goo blog サービス終了のお知らせ 

KANZLERAMTオタクの日々

ドイツのテクノレーベルKANZLERAMTをこよなく愛する男の日々の独り言。

Zガンダム最終話。

2006-08-15 15:20:56 | ガンダム
Zガンダムも遂に最終話。[宇宙を駆ける]。
(「宇宙」は「うちゅう」ではなく「そら」と読むのはお約束)


場面はまず、
死に行くエマとそれを見守るカミーユの2人のシーンから。

自分の死を悟り、
カミーユに「戦争を終わらせて」と全てを託すエマ。
それに応え、立ち上がるカミーユ。

本来ならばきっと凄く悲しくも感動的なシーンなんでしょうけど
僕、エマ嫌いなんでどうでもいいです。


一方、その裏では、
ブライト艦長(鈴置さんご冥福をお祈り致します)率いる、
エゥーゴのアーガマがコロニーレーザーの発射準備を進め、
それを阻止せんとコロニーレーザーに向かうシロッコのジ・オ。
更にそれを止めようと追うシャア(クワトロ)の百式と、
その両者の様子を窺うハマーンのキュベレイ。

そしてコロニーレーザー内部での、三つ巴の戦いへ。

…なんだけど、百式弱過ぎ。

ジ・オに腕を切り落とされ、キュベレイに足を打ち落とされ、
あっと言う間に満身創痍。

まあそりゃ、Zでも最強のニュータイプ2人を同時に相手にして、
モビルスーツの性能も段違いなワケだから仕方ないけどさ、
にしてもちとシャア大佐弱過ぎなんじゃ?
ファーストの頃の鬼の様な強さはどこへ…。

そしてシャアは百式を降りて
コロニー最深部の劇場跡の様なところへ逃げ込み、
そこへやってくるシロッコとハマーン。

この時の、生身での三つ巴の戦い(舌戦)が面白い。

シロッコ曰く、
シャアに対し「貴様はその手に世界を欲しがっている」と。
それに対し、何も返答できずにただうつむくシャア。

Zのシャアだけ見てると、
無私無欲にエゥーゴ、そして地球の事を考えて動いていて、
だからこのシロッコのセリフって的外れの様にも思えるんだけど、
でもこのセリフが後々の「逆襲のシャア」に繋がるのだなぁ、と。

ここの3者のバトル、
Zでも飛びぬけて理屈家の3人の織り成す舌戦なだけに、
非常に面白いのだけど、
そこへカミーユの邪魔が入って幕引き。
ちょっと残念。

まあ、ここで感情をおもむろにしたカミーユに対し、
尚も自分の持論をまくしたてるシロッコ様が滑稽で面白いから
イイんですけどね。
ガキ相手にムキになってるって言うのが(苦笑)
おまけに自分で自分のコト天才みたく言っちゃってるし。


そして舞台は再びコロニーレーザーの外、
宇宙での最終決戦へ。

ここで、シャア・シロッコ・ハマーンの三つ巴の戦いが、
カミーユが加わったことで、
シャアvsハマーン、カミーユvsシロッコの構図に。


シャアとハマーンは、大破しかけた戦艦(?)の内部へ。
ここでシャアの百式は、
ハマーンのキュベレイにファンネルを使わせまいと、
キュベレイに密着するのだけど、
でもそんなのお構いなしでファンネルを射出し、
見事百式の手足だけを打ち抜くキュベレイ。


ああ…。


ハマーン様カッコ良過ぎ。


自分に密着した相手を、
自分を傷つけることなく正確に打ち抜くのって、
(パイロットの腕・ニュータイプ能力共に)
相当な技量が無いと出来ない芸当、のハズ。

やっぱ凄いよハマーン様。

しかし、ここでシャアの百式は戦艦内部の電気系統(?)を
バルカンで撃ち抜き、それによって戦艦は爆発。
キュベレイはなんとかそこから脱出するも、
百式は爆発に巻き込まれ…。

て、このシーンだけ観てたら、
どう考えてもシャア死んでるよなぁ。

まあ、後に「逆襲のシャア」で出てくるワケで、
ここで死んではいないのは明らかですが。

まあとにかく、これでシャアとハマーン、
因縁の対決は終了。

去り際のハマーンのセリフが印象的。

「シャア、私と来てくれれば…。」


…て、ハマーン様未練たらたらじゃないですかもう!!


