極楽往生日記

 葬式無用、戒名不用。

「トイレの神様」のちょっとした違和感。

2011-07-02 | 他の音楽日記




...なんだか紅白で歌われてしまったので、
隠してた水飴をこっそり喰われてしまったような気分ですが。




ラジオや有線でヘビロテされてる頃からいい曲だなぁと
思ってたんですけれど、あの曲って少し違和感があるんですよね。


普通曲を書くときは歌詞先行、曲先行の2通りあります。
まぁ曲からして歌詞先行だろうとは思ってましたが、
歌詞の中で1人称の部分と、3人称の部分があるんですよ。

一般的にこういう物語風の長い作品だと視点は統一されるものなので、
親父の一番長い日とかね)
作曲専門なので歌詞屋さんの心情まではわからんとはいえ
そこらへんがずっと気になっていたわけです。


で、ふと思い立ってクレジットを見ると、これ植村花菜さんの詞だと
思ってたら、山田ひろしさん(木蓮の涙の人)との共作なんですね。


ネットに山田さんの制作ノートが上がってました。


どうしてだろう ? 人は人を傷つけ、大切なものを失くしてゆく。


のところは、後からどうしても入れたくて入れたんだそうです。
植村さん単独で書いていたら、おそらくこういう表現にはならなかったでしょう。
生の気持ちを表現した上で、物語の全体像を補足しているわけです。
10分ほどの曲の中で、一番切迫したところでもあります。
(恩返しもしてないのに~のところは泣けますけど切り込んではいないですから)
他者の目から見たすれ違いの理不尽さをどうしても表現したかったのかなと。


それから最後の、

おばあちゃん、おばあちゃん、ありがとう

の後の、

おばあちゃん、ほんまに、ありがとう

も、ちょっと違和感を感じてたんですが、制作ノートを読んで納得しました。
曲の尺のこともあるでしょうけれど、植村さんがまだ言い足りないって
思ったんでしょうね。Happy Birthdayうたった後「おめでとー!」って
言うようなものでしょうか。



それにしても山田さんいい詞書きますよね。
もっと活躍して欲しい作詞家さんの一人です。




セラード探して三千里。

2009-09-24 | 他の音楽日記



レア!SaradセラードXV3トランペット用マウスピース




ぐはぁああああああああああ!
なんで可変じゃないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁl!



ええと(-_-lll)

現在は生産されていない(はず)のセラードのMPを探して
もうン年になりますが、なかなか出ませんねぇ。
(次点としてジャーウィンも探してますが)

今回は16.5mm、ダブルカップと私の涙腺を刺激しまくってます。

が、

カップのサイズは変える
ことのできないタイプです



うぉおおおおおなぜだぁ!なぜなんだぁ!!!



くそぅ(T_T)


くそぅ(T_T)


くそぅ(T_T)


くそl


くs










...直径のあまり小さくないセラード情報をお待ちしています。
   XV3なら泣きながら飛びつきます。(ヘビータイプはいやん


くそぅ(T_T)





16世紀のシャンソンによる変奏曲。

2009-09-03 | 他の音楽日記



えー。めったなことでは音楽ネタは取り上げないのですが、
しかも取り上げたと思ったらよりによって吹奏楽で、
しかも今年の吹奏楽コンクールの課題曲だったりして、
自分でもなんだよそれどうなんだよと思うわけですが。



これ、本当によく書けてますなぁ。



技術的にもよく書けているのはもちろんなんですが、
(いやそれすらまともにできとらん吹奏楽曲は山とありますが)
スコア読んでてこんなに心が痛い曲は久しぶりです。



なんで酔狂にも課題曲のスコアを読んでいるかというと、
来月の演奏会で振らなくちゃいけないからなんですが。
(ちなみに先月の演奏会でもやりましたがらっぱ吹いてました)


そこかしこに見られる楽器がない際の気遣いが微笑ましいというか
くすっと笑ってしまうんですけれど、読めば読むほどひとつひとつの
フレーズが絶望を訴えてくるんですがどうしたらいいんですかね(-_-lll)


