想い出ぼろぼろ

私のランチは、定休日を除く月曜以外ほとんど、喫煙席と禁煙席の微妙な違いが不思議な
曼谷雑貨店でグリーンカレーを食べている。

店には面白い本が置いてあって、今読んでるのが西原（さいばら）りえ子の本で一人で
クックックッと野口さんみたいに笑いながら読む。

どこが面白いのか説明はめんどくさいのでしないが、今日この本を読みながらシチュエーションは
だいぶ違うけど似たような気持ちになったことがあったなーと思い出したので、それを書く。


二十歳過ぎて働きはじめてまもない頃のある日曜日。
突然、そうだ！カーリーヘア（昔あったとって）にしようと美容室に行ったら、想像と遥かに
かけ離れた年取ったちび黒サンボみたいな髪型にされ茫然自失でふらふらとアパートに戻り
玄関のドアを開けたら、部屋の中は真っ白で何も見えない。

いったい何が起きたのか？部屋に入るとモンスーン地帯、じめじめしてて、その頃ちょっと流行った
でっかい提灯型の照明の紙は溶け中の竹の芯が天井からくるくるだらりとぶら下がっていた。

聞こえてきたのは、ごぼっ！ごぼっ！と地獄の釜の煮えたぎる音・・・・・・風呂沸かしっぱなしで
美容室に行ってしまってた。あれから２時間はたっている、カーリーヘアやもん。

おまけにお風呂のドアは全開だ。部屋中何もかも御布団もカーテンも畳もとにかく何もかも
濡れていた。お風呂の火を止め、私の頭の中も真っ白のまま、その頃大手門の友達のアパートに
転がり込み１週間は部屋に戻らなかった。乾くまで戻りたくなかった。

ちび黒サンボヘアとモンスーン地帯と私・・・・あの時を思い出した西原りえ子の本だった。


ところでロッテファンって、私の知っている限りでは「梅星涙」くらいだ。

息子引退す

先週の土曜日、今年も第2戦目にして負け息子の長い夏は終わった。
な～つのほぉわりぃ～♪私は森山直太郎が嫌いだ。

Ｊさんちの実家に近い、ちゅう事は私の実家にも近い相手の高校は、きっと今までで
一番調子が良く、こちらは今まで見た中で一番力が出せなかった試合だ、負け惜しみだ。
きっとあの子達は虫とか草とか食べて育ったに違いない。

しかし3年間厳しい練習に耐え（勉強はせず）最後までサッカーを続けきった息子に拍手。
そして今、とうとう息子は毎日早々と帰ってきてはだらだらしている。

ところで、今まで息子の部屋にはＴＶはなく、ずっとリビングで場所とってきていたのだけど
今回、ばいの国の弟が引退記念にとＴＶをくれ、それから部屋で過ごすことが多くなった。

ありがたいそのＴＶはＯＲＩＯＮって聞いたことないメーカーで、その他にも音量の調節が
きかなくて大音量できくしかないＣＤラジカセや、携帯より画像が悪いデジカメやら、すぐに
壊れたＭＤプレーヤーやら次々と子供達は怪しいものばかりをもらっている。
仕入先は各自想像して下さい。