ああもう、ハマーン様、
そんな女たらしシャアのコトなんてさっさと忘れて、

この僕と(略)


一方のカミーユとシロッコ。

シロッコのジ・オを追い、執拗に攻撃を仕掛けるカミーユ。

この時のカミーユの、シロッコに対するセリフ。

「許せないんだ」
「こういう奴は生かしておいちゃいけない」


やたらと憎しみを込めたセリフが多いんだけど、
ただちょっとここで思ったのは、カミーユにとってシロッコって、
果たしてそこまで憎むべき相手なのかなぁ、てコト。

確かに、カミーユはエゥーゴに所属していて、
エゥーゴにとってティターンズは憎むべき相手で、
ティターンズの実質トップとなっているシロッコは
一番の敵となるのかもしれないけど、
でもカミーユ個人にとっては
そこまでの恨みも憎しみもないんじゃないかなぁ、と。

カミーユ個人にとってはむしろ、
自分の親やら恋人やら殺されたジェリドだったり、
目の前で大量殺戮(笑)やらかされたヤザンの方が、
よっぽど憎い相手なんじゃないかなぁ、と。

別にシロッコには、
カミーユの大事な人を(直接的には)誰も殺されてないわけだし。

だからシロッコがラスボスと言うのは、
なんとなくスッキリしない気もします。


かと言って勿論、

ジェリドじゃあ弱過ぎてラスボス務まりませんけどね。


でもヤザン隊長がラスボスなら、それはそれで面白そうだけど。

怒りでニュータイプ能力を最大限に開花させたカミーユに対し、
戦いの快感と興奮で(笑)オールドタイプ能力(!?)を
限界以上に引き出したヤザン隊長。

そんなバトルならばちょっと観てみたい。


そしてカミーユとシロッコの戦いも最終章。

カミーユの周りには、
散っていった人々(若い女性キャラ限定>笑)が次々と現れ、
助言を与え、力を貸していきます。

ここで出てくるのは、
エマ、フォウ、ロザミア、レコア、サラ、ライラ。

…て、主要な女性キャラで死んじゃった人では、
極端にジェリド寄りなマウアー以外皆出てるじゃん!!(笑)

て言うかなぜにライラまで出てくるか…。
ほとんどの人がもう存在忘れちゃってるだろ。


ここでサラだけはシロッコ寄りな立場なのが注目。

ああっ死んでまで尚もご主人様上司に忠実なサラたん…。


カワイイ。カワイ過ぎるよサラたん。


ああっ俺にもこんな忠実な女の子部下欲しいハァハァ。


そして、死者達の力を取り込んだことで、
異常なまでのパワーを発揮するカミーユのZガンダム。

ウェーブライダー形態となって、
そのままシロッコのジ・オに突撃。

シロッコは何も出来ず、ジ・オもろとも貫かれます。


でもこの時のシロッコが怖い。怖すぎる。

青く禍々しいオーラの様なもの(?)を全身から発し、
カミーユへの呪いの言葉。

「私だけが死ぬわけがない。
貴様の心も一緒に連れて行く…。カミーユ・ビダン!」


そしてこの呪いのせいなのか、
それとも死者の魂を取り込むなんてことをしたせいなのか、
カミーユは精神崩壊を起こし、衝撃のラストへ…。


ラストは、こうなるってコト自体は知ってはいたんだけど、
でもやっぱり、実際に観ると結構衝撃的ですね。

なんて言うか、普通に考えて、
ロボットアニメの終わり方としてはありえないだろって言う。

でも、衝撃的で悲劇的なラストではあるんだけど、
だけどなんだか綺麗な終わり方にも思えたのが不思議。

それはバックで流れる音楽だとか、
最後に映し出される宇宙や地球と言った
映像にもあるんだろうけど、
でも実際、戦争なんてこんなもんなんだろうなぁ、
て言うある種の現実性。

戦争と言う極限状態におけるヒーローの末路なんて、
きっとこんなもんなんでしょう。
英雄としてあがめられる人物ほど大勢の人を殺してるワケで、
そんなことばかりしていれば(正常な精神の持ち主ならば)
必ず心を病んでしまうワケで。

だから、戦争をテーマにしてる以上、
完全なハッピーエンドなんてありえないんじゃないかなぁ、と。

カミーユが心を壊してしまったのは、
ここまで来る流れを見ていれば凄く自然なことにも思えるし、
むしろこれ以上の終わり方は無いんじゃないかな。
そう思います。


ちなみに劇場版のZはハッピーエンドらしいですね。
それ聞いてますます観る気がしなくなったけど。
フォウが島津さんじゃないわ、サラの声もヘンだわ、
ダカールもキリマンジャロもカットで、
それでハッピーエンドだなんて、そんなのZじゃあない。


まあとにかく、Zガンダム全50話。
これで全てが終わりました。
なんか、重たい話ではあったけど、でも面白かったなぁ、と。

で、来週からはZZでもやるのかなと思っていたのですが、
残念ながらやらないみたい…。


あと、最後に。
自分の中の好きなキャラベスト3をあげて終わりにしようかと。


1位:ヤザン隊長

あの残虐非道な戦いっぷりと、
上司だろうが同僚だろうが、
気に入らないヤツは容赦しねぇって言う、
傍若無人な振る舞いっぷりが最高過ぎます。
でも実は部下思いって言うギャップもステキ。


2位:ハマーン様

キュベレイとセットで好き。
て言うかキュペレイカッコ良過ぎ。


3位:サラたん

Z随一の萌えキャラ。
僕のメイド部下になって下さ(略)




次点:ブラン・ブルターク少佐



アッシマーがぁ!!

