極楽往生日記

 葬式無用、戒名不用。

アイアランドの「海熱」

2004-05-22 | 英国音楽随想



英国音楽随想(04/05/22)

(第11回)書きたいネタはありますが、ちょっと暇がないので日記より転載です。

現在、トップ頁に掲載している、メイスフィールドの詩に、
アイアランドが曲をつけたものです。(掲示終了)

この曲は、ブリン・ターフェルが出したイギリス歌曲集に入っていたことで知りました。
まあ、お目当ては下記のシュロップシャーの若者だったのですが。
あと、山尾先生の著書でも触れられていました。

 このターフェルのアルバムはとてもお買い得です。歌はうまいし曲目はいいし。
(シュロップシャーとブリードンの丘が両方入ってますし。)。
 特にアルバムタイトルになっているRVWの「放浪者」(=Vagabond)とこのアイアランドの「海熱」(Sea-fever)は、ターフェルのキャラクターに合っていて無骨なよい味を出しています。(逆にバターワースはちょっと男っぽくて怖いです。でも名唱。)

 それから、歌曲を続けてとりあげたのでふと思ったのですが、英国歌曲はどうしても国内盤が出にくいので、歌詞の日本語訳が手に入りにくいです。このターフェルのアルバムは国内盤でも出たのでこのアルバムの曲の日本語訳はわかりますが、たとえばフィンジのハーディ歌曲集(CDで2枚組...)などはきっと一生国内盤は出ないでしょう。(出たりして〔笑〕)そうすると自分で訳す以外に方法はないわけです。(まあ、中央大学出版のハーディ全集を買うという方法もありますが...)

楽しみが増えていいような、悪いような...