隣りの吉田日記

レーサーが周りの景色気にしたらぶつかって死ぬよ

虎の穴のF田さん

2005-05-02 | 愉快な仲間達
カレンダ-通りに会社出勤。暇だ。

いつもは11時半になると「さ、お昼にしようか」と言う上司は
珍しく急ぎの仕事で忙しそうで何も言わない。
私が言うわけにもいかないので、普通の会社みたいに12時になった。

百円玉握り締めマックに行こうとビルを出たら、ちょうど目の前に
見たことある男性が歩いてきて目が合いしばらく見つめあう。

「わわわ~っY川さん!」と驚いてると、Y川さんの隣りにいた女性が
「んまぁぁ!!イワヤちゃ~ん!(旧姓)」とやはり驚いていた。

2人は独身の頃勤めていた会社(別名虎の穴)の先輩と上司だ。
一緒に会社しているのは風の噂に聞いていたけどこんなに近くに
会社があるなんて知らなかった。

私達は久しぶりの再会に興奮してマックで昔と近況を語り合った。

上司だったF田さんは相変わらず艶やかな声で20年前と顔も変わってない。
昔から年齢不詳の人だったが今もそうだ。
F田さんはとても不思議な人でその当時の私も初めて目にする人種だった。

お嬢様育ち(らしい)彼女と行動するのはとても新鮮で刺激的な毎日だ。
その頃清川のロイヤルに打ち合わせや夜食やらでよく行っていたが
気の利かないウェイトレスがいるとかん高い声でよく怒りとばしていた。

「あなたじゃわからないわ!店長よんでちょうだい!」

漫画みたいなセリフを実際に口にする人を見たのは初めてだった。
私は今はギャグで使わせてもらっている。

しかし、前に書いてた、女を襲い満足させていた社長の片腕でもあったので
世間知らずなようで実は何もかも知っていると思わせるようなとこもあった。
経理全般をしきってたのに税務署がきた時はオ-ストラリアに旅に出た。

社長とF田さん以外はほとんど独身のみんな若い会社だったので、よくご飯も
連れてってもらったし、いろいろよくしてもらい、ああ、野麦峠みたいに働いた・・。

F田さんは最初が肝心とばかり新人にはものすごく恐い人だった。
会社1日目の電話応対の仕方は今でも忘れられない。

電話は会社の顔よ!(その通り)
2オクタ-ブ高い声(出らんて)で元気よくとりなさい!と怒られた。

私がいい年なのに今でも高い声で元気よく家の電話をとり、子供達から
気色悪がられているのは彼女のせいだ。

お父様の経営していた会社はつぶれたし、お嬢様って年ではないけど
昔とかわらず若いF田さんは、いまでも若い人達に囲まれて仕事して
彼らのエネルギ-を吸い取って生きてるに違いない。
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