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英国音楽随想(05/12/29)
(第19回)
早いもので今年ももう暮れです。
今年は仕事の上でも演奏活動の上でも多忙でしたので、
こちらのブログもしばらくお休みみたいな格好になって
しまいました。
まぁ、日頃の日記は極楽往生日記の方へ書いてあるので、
ネット落ちしてたわけではないのですが。
今年最後に、せめて一つくらい英国音楽について書いて
おこうと思いまして、久しぶりに棚を漁りました。
どうも時間が最近とれないので、どうしても聴くのは
小品が多くなるのですが、よく聴きたくなるのがこの
ブリッジの作品集です。
前半はそこそこサイズの組曲が収められているので、
小品集というわけではないんですけど、どれも肩の
凝らない、魅力的な小品ばかりです。
そしてこのCDをなぜ小品集ぽく感じるかというと、
このアルバムの中でよく聴くのが、後半の4つの小品
だからです(笑
その中でも特に、最後に収められている「セレナード」は
少しチャイコフスキーの花のワルツのような優雅さを湛え
ながら、でもあの英国音楽特有の切なさみたいなものを
備えていて、疲れているときなどにほっと一息つけます。
このアルバムは某好奇堂のご主人の著作を読んで買った
のですが(ていうかうちの英国音楽CDはそんなのばかり
ですが)、中でも買ってよかったなと思えるCDです。
ブリッジはそんなに追っかけている作曲家というわけでは
ないのですけれど、ディーリアスの小品などと同じように
気がつけば聴きたいと思わされている小品がいくつかあって
どうにも困りますね(困ってないけど)。
さぁ、今年もあと2日。
みなさん今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いしますm(_ _)m