…結局それがオチかよ(苦笑)

Zガンダム第49話。

2006-08-06 00:08:10 | ガンダム
Zガンダムもいよいよラスト2話。
エゥーゴ・ティターンズ・アクシズの3つの勢力、
その三つ巴の総力戦へと突入していきます。

今回はタイトル「生命散って」の通り、
主要登場人物が次々と死んでいく回。

全体的にかなり陰惨で重苦しくて悲しい話、
のハズなのに…ハズなのに…。



なぜか僕。



観てて

笑いが止まりませんでした。



だって…だって…。

死に方がアホ過ぎるヤツばっかなんだもん(笑)


ジェリドはカミーユに撃墜されるのだけど、
でも実際は攻撃が直撃したのではなく、
攻撃の勢いで吹っ飛ばされて、
後方にあった爆発する戦艦に巻き込まれて死亡。
と言うマヌケっぷり。

おまけに死に際のセリフ。

「カミーユ、貴様は俺の…!!」(ちょっとエコー入れて)


いや、だから。俺の一体何なんですか。
死にゼリフまで最後まできちんと言わせてもらえない、
散々な扱いがただただ笑える。


カツに至っては、
余所見をしながら飛んでいて隕石にぶつかって死亡。
(そこをヤザンに撃たれてはいるのだけど、
でも直接の死因は撃墜よりもやっぱり衝突かと>笑)

その後死に際にサラの幻影が現れたり、
カツの死を直感してエゥーゴの面々が悲しんだりと、
何か感動的に描こうとしている様なんだけど、
でも全然感動しないって!!
むしろかえって滑稽なだけ。

あと、カツとの絡みに使われてサラたんカワイソ。



もうね。
この2人の死に様がオイシ過ぎて前半はずっと笑いっぱなし。
Z観ててこれだけ笑ったのって、
ブラン少佐の「アッシマーがぁ!!」以来じゃないかなぁ。

…て、凄く不謹慎な楽しみ方してるなぁ僕。


まあでも今回が楽しかったのはもう一つ。
久々にヤザン隊長出ずっぱりの回だったからってのもあります。

と言うかあるイミ今回の主役は隊長。

だって今回死んでいくキャラのほとんどって、
実は隊長が殺っちゃってます(汗)

以下に一覧。
・カツ(まあ実際は隕石に衝突死だけど)
・ヘンケン&ラーディッシュクルー
 (エマのガンダムmk-2をかばおうとやってきた。
 そこへ隊長がビーム浴びせてラーディッシュ撃沈)
・レコア
 (エマのガンダムmk-2にほぼ撃破されているのだけど
 そこへ隊長のビームが直撃。
 これは本当はガンダムmk-2を狙った?)
・エマ
 (レコアのパラスアテネ爆発の衝撃で吹っ飛ばされて。
 まあ今回はまだ死んでないですが次回で多分死亡)
・ジェリド
 (殺ったのはカミーユだけど、
 でも実際この人を巻き込んだラーディッシュの爆発は
 隊長がやっちゃってるワケで)

…怖い。怖過ぎるよ隊長。なんてジェノサイド。
でもそんな隊長が素敵(あほ)

今回は本当に、ヤザン・ゲーブルの本領発揮。
て感じの回でした。
特に、ラーディッシュを撃破した後の高笑い。
あれは悪役らしくて非常にステキでした。

 

でもね。
隊長だってこの戦いで、大切な部下を失ってるワケで。
特にエマにはラムサスを撃たれてるワケで、
だから隊長にしてみればまあ、
当然の報復なんじゃないのかなぁ。と。
(あれ。そう言えばラムサス死ぬシーンはあったけど、
ダンケルっていつ死んだの?)

でも結局、この大量殺戮(笑)が原因でカミーユぶち切れ。
ニュータイプ能力を無限に発揮したのかどうか
よく分かりませんが、Zガンダムが無敵状態に。
ヤザン隊長も応戦しようとするも、
ビーム全く効かず、逃げるしかない隊長のハンブラビ。



ああ…逃げるだなんて…。



そんな弱気な隊長見たくありません(涙)



でもまあこれ仕方無いよなぁ。
だってあのカミーユのZガンダムは反則でしょ。どう考えても。
だからこうなる前にさっさと殺っちゃえば良かったんですよ。

そして巨大化したZガンダムのビームサーベルに、
真っ二つに切り裂かれる隊長のハンブラビ。

…なんだけど、ここ。
よく見るとハンブラビから脱出ポットが飛び出してます。

 


