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KANZLERAMTオタクの日々

ドイツのテクノレーベルKANZLERAMTをこよなく愛する男の日々の独り言。

ディスクレビュー2007年3月14日。

2007-03-15 00:04:00 | テクノ・音楽
今日の一枚。

ドイツのテクノレーベル[UNGLEICH]のコンピレーション。
その名も[UNGLEICH WE ARE]。

 

UNGLEICHってドイツテクノの中でも、
恐らくあまり主流じゃない方のレーベルなんだけど
何気に結構良作出してて、僕的にはちょいちょい注目してる。

レーベル主催しているのはSENDER BERLIN。
2人組のテクノユニットで、
深みのあるサウンドを主軸に綺麗でピュアなテクノから
ハードなトラックまで色々と創っている。

ちなみに、このSENDER BERLINの片割れ。
T.LITSCHKOは、あのKOWALSKIと組んで、
ユニットDOUBLE Xをやっている人だったりもする。

そんな縁もあってか(?)、このUNGLEICH。
出している音は、どこかKANZLERAMTと共通する雰囲気もある。

ただ、KANZLERAMTよりも、もっとディープでマニアックな世界。

あまりフロア向けでは無いかもしれないけど、
でも、ぼんやりと音に耳を傾けていると、
そのままその世界の深みに引きずりこまれそうになって、
それがなんとも気持ちがイイ、のだ。

で、このコンピレーション。

全13曲入っていて、ベーチャンみたいなダビーなものから、
デトロイト風の流麗な上モノのトラック。
ジャズっぽい歌モノまでとかなり色々入っていて楽しめる。

ハードなフロア向けテクノよりも、
もう少しゆるい音を聴きたい。
…でもエレクトロニカではぬる過ぎる。
そんな気分の時には実にピッタリなアルバムだ。

でも個人的に面白いと思うのは、
#12のDOUBLE Xのトラックと続くラストのKOWALSKIのトラック。

この2曲のKOWALSKIはかなりダークで黒い。
ここ最近のポップな彼の音しか知らない人が聴いたらもう、
卒倒する位の真っ黒さ。

特に#12は、どす黒く突き上げる様なベース音に、
禍々しくカオティックに響くシンセの上音。
そこにヘビーな声ネタまで重ねると言う
もの凄くダークでぶっ壊れた感のある展開が凄まじい。

更にこの曲、曲名も凄い。
[BROKEN GUCCI GLASSES]って一体…。

直訳するとつまり、
グッチのメガネが壊れちゃったwwwってこと??

まあ確かに、
メガネ壊れちゃって嘆いている気分を表したかの様な、
そんな曲ではありますが。

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