株式会社 渡辺住研 賃貸管理部

東武東上線を中心に約6,000室の賃貸物件を管理しております。
縁の下のちからもち。私たちが管理部です。

建物の維持 ~長期修繕計画VOL1~

2005-12-22 08:12:37 | Weblog
こんにちは

賃貸物件の空室が増えていますが、建物をきれいに安全に保つことはとても大切です。
見た目の印象は大切で、外壁やエントランス、細部にいたるところまできれいであると、手が加えられている印象があり、お客様にも安心・安全を提案できます


★長期安定経営のために
 建物設備は、完成した直後から老朽化が始まります。入居者のニーズも時代の流れの中で変化していきます。常に賃貸住宅に住む人の希望や動向を意識して、必要に応じて修繕維持を実施していかなければ、安定収益確保に支障をきたすことになります。

 アパート設備の中でユニットバス(UB)があります。 一体型の浴室のことですが、数ある設備の中でも入居者の注目度が大きいものです。HPのアクセス件数でも、「バス・トイレ別」という検索項目を入れてお部屋を探される方が多いのが現状です。入居者の満足を満たすことが必要なのです。

 仮に、取り替えなしでは入居者の満足は得られにくい、と判断したとします。30年間で取り替えをするとしたら、丁度半分(15年)過ぎたときに替えればUBはかなり良い状態で維持でき、入居者の満足も得られるでしょう。ところが、築15年のアパートのオーナーに「そろそろUBを替えましょう」と提案すると「バカ言うな、まだ使えるじゃないか」と言われてしまいます。確かに15年では「まだ使える」状態ですから・・。しかし30年の期間で物を考えると「このままあと15年間もちますか」ということになるのです。20年目に替えたら2代目UBの活躍の場は10年しかありませんし、初代UBの15年目から20年目の間に入居者の不満をかう恐れがあります。不満が出れば空室発生につながってしまいます。
 修繕計画をあらかじめ立てておく大切な理由はここにあります。目先ではなく修繕のタイミングとして一番効率の良い時期を選ぶために、中長期の修繕計画が役に立つのです

VOL2へ続く




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