つまり。
ハンブラビ撃沈されるものの隊長死んでない。

しぶとい…しぶと過ぎますヤザン隊長。
まるでゴキブリ並みの生命力(注:褒めてます)

そしてこのZの話の5年後、
ヤザン隊長は新生ネオ・ティターンズを率いて、
腐りきった地球に宣戦布告する。


それが劇場版ガンダム。

[逆襲のヤザン](違)



まあでも、他にも色々と見所の多かった今回。

特に、エマ×レコアの「女の戦い」はかなり見物。
女を捨てて、主義主張の為に組織を裏切ったエマと、
女であり続けるが為、
自らの感情の赴くままに組織を裏切ったレコア。

「裏切り」と言う同じ行為をしていても、
まるで正反対な2人の、心情と信念のぶつかり合い。

でもこのやり取り観てて改めて思ったのは、
やっぱり僕はどうしても
レコアさんに肩入れしたくなっちゃうなぁってこと。

まあそりゃ、世間一般で見れば、
エマの言ってることの方がよっぽど正論だとは思うよ。

でもね。

世の中。

奇麗事ばっかじゃ生きられないんです。

人にはそれぞれ、
今まで生きてきた人生のバックボーンがあって、
そこにはきっと、
他人には分かりえない諸々の事情とかあって。

でもそれを全て無視して、
優等生の意見を振りかざすエマの態度はどうなのかと。

多分「温室育ち」で生きてきたんだろうなぁこの人。
やっぱり好きになれないよ。

それよりも、
自分自身の感情に素直にまっすぐに生きてる
レコアさんの方がよっぽど素敵。

やっぱり、自分に嘘をつくのが、
人生で一番悲しいことだと思うしね。



…て、俺。


何ガンダムで

熱く人生語ってんだ(痛)



あとは今回の見所は、
シャア・ハマーン・シロッコの三つ巴の戦い。

ハマーンのキュベレイとシロッコのジ・オが雌雄を決めんと、
今まさに対峙するところへシャアの百式が登場。

この時のハマーンとシロッコの反応が興味深い。

ハマーンがシャアを意識するのはまあ当然として
だって今でも本当は大好きな元カレだしね
シロッコもかなりシャアを意識してるのだなぁ、
と言う描写がちらほら。

Zのシャアって戦闘ではイマイチ弱いし(苦笑)
パイロットと言うイミでは
はるかにカミーユの方が上なんだけれど、
それでもやっぱりエゥーゴの最重要人物として
マークされてたんだなぁ、と。


まあ結局、
この戦いは今回ではほとんど描写されず、
次回へと続く形。

多分次回でこの三つ巴の決戦が、
非常に興味深いものとして描かれるのでしょう。

何にせよ、Zガンダムも残すところあと一話。
しっかり見届けたいと思います。

Zガンダム第47話・48話。

2006-08-02 00:07:40 | ガンダム
ここ2回のZガンダム。


第47話は、アクシズとの協定が無くなり、
攻め入ろうとするエゥーゴとアクシズとの戦いを描いた回。

何と言ってもこの回の見所は、
カミーユのZガンダムとハマーンのキュベレイとのバトル。
この両者の戦いは初めてでは。

以前の、ハマーンとシロッコのバトルでは、
途中から恐ろしくレベルの高いニュータイプバトルへと
突入しちゃってたけど、
今回のカミーユとハマーンのバトルは、
精神感応の深い深~い世界へ。

お互いの精神が相手の心の一番奥深くに接し、
そこで見えたのは恐らく、
それぞれが今となっては失ってしまい、でも一番望むもの。


カミーユの心には母の姿が映り…



て、カミーユマザコンですか(゜Д゜)



そうかそうか…。

カミーユの度を超えた女好き
単なるマザコンの裏返しだったとは…。

哀れなヤツだ(違)


一方のハマーン様の心に映るのは、
うら若き少女の頃の彼女と、隣にはシャアの姿。



ああ…可哀想なハマーン様…。



変態ロリコンシャアに(略)



そして、この精神感応によって、なぜか(!?)
「僕達は分かり合えるんだ」などとのたまうカミーユ。
ちょっとイカれてますね。

しかしそれに対し、心の奥を覘かれた恥ずかしさに、
「恥を知れ、俗物!!」と逆上するハマーン様。

そりゃ恥ずかしいよなぁ。
よりにもよってあんなロリコンに(略)
な過去を見られちゃったんじゃあね。


結局この戦いでは、
カミーユのZガンダムがハマーンのキュベレイを
あと一歩のところまで追い詰めるものの、
カミーユの心に聴こえたハマーンの声。
それにためらったカミーユはハマーンを仕留めそこなう。