まぁ誰もコンクール関係者は読まないと思うので、
なんちゃってアナリーゼでもしましょうか。



16世紀のシャンソンによる~という名前の通り、
全体的に当時の舞曲の姿を借りています。



冒頭のテーマ提示では当時の歌曲を(たぶん)素のまま提示します。
が、ここで既に3rdClにため息が現れます。
5小節目でそれはファゴットに受け継がれ、(FagとObがないととっても興ざめですね。この曲は)
楽器を足したり引いたりしながら嘆きは続きます。



第1変奏では主題をスタッカートでバスに持ちながら迷いが表に出てきます。
この迷いがD4小節目4拍目のObのため息に集約され、この変奏を終えます。
(ちなみにため息というのはチャイ4第1楽章第1主題の例のアレですな)



第2変奏では前に進み始めますがFからのTbによる主題をピークにやはり
諦めてしまいます。なお現実での希望を思わせるところはここで終わります。



早いなぁ、おい......
もうちょっと頑張ろうよ。人生ってそこまで悪くないよ。



第3変奏(間奏曲)は主旋律が主題の変奏になってるんでしょうね。
冒頭の2音はため息(のテーマ)ですが、ここではとても幸せに響きます。
間奏曲と銘打ってるくらいですから、
これは時系列上過去のことなんじゃないですかね。

でも5小節目のEuにもうため息が出てきてしまいます。
まぁ、たった12小節しかない変奏ですから、このあたりで終わりが見えてしまう
のは仕方ないかもしれません。ちなみにG3小節目のTp、Flに天使が降りてきます。
G8小節目では天使に逢います(フレーズが下から出てますからね)
けれど、同じくG8小節目のB.Cl、Clに時の流れの無常さが現れます。

ちなみにG9小節目のEuが切ないですね。
なんてものを書くんでしょう。本当に。

こんな短いフレーズで全部感情を受けられるわけないでしょう...
そして最後の小節のB.Dで未来を暗示して怒涛の第3変奏に入ります。



第4変奏は主題の後半を用いたものですかね。ここで初めて不吉な<>が現れます。
なんだかもうこの世から足が離れ始めてますよね。
これ<>は第3変奏のVibにその予兆を見ることができるような気がします。
天使と一緒にですけどorz




第5変奏には管楽器はフォルテのまま突入します。が、タムに例の<>がついてmpで入ってきます。
もうどよーんとした感じですね。ほんとにもう。不吉さはCodaの崩壊まで続きます。
なおB.Dには<>がついてないことに注意。たぶんこれは心臓の音なんだろうと思います。
こういう使い方は他の曲にも見られますし。
Kの前のHrのフォルテは運命のテーマとでも言いましょうか。
音型は天使のテーマと同じなんですけどね...

この音型がK9小節目のTp2&Tp3の間で軋んで叫び声を上げます。
なお主人公はたぶんTp1です。Kから進むにつれ運命に押し潰されていきます。
さきほどの軋みのTp2はTp1の姿でもあります。(1拍目の音が同じことでわかりますね)
K5小節目からのA.SあたりはTp1のエコーです。



Codaからは崩壊と昇華(or諦観)です。4小節のフーゲッタを経てLから4小節間で崩れ落ちます。
ここはそれぞれのパートのクレッシェンドとデクレッシェンドをよく読みましょう。
TbやTp3、Tp1に出てくる主題を見落とさないように。
(Tbはオクターブ下を親切に書いてくれてるので気付くでしょうが)
この4小節間だけで1日かける価値が十分にあります。

L3小節目のTimpが事実上のクライマックスで、後はこのTimpのG音をいろいろなパートにエコー
しながら最後のGdurの和音に集約されていきます。
が、このTimpのG音はL1小節目のクロタルを受けたものですね。



最後だけは、なんとなくそれでいいの?という気もしないではありません。
でも、最後にGmolで終わられるよりはマシかぁと思ったりもします。



細かいことを言い出したらキリがないのでこのへんでやめますが、
(Cbのハーモ二クスとかねー)
作曲者の諏訪さんはどんな思いで書いたんですかね。
1959年生まれですから今年50歳ですか。

さぞいろいろなことのあった人生だったんだろうと思います。

中高生にはちょっとまだ早いかもしれません。

いじょ。




P.S.作曲者がドビュッシー好きなのだけはガチだと思います。


アーバン教則本第1巻

2006-06-30 | 他の音楽日記
面白いものを見つけましたw

アーバン1巻を全曲録音してネットで公開するらしいです(馬鹿だ...