それで、息子の部屋は玄関横だからいるのかいないのかわからない時もあって、何となく
寂しい気持ちも来年のシュミレーションだと言い聞かせてるとこです。うっ

できるかな？

会社の私のデスクの引き出しには仕切りがない。たぶん最初はあったんだろうけど。
Ｔ石さんも仕切りなしで上から雑然と積み上げていたらしい。

これは中の物を取り出す時すごく効率悪いし、何より見た目が悪い。
かと言って、とじひも100本で驚く奥さんに仕切りが欲しいとは言い出せず。

仕方ないのでＰＣの入ってた箱を分解して手作り仕切りを作成。
鼻歌まじりにダンボールをチョキチョキしてると、のっぽさんになった気分だ。

♪でっきるかな♪できるかな♪はてさてフフー♪

ダンボールでつくった割には立派なのが完成したけど、やはり貧乏臭い。
仕事を合理的、効率的にするために環境を整える努力をお金をかけずにするこの頃。

パン屋張りこみ②

昨日書き忘れたけど、私が乗ってたのは買ったばかりの黄緑のママチャリではなく
去年、会社の裏通りでずっと放置してあったのを拾い、今は娘が乗ってる自転車である。


さて続き。
私はパトカーに乗り、一番混んでる時間帯を中央署へ向かった。なんだか情けないやら
恥ずかしいやらワクワクやらドキドキやら。

パトカーの中で世間話に適当にあいづちを打ち、さっき会ったＩ江さんに「捕まった！」と
メールする。臨場感溢れるパトカーの中からのメールにさすがのＩ江さんも驚きを隠せない。
「！あ、あの二人組はアブナイ警察だったんですか？！」と返ってきた。

中央署に着くと役所巡査は寺井巡査に指示を出し、既に閉まってる門など開けさせる。
なんだか新人おまわりさんの研修に付き合ってるみたいだ。

私は、盗まれてた大事な祖母の形見のダイヤが見つかったので確認にきましたのよ、と言う
顔で入っていったけど、小芝居しなくても人はあまりいなくて、受付に出前の品々が並べて
あっただけだった。カツ丼はなかった。

写真と指紋をタッタカとる。何だか悔しいので少しにっこりして写った。そう言えば先日
息子のまぬけな薄ら笑いの写真を笑ったなー。こんなとこで母が薄ら笑いしようとは・・ハー・・・。

写真担当はものすごく若いのに「今度はこっち向いて」とぶっきらぼうに言うのが少しムカツク。
人を犯罪者扱いして・・・犯罪者か・・・。

「前髪少しあげて」
「・・・こうですか？」

「もちょっと分けて」
「はあ！？」

「真ん中を分けて」
「はあ！？」

「あ、いや、そのままでいいです」
そうそう「です」をつけてね目上の人には。

用は済んだのに役所巡査は話が弾んでてなかなか出てこない。本当は自分が中央署に用事が
あったんじゃないとかいな。

私は又ダイヤを確認にきた孫みたいな顔で廊下の椅子に座り二人を待った。なんだか交番は
役所（ひっかけではありません）みたいな空気が流れてたけど、中央署も似たような感じだなー。
ただ中央署の方々の方が目つきが鋭い。ような気がするけど。

帰りは又世間話をして帰った。プライベートでは知らないけど、職務中のおまわりさんには
冗談は通じないと知る。

交番から家にテクテク歩いて戻ると、１回会社抜け出してくれたお父さんが迎えにきて、
二人でもう一度交番へ行く。
「なんでフツーのおばさんが警察から声かけられるとー？」とお父さんの興味はそこだけで、
洗濯物がたまってきた時ほどは怒らない。
全てが終わって交番出て「あーシャバの空気が美味しいよ」と言った時だけジロッと見た。

今日会社着いてしみじみ歩道を見てみると、放置自転車がビルの前だけでも６台はある。
持ち主が、持ち主が、と言ってた役所巡査に電話して持ち主を捜す仕事を与えてあげようかと
思ったけど、逆恨みだと思われたら嫌なので止めた。


明日はいよいよ息子の第２戦目だ。
明日はベンチにも入れないかもしれない、と言う息子に、「えー？」と少しぶーたれたら
「いいやん、応援席でも。チームが勝つことが大事やん」と諭され恥ずかしくなった。

偉いよあんたは。母親が前科ものでも。

パン屋張りこみ

今日はシャトールが２割引だったので、娘がピアノ教室に行く前のおやつにでもと
寄るつもりだったけど、先にスーパーに行ってその帰りに寄るべきかチョット迷い
結局シャトールに先に寄ったら、警察に捕まった。

会社の前にもたくさん自転車があるのにどうしてパン屋の前で張ってんのかなー。

時々、話しながらにっと笑うその顔は役所広司にも似ていたけど、だんだん「不法侵入」の
ストーカー警察官を思い出す目だ。私が若くもなく綺麗でもなくて良かった。
あと一人は若い、亀有派出所のメガネの寺井巡査にそっくりで、人が良さそうで挙動不審と
見事にリアルとアニメの警察官コンビだ。