そしてハマーンは、
ニュータイプの時代を確信し、
倒すべき敵はカミーユだと悟る。


と、まあ色々書いたけど。
でも一番言いたいのは。



キュベレイかっこいい。



もうホントこのモビルスーツ大好きです。
正直、キュベレイさえ出てればもう満足。



続く第48話。
話の中心は、サイコガンダムに乗ったロザミアの自我崩壊と、
それを救おうと奔走するものの、
結局、サイコガンダムを撃ち抜くしかなく…
と言うカミーユとロザミアの悲劇。

でもその裏で、
シロッコの命でバスクの乗るドゴス・ギアを、
レコアのパラスアテネが撃ち落したりと、
ティターンズ内での分裂が描かれていたりして面白い。

ジャミトフを自らの手で殺めたシロッコにとっては、
未だジャミトフ派のバスクは邪魔極まりない存在、
てコトなんでしょうかね。

そして何より面白いのが、この時のヤザン隊長の、
完全なまでの傍観者っぷり。

前までシロッコやガディの下に居たはずなのに、
なぜかこの回ではバスクの下にいる隊長(笑)

パラスアテネが攻めてくるのを見たバスクは、
ヤザン隊長に出撃を命令。
無言で出て行く隊長。


…て、隊長!?



今回も声は無しですか(゜Д゜)



ええ。
今回も隊長は姿を見せるのみで、
あの渋カッコイイ大塚ボイスは聞けず…(泣)

ともかく、ヤザン隊長は出撃していったハズなんだけど、
この後、レコア達と交戦する姿は全く描かれず。

そして話の終盤。
レコアのパラスアテネによって撃沈されたドゴスギア。
それをちらりと見て、
何事も無かったかの様に去っていく、
隊長のハンブラビが画面に映し出されます。

まあ隊長としては、
最初っからバスクに協力する気なんか
さらさら無かったんでしょうなぁ。
バスクって隊長の最も嫌いなタイプな気がするし。


ちなみに、この回のレコアさんもカッコイイ。
終始無言のまま、バスクを葬り去るレコアさん。
まさにプロの仕事人って感じ。


…て、おい!?



レコアさんまで声ナシかよ!!



しかし、これでティターンズの(表向き)三大実力者って、
・ジャミトフ←シロッコ
・バスク←レコア
・ジャマイカン←ヤザン
って言う形で、皆仲間に殺されてるワケで。



ほんとロクな組織じゃねぇなぁティターンズ(笑)



あと、ちょっと本編に触れておくと、
壊れてしまったロザミアを結局殺してしまったカミーユ。
でもその後のカミーユの悟りきった様な態度がちょっと怖い。

自分を(偽りの記憶とは言え)「兄」と慕っていた女性。
それをこの手で殺めてしまった。
それに対し、もっと悔やむ様な態度があって当然なのに
(特に、女好きのカミーユならばなおさらのこと!!)
なのに、なのに…。

「気にしてはいませんよ。」と、
笑顔でシャアに答えるカミーユ。

なんかこの辺り観ていると、
カミーユがラストでああなっちゃうのも、
何となく分かる様な気もします。


Zガンダムも残すところあと2話。
確実に、「破滅」に向かって話が進んでいる気がします。

Zガンダム第46話。

2006-07-13 23:43:37 | ガンダム
昨日のZガンダム。

今回は物凄い濃い内容で、
久々に心底「面白い」てうなる話だったかと。
結局ヤザン隊長は今回も出てこなかったのだけど、
でもそんなコト気にならない位に満足な回でした。


今回の話の中心となるのは、
アクシズの戦艦グワダンの中で行われた、
ハマーンとシロッコ・ジャミトフの三者会談。

そしてそこへクワトロが乱入し、
その場の混乱に乗じてシロッコはジャミトフを暗殺。
「シロッコ立つ」のタイトル通り、
シロッコのその内に秘めた野望が
非常にハッキリした形で表へ出てくる話。

ここらへんの人間模様がやはり奥深くて面白い。
シロッコの危険さを感じ取り、
部下とは言え警戒しながら接するジャミトフや、
その2人の様相を見ながらどちらにも牽制をかけるハマーン。
まさに「三すくみ」の状態。

そして、その周りを取り巻く人間達。
サラとレコアの微妙な関係や、
そこへ絡むカツ・カミーユ。
それぞれの気持ち・考えが色々と交錯する。

やっぱりZの人物描写は面白い。
その奥深さは多分ファーストよりも上かと。


しかし今回の一番の見所は何と言っても、
後半に繰り広げられるモビルスーツ戦の描写。

ジャミトフ暗殺後、シロッコ・サラ・レコアはそれぞれ、
ジオ・ボリノークサマーン・パラスアテネに乗って
グワダンから脱出。

そこへ急襲するハマーンのキュベレイ。
三人で取り囲んでキュベレイを仕留めようとするシロッコ達。
しかし、尋常で無いスピードで動くキュベレイは捕らえられず…。


と言うか、宇宙空間で飛び回るこの時のキュベレイが、もう、

超かっこいい。

まるで翼を広げて大空を飛び回るハヤブサみたく優美。
マジでカッコイイ。


そしてコクピットの中で不適な笑みを浮かべるハマーン。

なんかね。もう、

ハマーン様も超かっこいい。

てか、もうこの人は「様」付けです。「様」付け。
ヤザン隊長はデフォで隊長付けだけど、
ハマーン様はデフォで様付け決定だな。こりゃ。


そしてキュベレイの背中部から飛び出す何か。


ファンネルキターーーー!!