ミクロコスモスじゃないんだから(-_-lll)



自分の演奏の参考にさせて頂きます<(_ _)>

ちなみに、アーバン教則本が出版された当時のものがこちらで見られます。
(上から三行目の「View this item」から見てくださいませ<(_ _)>)


練習するときはちゃんと買いましょうね(-_-lll)



ネタ元。





ファンファーレバンド

2006-04-15 | 他の音楽日記
某所でファンファーレバンドの話が出てたので、
今日はその話題をw



大編成の管楽器合奏には幾通りかありますけれど、

・吹奏楽(ウインドバンド)
・ブラスバンド(金管バンド)

の2つがわりとメジャーだと思います。
しかし、世界では

・ファンファーレバンド

という形態も、主にヨーロッパで発達しています。



ウワサだけは聞いたことがありましたが、一体どんな編成
なんだろうなぁと漠然と思っておりました。

Ebビューグル(フリューゲルホルン)
1stビューグル(フリューゲルホルン)
2ndビューグル(フリューゲルホルン)
3rdビューグル(フリューゲルホルン)
ソプラノ・サクソフォーン
アルト・サクソフォーン
テナー・サクソフォーン
バリトン・サクソフォーン

1stトランペット
2ndトランペット
3rdトランペット
1stフレンチ・ホルン
2ndフレンチ・ホルン
3rdフレンチ・ホルン
4thフレンチ・ホルン
バリトン
ユーフォニアム
1stテナー・トロンボーン
2ndテナー・トロンボーン
バス・トロンボーン

Ebバス
Bbバス
パーカッション

以上のような編成のようです(写真
※ちなみにウィキペディア間違ってますね。
 EbピッコロトランペットではなくEbトランペットです。
 ピッコロ扱いなのはF-G管からのはず。
 オクターブ下のものはEbアルトトランペットです。


ブラスバンドよりも吹奏楽に近い、フルート、クラリネットの
替わりにフリューゲルを用いた編成のようです。
写真の通り、セッティングも吹奏楽にかなり近いですね。

ドイツの吹奏楽では、サックスの替わりにロータリーフリューゲルを
用いることもありますが、ファンファーレバンドが
こんなにフリューゲルを用いる編成だとは思ってませんでしたよ...

てっきり、サックスが前列を埋め尽くす編成なんだと思ってました。
(フリューゲルは後列でソロ楽器扱いでねw)


先日、某オークションでソプラノビューグルが
出てたんですけれど、軍資金不足で諦めました。
買っとけばよかったなぁ..._| ̄|○
(いや、ファンファーレバンド立ち上げる気はないんですが...w)



世界にはまだまだナゾの演奏形態があるんでしょうね。
ファンファーレバンドについてはまた詳しいことが
わかればレポートしますv



追記:
ウィキペディアのブラスバンドの解説も間違ってますね。
和声を担当するのはフリューゲル、テナー、バリトン
の各ホーンセクションで、旋律を支えるのがユーフォニアム、
サウンドに彩りを添えるのが直管のトロンボーンです。
フリューゲルはソロを担当することも多いですが。

また、コルネットは確かに3声が基本ですけれど、
前列(Frontrow)が旋律、後列(Backrow)が伴奏という住み分けです。
(もともとはね)

前列:旋律
 ソロコルネット(Bb、4人)
後列:伴奏
 ソプラノコルネット(Eb、1人)
 リピアノコルネット(Bb、1人)
 2ndコルネット(Bb、2人)
 3rdコルネット(Bb、2人)
後列は、ソプラノとリピアノがセットですから、
後列(伴奏)だけで3声組んでいますね。

