風通庵-直言

ヨモヤマ話

一夜漬け政権からの一本釣り

2011-07-01 11:56:05 | Weblog
 自民党の参議院一年生議員の浜田和幸氏、民主党から、と言うより、菅さんから一本釣りされて総務政務官とか言う役職についたはいいが、本人は「一本勝負」にかけると意欲的だが抜擢か、その言う「○○○蛇におじず」で、政治の世界は全くの素人、その素人の強みか、どのように政務をこなすか、頭も尻尾も分からない、党内からの協力は得られないだろうし、恐らく一人相撲もいいとこ、義務だけ背負わされての一人ぽっちで、悪評だけまともに受けることになろう。菅さんの残任期間のほんの1,2カ月だけだが、悪評は一生ついて回るぞ。
 まあ、そうでなくても、次の選挙での当選はおぼっつかない立場にあって、民主党に肩代わりしてもそれは変わらないだろう。一夜漬け政権の一夜漬け人事で、偶然政界の裏側を見せつけられてどう反応するか。
 この促成栽培は!
 

不足こそ本来の姿ー15%削減

2011-07-01 09:06:54 | Weblog
 わが家も世間並みに電力の使用を15%削減----いや、15%かどうかは知らんが、すでに1カ月あまりを経過し、さすがに効果テキメン。
 これは原発事故による電力不足をカバーする電力会社の方針に協力したわけでも、世間並みに付き合ったわけでもない。要は電気代を安くしたかったから。それだけのこと。常々電気代が高くて何とかしたいと思う矢先にこんどの事態で、これを機会にと、あの手この手とあるだけの策を尽くして、いや策と言うと語弊がある、細心の注意で不要な電気をこまめに消し、期待電力もパーにとの細心の注意の結果である。
 お陰で、今月分の電気代が安くて済んだ。
 
 政治もそうなら世の中もそうで、日照りが続いて渇水期になると、水が貴重な存在になる。この貴重品を庭に撒くとは何事ぞ! とか言い出して、植木の水やりまでが標的になる。そして日常の食器の洗い方まで水を無駄にしない洗い方とかナントかカトか。常識の転換である。そしてテレビがその一翼を担う。
 常識の転換と言えば、聞こえはいいが、いや、別にいいことない。あー、そうか。戦時中は戦時品に生産が向かうから、生活用品が不足した。
 「不自由を常と思えば不足なし」
 「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」
 等々の標語が街頭に張り出された。後日分かったが、徳川家康の何んとかの書にある文句の一部であった。
 やはり物が不足して、その不足分をどうして賄うか。分け合うか。我慢するか。そこにわれわれ日本人の良心と互譲の精神があるやに思うが----。東日本大震災での落ち着いた行動にもそれを見る。外国人がみて理解し難い行動様式のような。
 「隣の車が小さく見えます」やら「消費は王様」は、われわれの精神を薄情にし、われ勝ちの人間関係を作ってしまった。