ニュータイプ兵器の代表格、
ファンネルが遂に出てきましたよ!!

そのファンネルの存在に気付くことも出来ず、
モビルスーツを撃たれるレコアとサラ。

しかしシロッコだけは、ファンネルの動きを読み取り、
ビームを難なくかわす。

どころか、ファンネルを捕らえ、
ビームライフルでそれを打ち落とすと言う凄ワザを披露。
ここに来て、
シロッコがそのニュータイプ能力の凄さをようやく見せる。


それに対し、精神を集中させ、
物凄いプレッシャーでシロッコを威圧するハマーン。
しかしシロッコもそれに応じ、
逆にプレッシャーをハマーンに押し返す。
そしてキュベレイとジオは互いに動くことも出来ず、
睨み合いを続ける。

…と、なんか恐ろしくレベルの高い、
ニュータイプバトルへ突入。
サラ曰く、
「パプティマス様はあたしたちの届かないところで戦っている」と。

このバトル描写が、Z始まって以来の面白さ。
そしてこの高レベルの戦いが、
主人公全く蚊帳の外で、
敵方の2人によって繰り広げられていると言うのが、
本当に面白い。
この時ってカミーユ、戦場に居合わせてすら居ないし。
あるイミ凄く前衛的な描写と言えるかも。


しかしこの高レベルバトルに予期せぬ邪魔が。


カツ、お前かよ。


Z最強のウザキャラとして嫌われまくってるカツ(笑)が登場。
まあ個人的にはジェリドの方がウザイと思うけど。

戦場に突如割り入って来た、
カツのGディフェンサーがシロッコのジオを狙撃!!

しかしそれに気付いたサラが、
身を挺してシロッコを守ろうと、ジオの盾に!!
サラのボリノークサマーンを直撃するGディフェンサーのビーム。

自分の愛する上官を守ろうと盾になって死ぬ女性パイロット。
誤って、自分が愛した女性を殺めてしまう若者…。

これって、ファーストの、
シャアを守ろうとしたララァを撃ち抜いてしまったアムロ。
その構図と全く同じ。

ただ違うのが、
サラが死んでしまうのは凄く悲しくて切ないのだけど、
それを悔やんでるカツが全く気の毒に思えないってところ。

これって完全にアムロとカツのキャラの差だよなぁ(笑)
もっと言えばサラとララァの差も。
だって別にララァが死んだところで別に(略)



そしてサラを失ったことで激怒、逆上するシロッコ。

この時のシロッコの怒りぶりがすさまじい。
今までどんな時でも冷静沈着、淡々としていたシロッコが、
「貴様か!サラを惑わせたのは!」
「サラが許しても私は許さん!」

そう叫んでGディフェンサーに飛びかかる。


なんかでも、これ見たらちょっと、
シロッコがイイヤツに思えてきたかも。

シロッコはサラを単に利用していただけかと思ってたけど、
でも実はそんなこと無かったんだなぁ、と。
きちんと大事に思っていたのだなぁ、と。



と言うか、
木星イチの女たらしシロッコに取っては、サラなんて、

遊びの女のうちの一つ

かと思ってたんだけど、実は本気だったんだなぁ、と。





もっともそれはそれで、
サラたんに本気だったんだなんて、
シロッコ様はクワトロ大尉に勝るとも劣らない

とんだロリコン野郎

てコトにもなりかねませんがね。


結局この時はレコアが邪魔する形となって、
カツのGディフェンサーは仕留められず終い。

と言うかやっぱりレコアさんはかなり素敵。
今回、ここでカツをさりげなく助けたり、
(まあこれはこれでウザいけど…カツ死んでくれ)
シロッコに対するサラの想いを感じ取って、
何かとサラに気を使う描写もあったりと。

単なる悪役クールビューティじゃなくって、
なんだかんだで人間味のあるキャラなんだなぁと。



しかし僕…。

Zに出てくる女性キャラでも、
いわゆる正統派のエマ・シーンが大っ嫌いで、
サラたんとかレコアさんとかハマーン様が好きだなんて、
やっぱりどっかおかしいんですかねぇ。

Zガンダム第44話・45話。

2006-07-09 22:51:34 | ガンダム
ここ2回のZガンダム。

いよいよ物語最終盤、と言うところに来たワケだけど、
なんかもう話が混沌とし過ぎていて、
内容を追っかけてついて行くのだけで精一杯な気が(笑)