曲によっては、ソロ・ソプラノ・リピアノで1パート、
2ndで1パート、3rdで1パートの3声を汲むことも多いです。

まぁ、これは異論があると思いますので参考まで。







ヤマハがカスタムクラスのEbコルネット発売。

2006-01-28 | 他の音楽日記

ヤマハがカスタムクラスのEbコルネット発売。


ちらほらとウワサは耳にしていましたが、とうとう出ました。
現行のヤマハのEbコルネットは、プロモデルまで(中級機種)まで
しかありませんでしたので、漸くこれで初級-中級-上級と
出揃ったことになります。

なにせその中級機種がそのあの自分で使っているとはいえそのあの
いやぁやめてなにすんのあwせdtgfvひゅじこ

...ぇぇ(こほん

な楽器なので(ピッチ悪いし)、某所でさんざんごね倒してきた
ものですからさてどんな仕上がりになっていることやら。

現在主に話題に挙がるEb(ソプラノ)コルネットは、
 
シルキー:50万円程度
カンスタル:20万円強
コルトワ:20万円強
ヤマハ中級:15万円程度
ヤマハ初級:10万円程度


となっていましたから、今回の製品はこのカンスタルやコルトワの
あたりの競合品になってくると思います。


ソプラノコルネットの神様であるピーターロバーツ(現ブラックダイク)が
シルキーを使っていますから、傾向としてはシルキーを選ぶかこの
ヤマハの中級を値段で選ぶかの2拓といった雰囲気が強かったのですが、
これで多少風向きが変わるかなとも思います。

しかしこの楽器を買って吹いてるよ!ってなレヴューがネットに
載るのはいつの日やら..._| ̄|○

(追記)
ってか、あれ??????????

YCR6610Tカタログ落ち...

ワタシの楽器カタログ落ちしちゃいました。
ぐすん。
ってことはもう20万切ったら初級モデルしかないってことか..._| ̄|○



ミュージカルバトン

2005-06-25 | 他の音楽日記
すっかり月記になってますね、ここ(汗;



本日はミュージカルばとんでございますm(_ _)m

最近よくみかけますね。
どきちさんよりまわってきましたので答えてみます。



★コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量

ええと、今珍しくw自宅ですが、自宅のPCのファイル容量は
とりあえず1.23GBです。まぁそのうちほとんどが演奏会用
デモCDを作るためのブラスバンド音源ですが(-_-;
中には村松健とかもちらほら...
あとエンドレスでじょんじょびのディーズデイズとかスクエアの
ホワイトメインとかを聴きながら作業とかもよくします。
あ、ビーチボーイズのココモもエンドレス多いなぁ。
ちなみに会社のPC内のほうは内緒(-_-lll)


★今聞いている曲

えーなんつか、ワケあって昔自分が作った曲を聴いとります。
(しかも聴きたくて聴いてるわけでもなく...


★最後に買ったCD

これを答える上ではすごくイヤな時期にまわってきましたね(笑
ええと、たぶん斉藤由貴の「リプル」です。(あはははは(-_-;
中古で500円だったかな。そろそろ買っとかないとなくなるなと。


★よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲

これ、ものすごく悩みましたが、5曲っていうとジャンル別の
ベスト1すら挙げられないので、私がいままで生きてきて
思い入れのある曲を古い順に挙げて行きたいと思います。


1)堀ちえみ:東京シュガータウン

・・・我ながら1曲目に挙げるのはあまりにもあんまりだとも思うの
ですが(-_-; 私が小学校の音楽の成績2~3を行ったりきたり
している頃、私は堀ちえみさんのファンでした(笑。ここで小泉
今日子さんの「渚のはいから人魚」を挙げようかとも思ったのです
が、やはりより好きだった人のほうにしようかなと。

名作です(笑

なお、この後オフコースにはまります...


