ここ最近、久々に何枚か立て続けにCDを買ったので、そのレビューを。
まずは新生YMOのニューシングルにして新ユニット(?)HASYMOのデビュー作(??)、[RYDEEN79/07/RESCUE]。
[RYDEEN79/07]はYMO名義、そして[RESCUE]はHASYMO名義。今後も御三方は、YMO・HASYMO・HUMAN AUDIO SPONGEの3つの名義を使い分けながら活動されていくとのこと。
さて。
[RYDEEN79/07]の方は、ネットのCM映像でも聴いたし、公式サイトからもばっちりダウンロード済み。
…そして、初夏のHUMAN AUDIO SPONGE・夏のYMOと2回のライブでも生演奏で体験している。
が、こうしてきちんとCDで聴くのもまたイイもの。
曲の方はもう言うコト無し。今思えば、93年の再生YMO[テクノドン]は、正直、御三方がどこか「無理」をしていた様にも感じる。音の方にもそれが現れていてしまったのではないだろうか。
確かに、あの作品は、あの当時最新のテクノサウンドを奏でてはいた。しかしそれは、YMO本来の持つ音の魅力とは少しかけ離れていたものだった様にも感じる。
較べてこの[RYDEEN79/07]。これは紛れも無くYMOの音だ。
思えば、SKETCH SHOWのデビューアルバム[AUDIO SPONGE]を初めて聴いた時は、その実験性とポップさとの美味く混ざり合った世界観に思わず「YMOが帰ってきた!!」と、独り狂喜してしまったものだった。
そこから更に数年が経ち、細野さん・幸宏さんの中へ教授が戻り、御三方が自然な形で集まって生まれたのがこの[RYDEEN79/07]なのだ。
最新のエレクトロニカサウンドを吸収し、独自の形へと昇華させた、2000年代のYMOの音がここにある。
一方の[RESCUE]。
これはまた斬新な音だ。
SKETCH SHOWのサウンドは時にどこか「緩い」雰囲気が漂っているのに対し、この[RESCUE]にはピリッとした緊張感が漂い、それがなんとも心地良い。
これはSKETCH SHOWとも、そしてYMOとも異なる、全く新しい音だと思う。御三方の新たな方向性を期待させる音だ。
とにかく。今後の御三方の動きから目が離せない。
続いてこの一枚。
ベルギー出身のテクノ・ハウスユニット[SPIRIT CATCHER]のアルバム[NIGHT VISION]。
今年のWIREにも出演したこのユニット、音楽関係の知人達の間でも話題にあがっていたので気になり、購入してみた。
ちなみにこのユニット。
あのHEIKO総帥のユニットOFFSHORE FUNKのトラックのリミックスなんかをやっていたりする。そう言う意味では、KANZLERAMTオタクの僕としてはやはり一度は聴いておかねばなるまい(笑)
さて。このアルバム。
全体として、デトロイティッシュな上音の広がりが心地良く、それに身を任せて頭を空にしているとふわふわと飛んで行ってしまいそうな浮遊感がとても気持ちイイ。
デトロイティッシュで緩めなテックハウス。と言った感じか。
上に書いた、OFFSHORE FUNKのリミックスでは結構ファンキーな音を披露していたので、それとはちょっとイメージが違うが、これはこれで良い。
…などと思っていると、中盤からじわじわとアガってきて、これがかなりヤバイ。
往年のデトロイト名曲[STAR DANCER]を彷彿とさせる様なトラックなんかもあり、適度にハードなファンキーさが、クラブでやられたらいつまでも気持ち良くダラダラ踊っていられそうな絶妙なさじ加減で本当にヤバイ。
これはちょっと…WIRE行っとくべきだったか(笑)
まずは新生YMOのニューシングルにして新ユニット(?)HASYMOのデビュー作(??)、[RYDEEN79/07/RESCUE]。


[RYDEEN79/07]はYMO名義、そして[RESCUE]はHASYMO名義。今後も御三方は、YMO・HASYMO・HUMAN AUDIO SPONGEの3つの名義を使い分けながら活動されていくとのこと。
さて。
[RYDEEN79/07]の方は、ネットのCM映像でも聴いたし、公式サイトからもばっちりダウンロード済み。
…そして、初夏のHUMAN AUDIO SPONGE・夏のYMOと2回のライブでも生演奏で体験している。
が、こうしてきちんとCDで聴くのもまたイイもの。
曲の方はもう言うコト無し。今思えば、93年の再生YMO[テクノドン]は、正直、御三方がどこか「無理」をしていた様にも感じる。音の方にもそれが現れていてしまったのではないだろうか。
確かに、あの作品は、あの当時最新のテクノサウンドを奏でてはいた。しかしそれは、YMO本来の持つ音の魅力とは少しかけ離れていたものだった様にも感じる。
較べてこの[RYDEEN79/07]。これは紛れも無くYMOの音だ。
思えば、SKETCH SHOWのデビューアルバム[AUDIO SPONGE]を初めて聴いた時は、その実験性とポップさとの美味く混ざり合った世界観に思わず「YMOが帰ってきた!!」と、独り狂喜してしまったものだった。
そこから更に数年が経ち、細野さん・幸宏さんの中へ教授が戻り、御三方が自然な形で集まって生まれたのがこの[RYDEEN79/07]なのだ。
最新のエレクトロニカサウンドを吸収し、独自の形へと昇華させた、2000年代のYMOの音がここにある。
一方の[RESCUE]。
これはまた斬新な音だ。
SKETCH SHOWのサウンドは時にどこか「緩い」雰囲気が漂っているのに対し、この[RESCUE]にはピリッとした緊張感が漂い、それがなんとも心地良い。
これはSKETCH SHOWとも、そしてYMOとも異なる、全く新しい音だと思う。御三方の新たな方向性を期待させる音だ。
とにかく。今後の御三方の動きから目が離せない。
続いてこの一枚。
ベルギー出身のテクノ・ハウスユニット[SPIRIT CATCHER]のアルバム[NIGHT VISION]。

今年のWIREにも出演したこのユニット、音楽関係の知人達の間でも話題にあがっていたので気になり、購入してみた。
ちなみにこのユニット。
あのHEIKO総帥のユニットOFFSHORE FUNKのトラックのリミックスなんかをやっていたりする。そう言う意味では、KANZLERAMTオタクの僕としてはやはり一度は聴いておかねばなるまい(笑)
さて。このアルバム。
全体として、デトロイティッシュな上音の広がりが心地良く、それに身を任せて頭を空にしているとふわふわと飛んで行ってしまいそうな浮遊感がとても気持ちイイ。
デトロイティッシュで緩めなテックハウス。と言った感じか。
上に書いた、OFFSHORE FUNKのリミックスでは結構ファンキーな音を披露していたので、それとはちょっとイメージが違うが、これはこれで良い。
…などと思っていると、中盤からじわじわとアガってきて、これがかなりヤバイ。
往年のデトロイト名曲[STAR DANCER]を彷彿とさせる様なトラックなんかもあり、適度にハードなファンキーさが、クラブでやられたらいつまでも気持ち良くダラダラ踊っていられそうな絶妙なさじ加減で本当にヤバイ。
これはちょっと…WIRE行っとくべきだったか(笑)