質問中、豆腐娘がシロの散歩に通りかかる。
あーＩ江さんも自転車がないって言ってたから、拾ってきてあげようかと言ってたけど
よかったよ、犯罪に巻き込まないで。

通勤の道を私は連行される。ちゅうても私は自転車で彼らは歩きだけど。

派出所についたらおまわりさんが５人もいてみんな暇そうだった。
なんか、あまりに暇で
「おい寺井（仮名）、暇だからちょっと見回ってみるか、お前始めてだろう？
　よく俺のやり方見とけよ」と言ったかどうか知らない。

皆に囲まれ、わいわい書類の書き方をどうのこうのと言いながら書かされる。
拾った日時の欄は「家に帰ったら日記に書いてるからわかる」と言って苦笑される。
しまった・・日記に書いてる、なんて、拾った（拝借）したものの備忘録みたいやんか。

「今からご飯の用意するっちゃろ？」
「そうです」

「じゃ中央署は明日行くね？」
「えー？中央署も行くんですか？」

「そうたいここにはないけんね、カメラ」・・・・・・ガビーン！！！
「シャ、写真撮られるんですか！？」ああ私の人生は終わりかもしれない・・。

「指紋も取るよ」
「・・・・・・・・自転車で行ったらだめですよね？」
「・・・・・・・だめ」

もう明日行きますと言いかけたら、さっきの役所広司が「私が今から寺井（仮名）と
一緒に連れて行きます」と言う。

あら・・パトカーでですか・・・・・。

それから、身元引き受け人に今日きてもらって書類書いてもらわんといかんと言うので
会議前でものすご忙しそうなお父さんに電話した。

話もあまりできなくて「えーと・・１２時くらいになるって言っとけ」と言われた。
あ、「俺が行くまで牢屋？」とも言っていた。


続きは明日。ちかれた。

とんでもプライド

一昨日新しいＰＣがきて今日はネットが繋がった。
昭和の会社はものすごい速さで文明開花が始まった。

でもネットは今のとこ、元先生のノートＰＣだけ。あー惜しい。

きてすぐ、請求書をＰＣで作ってたら手書きでしろって言われたのに。
奥さんは、自分の経理上のもろもろだけ全部ＰＣで私にさせるつもりなんだな。

社長と奥さんと元先生のトリオのＰＣ設置やらネット開設やら、見てると楽しい。
いろんな業者（電気屋や繋げる人やら初期設定の人達）が見ていて気の毒なくらい
トンチンカンなことを言ったり聞いたり怒ったりしている。

どうやら元先生はＰＣに明るいって話は社長と奥さんより、って事みたいだ。

私もそんなに詳しくはないけど、奥さんが「プレッツプレッツ」って言うのは
たぶんフレッツの事だと思う。

私は聞かれた時しか教えない。先日、ご夫妻でＰＣの前であーだこーだ言ってた時
社長がよんだので行って説明しようとマウスを握った瞬間、「この人ＰＣはさわれる
けど、売掛買掛間違えんしゃーもんねー」と奥さんがグサリ。

貴様ー！素直に習わんと上達せんぞーっ！！！

ベランダの南国

息子が中学生の頃、バザーで1鉢50円で買ってきたハイビスカスが咲いた。

新記録

去年のダイエットラリー最後の計測日の体重より痩せた。
この会社まだ１ヶ月もいないのに。

よっぽど今まで動いてなかったんかなー。気も体も使ってるもんな。

今日、一人で留守番中、社長個人の会社の会計士さんがやってきて
「負けちゃだめよ！強くいかないと」と励まされ？た。

やっぱり奥さんのことを言ってるんだろうか？

その後近所のお茶屋さんに行ったら、お茶屋のおじさんは
「いろいろ大変でしょうが、慣れることです」と言う。

可愛がられてるのか苛められているのか時々わからなくなる。
私は鈍くてよかったなー。

県大会２次予選

息子のサッカー県大会２次予選が始まった。今日の試合場所は北九州の本城陸上競技場。

雲のない真っ青な空で少し肌寒いくらいでも気持ちのいい気候だった。

一緒に行った正しい日本の家族のＮ村さんちのＮちゃんも息子も、よほど点差が
ひらかない限り出番なしとわかってたんで、緊張感のない母同士で試合の流れに
あまり関係ないとこばかり目が行き、これが実況中継だったらすごくうけるはず、
と言い合った。