2)ザ・スクエア:メモリーズ・オブ・アリス

・・・中学校に入ると、兄はギターを始めていたので、後から始めたの
では追いつけないと思い、キーボードを始めました(とか言いながら
ギターも弾いていたのですが...)。そして、カシオペア、スクエア、
高中正義等のフュージョン系にハマって行きます。特に当時は和泉
宏隆さんのピアノの音のファンでしたね。その和泉さんとSaxの伊東
さんが2人だけでこの曲を演奏している姿が、当時見たLDに収められ
ていました。カッコよかったなぁ。DVDで再発をセツに望んでたり。
(オリジナルアルバムではピアノ、弦、Saxで演奏されています。

高校にあがると吹奏楽を始めます。ネリベルのアンティフォナーレ
とか長生淳さんの交響曲はいいと思うんですがあまり演奏されませんね...
あとリードの作品は骨格がしっかりしてて長く聴けるなと思います。


3)M・ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調(2楽章)

・・・大学に入る頃から当分の間、仏蘭西音楽にべったりはまりました。
ドビュッシーはもう著作権が切れていましたからすんなり楽譜が手に
入りましたが、ラヴェルは当時まだ著作権が切れておらず、随分財布
が軽くなりました(泣(デュランの楽譜高いんですよね...

ラヴェルのこの作品は、今でもときどきむしょーに聴きたくなります。
ラヴェルの最晩年の作品で、照れ屋のラヴェルが初めて訥々と本音を
語っている気がして、ふと胸を衝かれます。

 フランス音楽には特別な思い入れのある曲が今でもたくさんあります。
オネゲルの交響曲(全5曲)やプーランクのノヴレット、15の即興曲、
オーボエソナタ等々。ラヴェルの古風なメヌエットだとかドビュッシー
の映像だとか1曲ずつコメントしたいなとも思いますがここは英国音楽
中心ですので割愛します(笑


4)武満徹:ファミリー・トゥリー

・・・中学校の頃から大学を出るまで、ずっと作曲をしてましたので、武満
さんは憧れでしたね。(今も作曲はしたいのですがホントに暇ないです。
書きかけでとまってる曲たくさんあるのになぁ。)武満さんの曲の中では
本当はアーク(第1部、第2部)であるとか「海へ」であるとかの方が
断然好きなのですが、このファミリー・トゥリーはとても愕然とさせられ
た(よい意味で)という点で思い出深いです。

長くなるので詳細はまたいずれm(_ _)m


5)J・シベリウス:5つのスケッチ作品114

・・・最後に英国音楽を入れようと思ってうんうん唸ってみたのですが、
残念ながら断念しました(笑。書きたいものは既に書いちゃってますしね。
今回は英国物を除くってことで。かわりに北の方の音楽を挙げておきます。
バントックとも交流があったことですし、どうでしょう?(関係なかろ#

シベリウスも交響曲の5番とか4番とか6番とか7番とか大好きです。
でも、よく聴くのは実は舘野泉さんの弾いたピアノ作品集なんですよね。
その中で最初に取り上げられてるのが、確かピアノ曲では最後の作品に
なったこの作品114です。シベリウスのピアノ曲は、正直あまりピアノ
上手じゃなかったんだろなwと思うような簡潔な楽譜が多いのですが、
その簡潔さの良いところがとてもよく出た作品です。強いて言えば最後の
曲はもっとゆっくり弾いて欲しかったなと思いますが(楽譜の指定は確か
もっと遅かったと思いましたが...舘野先生...


というわけで、
意外に5曲っていうのは厳しいなと思っている私なのでした。本当は
マーラーの大地の歌や湯山昭さんのお菓子の世界なんかも入れたかったなぁ
と思います。歌曲も挙げられなかったし、サティなんかも触れたかったし、
ミヨーも触れてないですしねぇ。あ、アイヴズもいれたかったな。

独墺物は私が書くよりも世の中にもっとふさわしい方がたくさんいらっしゃると
思いますので、あまり書かないようにしています。関連付けて触れることはある
と思いますけどね。

ベトチチとシベチチではシベチチの方がすべすべっぽいとか。
(ベートーヴェンとシベリウスの交響曲第七番のことです。念のため)


