BMWの定番トラブルのひとつ、エアコンブロアの異常が我が525にも現れました
症状は時々送風が停止する、しばらくすると回り始める、停止中もエアコンパネル上では送風状態
冬場なら我慢していればそのうち回りだすので良いのですが夏場は30分も停止されてはサウナになってしまいます
さらにこの時期ファンが停止したままでは雨が降っているとガラスがくもり非常に危険です
悪さをしているのはファイナルステージ(ブロアレジスター)と言われるものでして
おそらく送風量をこれで検知してブロアモーターの回転数をコントロールしていると思われます(エアフロみたいなものかな)
現物はこの奥、運転席足元センターコンソール内です
用意する工具は+ドライバー・T10トルクス・ペンチ、主にカバー取り外し用です
ハンドル下とコンソール横のカバーを取り外すと幹部にアクセスできるようになります
中央のコネクターが刺さっているものがファイナルステージです
コネクターを取り外しユニット下の押さえ爪を下方向に逃がしなら本体を引っこ抜きます
言葉で書くと簡単ですが場所柄手1本しか入りません本体を引っ張り、爪を押し下げる
この2動作を片手の指先だけでは無理があります
そこで先の曲がったペンチでカプラーをつまみ、引っ張りながら爪を手で押し下げるとうまくいきました
固定が解除されてからもいろんなところに引っかかり知恵の輪状態でユニットをひきださなければなりません
新旧比較です左側が新品、右側がお古です
形状も変更されており一応対策品ということらしいです
フィンの部分が短くなったおかげで新品の方がいくぶん楽に装着できました
コネクターを差し込んで動作テストをした後カバーを元通りにして作業終了です
その後ブロアファンの異常は出ていませんのでやはりコイツが原因だったんでしょう
ちなみにD様へ持ち込むと2諭吉くらいは飛んでいくそうですが
今回は部品代(ヤフオク)のみで0.5諭吉で済んでいます