でもＮ村家ももともと体育会系の家族なので二人ともそのうち応援に熱が入ってきた。
４対１の後半の終わり頃になると少しだけ期待したけど、やっぱり息子は出番なし。

息子はベンチだけどＮちゃんは反対側のグラウンドの外の応援席だ、厳しかー。

去年もおととしも１回戦２回戦で東海とあたってしまい、上には行けなかったけど
今年は博多の森まで行って欲しいなー。いや最終目標は全国大会やった。

帰りの受付で、出場校が載っているパンフレットを買った。
車の中でいろんな高校の選手の顔写真を見ながらＮ村さんと言いたい放題だ。

なんだか皆爽やかな顔の高校もあれば、これは犯罪者予備軍じゃない？と思うくらい
眼つきの悪い子が揃ってる高校あり、けっこう楽しめた。

だいたい皆キリッとしまった顔で写ってる中、なぜか家の息子だけは口角が上がった
薄ら笑いをしている。そのまぬけな薄ら笑いがレギュラーとれない原因かもしれない。

次は２２日の小郡陸上競技場。今度こそ今日は忘れて行ったビデオでベンチに座ってる
息子でも撮ってあげようっと。

会社の人

会社に週３回、去年某高校を退職したと言う奥さんの弟が来ている。
その元先生は見ていて痛々しくなるくらい暇そうだ。ぼーっと１日座っている。

何だか見ていて拷問を受けてる感じがするけど、他の社員（たって部長とＹ坂さんと
私だけだけど）がどんなに忙しくてしてても目に入ってないようでぼーっとしている。
自分だけ働いてないのに特別疑問は感じてないようだ。

痩せて、いつも具合が悪そうで、ここが痛いあそこが痛いといつも一人ごとのように
言っている。「ケンカしたら絶対私の方が勝つ自信がありますよ」とＹ坂さんと二人の
時言ったらＹ坂さんは「ムフムフ」と笑った。

その元先生が出てきた日には必ず元教え子って子が訪ねてきて、ＰＣに明るいと言う
その元先生から、仕事に全く関係ないＰＣの指導を受けている。

元教え子は半年以上週に何回か来てる割にはいつもおどおどして挙動不審でちっとも
打ち解けてないように見える。１ヶ月もいない私の方がよほど偉そうにしている。

今のとこ一番の興味はこの元先生は会社から給料を貰っているのかってことだ。
暇つぶしにきているんだったら構いはしないけど。しかし貰っているとしても、
入ったばかりの私より明らかに会社に貢献度０でも、それおかしいですよね？って
社長や奥さんには言えない。

全く小さな会社はやりたい放題だなーと思う。

部長もＹ坂さんも腹の中はいろいろ思うことがあるようだが、首になるわけには
いかないので黙認している。

ところでこの二人は虐げられた会社で少しおばさん化してる。本人のいないところで
いつも二人で愚痴っているからだろうか。

昨日出勤したら、Ｙ坂さんが「ろんてんさん飴あげるよ」と飴をくれたので大げさに
喜んでいたら「Ｙ坂君は優しいばかりじゃないよ、ホラ、朝文句言ってたこと言わんね」
と部長がＹ坂さんを促した。

Ｙ坂さんは「え、え、・・」とばつが悪そうな情けない声を出し、私はその焦りように
笑い出したかったけど「Ｙ坂さん、言って下さい、私ものすごく気がきかないから」と
追い討ちをかけた。

Ｙ坂さんは困った顔で「あ、あのですね・・・・・」とこんなことしたみたいで改めて欲しいと
言ったけど。残念でした、それは私じゃありませんから。

「Ｙ坂さん、それ直接奥さんにちゃーんと注意して下さいねぇ」

と、大声でＹ坂さんに頼んで社長室に掃除機とりに入ったら、そこには元先生が幽霊みたいに
座っていて、『げ、おるならもっと存在感出してくれよ』と今度は私が焦った。

こんな日常、プログのネタって言っていいんだろうか？