パフェを食べに行った。
他愛もない時間がとても楽しかった。
「今度は、どこへ行こうか?」
「…そうね…。」
少し戸惑うような顔をしたとたんに、田辺くんは、改めて笑子さんの手を握り、少し深呼吸をした。
「付き合おう!僕たち!」
「え?」
急な展開で、笑子さんも戸惑った。
「だめ?」
「い、いいえ!だめじゃないです」
「それじゃ、お付き合いOK?」
笑子さんは、ゆっくりうなづいた。
「ありがとう!」
いきなり田辺くんは、笑子さんを抱き締めた。
あっという間のことだった。
ーー交際を始める…って、こんな感じ…なんだ…。
悪い気はしなかったが、あっさりとした感覚だった。
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