ここ数話でハマーン率いる第3勢力のアクシズが
急に台頭してきて、
エゥーゴ・ティターンズ・アクシズ。
その三つの勢力の三つ巴のドロ沼のバトルに
いよいよ突入していく、と言ったところ。

とりあえず現状では、第44話でハマーンと、
ティターンズ総帥ジャミトフとの会談が失敗したことで
エゥーゴとアクシズが手を結んでいる感じ。

そしてそれは、第45話で、
アクシズが自分達の(一応の)拠点、小惑星アクシズを、
ティターンズの基地ゼダンの門にぶっつけると言う
荒業に出たことでよりハッキリしたものに。


…まあでもその協定も、きっと長くは続かないのだろうけど。

何しろ、ハマーンとシャアの、
ドロドロした愛憎関係が根底にはあるワケで(笑)


この2話で特筆すべきことは、まずはジェリド再登場、てところ?

て言うか、今頃何しに宇宙に上がってきたんだコイツ?
て感じですが(苦笑)

シロッコにも「まだ生きていたのか」みたいに言われてるしね。

まあでもこんな無能がジャミトフの護衛についている。
その時点でティターンズと言う組織の底が知れちゃってる、
てトコですか。

ホント駄目だなぁティターンズ。


あとは、カミーユ×サラ×カツの三角関係?

なんだけど、この際とりあえずカツはどうでも良し(笑)
て言うか単なるウザキャラだしねコイツ。

44話でドサクサに紛れてカミーユはサラを拉致ってくるワケで、
だけど45話で結局逃げられちゃって…
と言う展開ではあるんだけど、
なんかこの2話でのカミーユとサラの絡み。
ここを見てると、この2人って実は凄く分かり合えるんじゃ?
そんな気がします。

と言うか、カミーユはサラのことになるとムキになり過ぎ。
シロッコに心奪われ、正常な思考が出来なくなってるサラ。
そんな彼女に対し、心底彼女のコトを想い、
その想いの強さゆえにキツく怒ったりもしてしまう。

フォウの時だってこんなこと無かったしなぁ。

なんか、カミーユって、
フォウよりもロザミアよりも、そしてファよりも。

サラの前で一番有りのままの、
素直な感情をぶつけてる気がします。

サラもそんなカミーユに対して、
シロッコに心を縛られつつも、
でも惹かれてく部分もあったりで…。

本当はこの2人がくっつけば一番良かったんじゃ…
そんな気もして仕方無かったり。
ニュータイプ同士だし。

大体カミーユが押し倒したのもサラだけだし。


それから第45話でのアポリー中尉戦死。

1話からずっと出てた、
エゥーゴ随一のベテランパイロットもついに戦死。

しかしそれが、ファをかばった為とは言え、
よりにもよってあんな「ヘタレ」ジェリドに殺られた、
と言うのがあまりにも不憫。

と言うか、ここでアポリーを殺されたコトで、
キレて逆上するカミーユ。
それに対し、「これが戦争だろ」とほざくジェリド。

勿論それは正論ではあるのだけど、でもね。

お前が言うか。

自分がカミーユにマウアーを殺された時、
どうだったかを考えてみろと。


あとは最後に、レコアさんカッコイイ。

レコアって、主役側の組織を裏切ったキャラ
(それも裏切りが主義主張に基づくものじゃない)てコトで、
どっちかって言うと人気無いキャラなんだろうけど、
でも個人的にはかなり好き。

てか、裏切ってからのレコアさん。
めちゃカッコイイよ。

第45話でファのメタスと戦闘になり、
そしてモビルスーツを降り、ファの前に姿を現すレコア。

ファに対しては、どうしてエゥーゴを裏切ったのか。
その本心も明かすのだけれど理解されるワケも無く、
でもだからと言ってそれで悔やんだり取り乱すのでも無く、
クールに毅然とした態度で接するレコアさん。

そしてカミーユとの戦闘では、
「今度会った時は敵だと言ったハズだ!!」と言い放つ。

ああ…カッコイイ…。

悪役なクールビューティって雰囲気で萌え。

搭乗モビルスーツのパラスアテネもカッコイイ。
シロッコハンドメイドのモビルスーツにしては
珍しくカッコイイ。

…て言うか他が酷過ぎなんだけど。
メッサーラはまだイイにしても、
サラのボリノークサマーンとか、
シロッコ自身の(そしてZラスボスとなるはずの)ジオとか
一体どうなのさ!?
全くもってシロッコの美的センスは一体どうなんだと。
でもサラたんと言いレコアさんと言い、
女性に対しては結構と言うかかなり面食いなのかと。


まあ何にせよレコアさんティターンズヴァージョン、
ヤザン隊長みたいなカッコイイ悪役キャラって雰囲気で
凄く好きなんだよなぁ。





…て、そう言えば今回も隊長出てきてないよ。

いい加減出てきてくれよ!!!!!(叫)