・・・書けば書くほどぐだぐだになって行きそうなのでそろそろ次にまわしたい
と思います。

いちお5人にまわすのがデフォルトのようですが、とりあえず3人に回したい
と思います。もちろん答えるかどうかは自由です。まわすかどうかも自由です。

1)ほたまろ國王
2)いなきん@鬼畜 
3)frosch氏  

なお、あと2つはまわさずに置いときます。答えてみたいのでまわしやがれ
という奇特なお方はどうぞお申し出くださいませm(_ _)m(先着2名様


※ココモのとこ最初ペットショップって書いてましたがビーチボーイズに訂正
 しました。はずかしーw なんか違うと思ったんですよね書いてて。


のだめカンタービレ11巻発売

2005-01-21 | 他の音楽日記




やっと発売になりました。11巻。
ネタバレしてもいけないので内容は割愛します。

そういえば、のだめをこの間からずっと読んでいて、
途中に出てくるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が久々に
聴きたくなりました。

で、ウチのCD棚を漁りましたが、


ない。


ないよ。


この超有名曲が。


しょうがないので、買いに行こうと思いましたが、
忙しくてCD屋にも行けず。

今日、ダ○ソーに寄ったら、たまたまラフマニノフのCDが
あったので、中を見たらP協2番全曲入ってます。

しかし、イマイチ信頼度が...(-_-lll)

結局悩んだ末、買って帰りました。(100円だし


でも、これ意外によかったです。
(最後を交響曲第2番の3楽章で〆るとこがエロい)

演奏者が書いてなかったので、ネットで検索したのですが、
イマイチ見当たらず。
(○chには書いてありそうでしたが●持ってないんですよね...)

誰か、演奏者ご存知ありませんか?(笑


P.S.こちらの意見に賛成です。
  確かにエルガーのVnソナタが出てきたシーンはよかった!
  Vnソナタの話はまた稿を改めます。

  その影響力でこんな人もいらっしゃいます。






楽器の改造。

2004-12-14 | 他の音楽日記





こちらではとんとご無沙汰しております。

本館の日記は更新しているのですけれど、仕事に追われて
なかなかブログまで更新できません。(ネタはあるのになぁ



で、本日はまたやってしまったのでUPします。




ソプラノコルネット。切っちゃいました。(爆




これはヤマハのYCR6610Tなんですが、なぜかは知りませんが
とてつもなくピッチの低い楽器で、ヤマハの超ショートタイプ
のマウスピースでないと、ピッチが442を保てないという
シロモノです。(わはは

で、ヤマハのマウスピースを使ってみたのですが、普段使っている
バックの5Vとの違和感は否めず、ずっとどうしようかと思案して
おりました。

で、先日からバックの5V(トランペット用)を
旋盤+ダイヤモンドカッターで切って、周りを削って超短マウスピース
を作ったりしてみましたが、それでもやっぱりイマイチだったので、
もうこれは切るしかないなと。
(というかここまでで既に5本のマウスピースがオシャカに。(泣)

そして、昨日楽器店に相談して、マウスパイプを2cmきっかり切る
ことにしました。

そして出来上がったのが上の写真です。
手で持っているのは、切り落としたマウスパイプの残骸です。(嬉
残骸の横で真鍮が露出していますが、これは切り落とした分だけ
マウスパイプを抜いているからです。(普段はちぢめます


...試奏してみました。


ムキャー!


これこれ。これです。
これでやっとBb管とEb管が持ち替えれるよ。(嬉泣

練習で使ってみてOKが出たら、今月末の演奏会でも使う予定です。







うひょ(不気味









ウィーン・ブラス・アンサンブル

2004-10-19 | 他の音楽日記




大洲市民会館へ聴きに来てます。
いやあ、楽しみですね(笑)

