武満さんの命日おわっちゃいました(昨日
もう10年になるんですねぇ。
前から武満さんについて書きたいなぁとは思ってたんですが、
どうも忙しいのと書きたいとき手許に文献やCDがないのとで、
ノビノビになっております。
武満さんの曲に、「Quotation of Dream -stay sea take me!-」
という曲があります。
曲の途中に、思いっきりドビュッシーの海が出てくるんですよね。
フランスで演奏された際には、「タケミツはドビュッシーの
エピゴーネン(=模倣者)だ!」と言われたらしいです。
いいじゃないですかエピゴーネンで(笑
1991年の作品ですから、亡くなる5年前の作品です。
武満さんも、
「もうええやろ。いい加減ワシも好きな曲書くで。
ワシ自分の曲書いてるけどドビュッシーめっちゃ好きやねん。
著作権とかオリジナリティとかいうてるけどそんなん
どうでもええねん。この曲書くで。書くつったら書くで」
※武満さんは普通の人です。こんな喋り方はしません。
っていうなんだか一途な思い入れを感じるんですよね。
だから、この曲はベリオのシンフォニアのようなコラージュ
とは少し違うと思っています。
ベリオのシンフォニアでは、ラヴェルやマーラーを引用することで、
雑多な時代の空気を演出する作用があったと思いますが、
このQuotation of Dreamは、文字通り武満さんの「夢の引用」
だったのではないかと思ってます。
なんというか、作曲を志したときからの。
私の中でも、「海」は別格の作品となっています。
なんであんなのができたのかわかりません。
武満さんも、よっぽど好きだったんでしょうねぇ。
このQuotation~を若いときに書いていたら、きっと
批評家にてきとーなことを書かれたんでしょうけれど、
晩年、押しも押されぬ大家になって、やっと本音が
言えたのかな、と、ふと考えてしまいます。
だから、この作品が名作だとか名曲だとか言う気はありません。
ただ、この曲を聴くと、いつも
「おつかれさま。ゆっくり休息(やす)んで下さいね。」
という気持ちになります。
もちろん、遮られないで。
おやすみなさい。武満さん。
もう10年になるんですねぇ。
前から武満さんについて書きたいなぁとは思ってたんですが、
どうも忙しいのと書きたいとき手許に文献やCDがないのとで、
ノビノビになっております。
武満さんの曲に、「Quotation of Dream -stay sea take me!-」
という曲があります。
曲の途中に、思いっきりドビュッシーの海が出てくるんですよね。
フランスで演奏された際には、「タケミツはドビュッシーの
エピゴーネン(=模倣者)だ!」と言われたらしいです。
いいじゃないですかエピゴーネンで(笑
1991年の作品ですから、亡くなる5年前の作品です。
武満さんも、
「もうええやろ。いい加減ワシも好きな曲書くで。
ワシ自分の曲書いてるけどドビュッシーめっちゃ好きやねん。
著作権とかオリジナリティとかいうてるけどそんなん
どうでもええねん。この曲書くで。書くつったら書くで」
※武満さんは普通の人です。こんな喋り方はしません。
っていうなんだか一途な思い入れを感じるんですよね。
だから、この曲はベリオのシンフォニアのようなコラージュ
とは少し違うと思っています。
ベリオのシンフォニアでは、ラヴェルやマーラーを引用することで、
雑多な時代の空気を演出する作用があったと思いますが、
このQuotation of Dreamは、文字通り武満さんの「夢の引用」
だったのではないかと思ってます。
なんというか、作曲を志したときからの。
私の中でも、「海」は別格の作品となっています。
なんであんなのができたのかわかりません。
武満さんも、よっぽど好きだったんでしょうねぇ。
このQuotation~を若いときに書いていたら、きっと
批評家にてきとーなことを書かれたんでしょうけれど、
晩年、押しも押されぬ大家になって、やっと本音が
言えたのかな、と、ふと考えてしまいます。
だから、この作品が名作だとか名曲だとか言う気はありません。
ただ、この曲を聴くと、いつも
「おつかれさま。ゆっくり休息(やす)んで下さいね。」
という気持ちになります。
もちろん、遮られないで。
おやすみなさい。武満さん。
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