したり、
説明する口調を、解説調から会話調に変え、つまらんジョークも数回織り込んだ。
これは功を奏したようで、1時間半の講義の後半1時間程度は、
ほとんどの研修生が、顔を上げて私の顔を見つめながら聞いてくれた。
さらに、説明したことを、「でもそんなこと真面目にやってらんないっすよね。」
などといった調子で、本音ベースの感想を交えたりすると共感も得られるようで、
数人の研修生からは親しみを持って話を聞いてもらえたようだ。
ところで、今、自分が関わっているプロジェクトを進めるに当たっては、
同業者の関係担当窓口20か所程度をたずねて、プロジェクト内容を説明し、
先方の意向や解決すべき課題を引き出し、意見交換や調整、交渉を行っている。
相互に生じた誤解や勘違いを時間をかけて修正しなくてはならない場面もあり、
それなりに先方に対する気遣いも必要で、面倒くさくて疲れる面もある。
しかし、自分の意図するところが先方にも十分理解されて話が上手くいくと、
それまでのプロセスで苦労したことは、やりがいのある苦労だと実感する。
考えてみると、昨日の講義で研修生の反応をみて自分が試みていたことは、
普段、仕事の現場でやっていることに過ぎないことに気がついた。
相手に伝えたいことがハッキリしていてそれなりに準備さえしていれば、
人前で講義したり話すということはそんなに難しいことではなさそうだ。
実は、昨日の講義は、依頼を受けたときは気楽に引き受けたのだが、
最近忙しくて、逆にこの講義のことが面倒で厄介なものに感じていた。
終わってみて、今朝、こんなことを考えると、何でもないことなんだと思った。
←励ましの一本締めで一押しお願いします