19:00始まりました。
曲目は、
1)W.A.モーツァルト:歌劇「魔笛」より6曲
  ・パパゲーノのアリア
  ・夜の女王のアリア
  ・第2幕の前奏曲
  ・ザラストロのアリア
  ・パパゲーナとパパゲーノの二重唱
2)J.S.バッハ:3つのコラール
  ・主よ、人の望みの喜びよ
  ・目覚めよ、と呼ぶ声あり
  ・我は汝に呼びかけん、主イエス・キリストよ
3)P.マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
4)G.ビゼー:歌劇「カルメン」組曲
  ・アラゴンの踊り
  ・アルカラの竜騎兵
  ・ハバネラ
  ・上番衛兵(衛兵の交代)
  ・ジプシーの踊り
~休憩~
5)E.クレスポ:ブラスの魂
6)S.ペリグリ:KOMA(世界初演)
  ・意識の目覚め・電気ショック・フーガ・解放へ向かう
7)J.コスマ:枯葉(solo イアン・バウスフィールド)
8)J.ウィリアムス:映画「スターウォーズ」より
  ・フラッグ パレード
  ・運命の決闘
  ・アクロス ザ スターズ
  ・エンド クレジット
アンコール:モーツァルト:フィガロの結婚序曲

メンバー
1stTp:ダヴィット・ゲリエ(C,Bb,Piccolo)
2ndTp:ハンス・ガンシュ(C,Bb,Piccolo)
3rdTp:ライナー・キューブルべック(C,Bb,Flugel)
4thTp:ラインホルト・アンブロス(C,Bb,Flugel)
1stHn:ヴォルフガング・トンペック(wienner)
2ndHn:トーマス・イェプストル(wienner)
1stTb:イアン・バウスフィールド(TnrBs)
2ndTb:マーク・ガール(Tnr)
3rdTb:ハンス・シュトレッカー(Bs)
Tuba :パウル・ハルヴァックス(Bb&F?謎)
Perc :アントン・ミッターマイヤー

以上のようになっていました。それからダヴィット・ゲリエは、
まだ19歳だそうです。若い...

トランペット族は、キューブルベック氏のFlug以外は全て
ロータリーでした(あたりまえか
トロンボーンはドイツ管だということでベルクランツがついて
いるかと思いましたが、ついていませんでした。

曲目別の感想としては、まず魔笛の冒頭和音からしてやられました。
やわらかい和音。金管ってこんな音がでるものなんですね...
そして、夜の女王のアリアではゲリエ氏とガンシュ氏が交互にソロ
をとっていましたが、やはりガンシュ氏のうまいこと!とはいえ
ゲリエ氏も負けず劣らずよく吹くんですこれが...(19歳か...
最初、金管奏者は9人で来日するはずのところを10人にしたと
いう話でしたが、恐らく1stの楽譜をガンシュ氏とゲリエ氏で分け
て、あとは少しずつ他パートとダブって吹いていたものと思われ
ます。

目覚めよと呼ぶ声ありは、わりとスケルツァンドな感じで進んで
行きました。この曲はべったり歌う曲だというイメージがあった
のですが、「たんたららんたーらんたーらんたーらん~」という
フレーズは、召使が物申している呼び声なのかと思わせるような
演奏でした。

カヴァレリア・ルスティカーナは、B durでの演奏でしたが、最後
のハイDの音をガンシュ氏が微妙に外して、演奏終了後ちょっと
ご機嫌ななめのようでした。(あのくらいいいのにねぇ...

1部最後のカルメンと、2部最後のスターウォーズは、みんな
キモチよさそうに吹いていました。ええなぁ、あれだけ吹けたら
きっときもちええやろな(笑

枯葉は、バウスフィールド氏のソロでしたが、まぁうまいこと(嘆息
体格がいいので、まるでトロンボーンがおもちゃみたいでした。

そして、今回のツアーが世界初演となる、ペリグリのKOMAですが、
作曲者によると、
「KOMAとは、2つの音符の間隔をあらわす楽語である。この曲は
 時間や生活の一時的な停止の音楽的な表現を追い求めています」
とのことです。4つに分かれていますが、続けて演奏されます。
曲想は、思ったよりも普通の曲でした。(特殊奏法も特に取り上げ
るほどなかったですし。)個人的には電気ショックが面白かった
と思います。

今回の演奏会は、台風の接近するあいにくの天気のなかで行われ
ましたが、それをおして行くだけの価値が充分にある演奏会でした。




デュトワさま。

2004-10-03 | 他の音楽日記

デュトワ先生がBSでドビュッシーの「海」を振っています。

ヲヲ!

N響かと思ったら、喇叭の顔が違うぞ。
おさむチャンの顔が見えるということは...

えぇと、どこだったっけ?(呆
(東響か都響のどちらかだったはず...)

モントリオール響を振った「海」は良かったなぁ...

カップリングも良かったし。

お、C管使ってるし。
やっぱりEbの音は23で押さえるのか...(ピッチ下がるもんね
コルネットのソロ難しいんだよね...(あのBbに上がるトコが
(と際限なく自分のことばかり考えるワタシ...)



...調べました。都響ですね。
5月の宮崎国際音楽祭の映像のようです。

しかしデュトワ先生どうしたのかドビュッシーが楽譜出版の際に削除した
ファンファーレを復活させてるぞ。

確かモントリオールの時はなかったはず。

むむぅ、ナゾだ。



引き続き、N響が出てきました。

コンマ酢は徳永せんせーです。
お歳をとられましたな。
(ちょっとソロのピッチが怪しい(笑
(いやかなり怪しい(爆

シェエラザードやっています。(そういや最近聴いてないなぁ
喇叭だれだろ。
(1楽章喇叭出番少ないから確認でけん...


...って、あれ?
喇叭おさむちゃんだぞ?(これもC管で吹いてるなぁ

(検索中)

そうか、徳永せんせーが音楽祭しきってるのか...
(しらんかった

じゃぁ、これはフェスティバルオーケストラなのか???

(検索中)

あった。これか...

ががーん!1曲目「マ・メール・ロワ」じゃん!

き、聴きたかった...(涙






ぷーらんくの墓

2004-10-02 | 他の音楽日記


久しぶりに、プーランクを聴いています。
(って、ここ英国音楽ブログじゃなかったっけ...)


フランス6人組(デュレを外してイベールを入れてあげたいですけど)は
なんとなく愛着があります。それからラヴェルも。

ドビュッシーはなんだか神懸っていて、畏れ多いので愛着って感じではないです。

フランス6人組(以下F6組と略)はなんだかみんな人間臭いんですよね。
それぞれ行き方は違いますけど。

ミヨー:脳天気、オネゲル:激暗、オーリック:無機的、等
(えー、もちろん半ば冗談ですけれども。傾向です。傾向。)

F6組の中でも、プーランクは特別にフランスの匂いがするなぁ、と思います。
構築しないんですよね。音楽を。

感情に忠実な音楽というか。だから時々むしょーに聴きたくなります。
そして、そんなとき聴くのは、ピアノ曲(+α)です。
よく聴くのは、ノヴレット、15の即興曲、といったあたりでしょうか。
15の即興曲はどの曲も小洒落ていていいですけれども、特に15曲目の
「エディット・ピアフに捧ぐ」になると、はっと我に返ります。

いい曲なんですよねぇ。



それから、+αというのは、オーボエ・ソナタのことです。

この曲は、フランソワ・ル・ルーが吹いているのを聴いて鳥肌が立ちました。
亡くなった友人プロコフィエフに捧げられた曲なのですが、終楽章である3
楽章が始まる瞬間(オーボエ独奏)から、この世のものとは思えない雰囲気
が漂っています。ああ、彼岸が見える...

そして、クライマックスで号泣するところはオーボエはお休み(!)。
ピアノが最大音量で決然と弾く...はずなのですが、演奏によっては時々

「すかっ...」 

と喰らわせてくれます。(苦笑

「ナニやっとんじゃぁー!」

との罵声も空しく、伴奏ピアニストはさらさらと弾き流してくれます...

やだなぁ。まったくもう。
(ル・サージュなんかはよくわかっていてがつーんとくるんですが。)
ちゃんと音楽の流れを把握して弾いて欲しいなぁ、と思います。

ていうかむしろ泣きながら弾いてくれ、って感じです。

こんなにプーランクが自分をさらけだしているのはきっとこの曲だけですから。





悲しかったんでしょうね。プロコフィエフが逝ったことが。