…あの渋カッコイイ大塚ボイスを聞きたい。禁断症状出そう。

Zガンダム第43話。

2006-06-29 00:06:31 | ガンダム
今日のZガンダムが始まってしまう前に前回の感想を。

前回は、ティターンズのコロニーレーザーを破壊する為に、
エゥーゴがハマーンのアクシズに協力を求める話。

結局、ハマーンがエゥーゴに協力し、
コロニーレーザーが破壊されて一応はめでたし、
となるのだけれど、
個人的にはそんな話のあらすじよりも何よりも。





キュ、キュベレイたん萌え…。





いや、好きなんですよねキュベレイ。
あの曲線的で繊細優美なフォルムもイイし、
白いカラーリングがたまらないっす。
白ってどっちかって言うとガンダムのカラーなので、
敵方のモビルスーツでは珍しいのでは?

なんか、
「カッコイイ」よりも「美しい」て言葉の方が似合う、
そんなモビルスーツ。

今回はまだ、「顔見せ」程度にエゥーゴのアーガマに
ハマーンが乗ってきただけで終わっちゃったけど、
本格的に戦闘に参加するシーンが待ち遠しい!!


あとは今回の見所としては、
バスクの相変わらずの無能っぷり。(てそれは「見所」なのか?)

ハマーンにコロニーレーザーを破壊されたことでうろたえ、
ムチャな命令を出し、
それを部下に「落ち着いてください」となだめられれば、
「わしに指図するな!!」と殴り飛ばす始末。

ホント駄目だコイツ。
ジャマイカンも相当なダメ上司だったけど、
コイツはもしかするとその上をいくかも。

しかし思ったのが、
もしバスクの下にヤザン隊長がいたらどうなるんだろう、てコト。

隊長のことだから当然、
バカなバスクの命令なんて聞くはずないし、
むしろ小馬鹿にした態度で接するだろうし。

そうなれば当然、
バスクは今回の話みたく殴りかかってくるんだろうけど、
でもそれを甘んじて受ける様な隊長じゃないし。

て言うか、余裕でそれをかわした上で、
キッツいカウンターを浴びせそうだ。

見てみたいなぁ。隊長に修正されるバスク(笑)



もっとも、隊長の場合。
そんななまっちょろい「修正」なんかじゃ済まず、

「粛清」しちゃうかもしれないですが。

ジャマイカンの時みたくね…。怖っ。

Zガンダム第42話。

2006-06-18 09:19:20 | ガンダム
今回のZガンダム。

今回は、
またも懲りずにコロニーに毒ガス作戦を仕掛けるティターンズと
それを阻止せんとするエゥーゴとの戦いの話。

そして、その戦いの最中、
ティターンズのパイロットとして出撃したロザミアと、
カミーユとが戦場で出会ってしまい…と言うストーリー。


なんだけれど、とりあえず何よりもまず。
ロザミアの乗機バウンドドッグがあまりにインパクトあり過ぎ。

これもいわゆる変形モビルスーツで、
それもどっちかって言うとモビルスーツ形態よりも、
モビルアーマー時の機動性を重視した、
アッシマーと同じ様なタイプぽいんだけれど、
でも、モビルスーツ時の形態が…。

モビルアーマー時は丸い、
お饅頭の様な形で(まあこの形もそもそもどうかだけど)、
そこからすっと首と頭、手足が飛び出てモビルスーツへ変形!!
と言うシロモノなんだけれど…
モビルスーツ時のあまりのカッコ悪さに思わず苦笑。

と言うかコレ。



某タ○ムボカンの悪役メカですか?



いやだって、なんか雰囲気がそれっぽいよ。ホントに。
丸いボディに細長い首と言う不恰好なデザインと言い、
あの趣味の悪いカラーリングと言い。
ドクロマークなんか付ければ完璧だ。
設計はボヤッキーか?


次に、今回は新キャラ登場。

ティターンズ側の人間で、
一応ロザミアの上官にあたるっぽい、ゲーツ・キャパと言う人物。

特筆すべきなのは、この人。なかなかのイケメン

ティターンズって、やっぱりアレな組織なせいか、
所属している人間も基本的にはアレな人ばかり。

バスクやジャマイカンみたいな醜悪なオジサンか、
カクリコンみたいな三枚目か、
隠れハイザックの人達みたいな一見してやられ役な人(笑)か。

あるいは、ヤザン隊長みたいな極悪人面か…。
(いや、ヤザン隊長大好きだけど)

その中で、こういう爽やかな二枚目はなかなかに貴重。


まあ、ジェリドやシロッコも、
顔立ち自体は二枚目と言えば二枚目なんだけど、

でもあの人達は、中身があまりにアレだから。


あとは、
性懲りも無く毒ガス攻撃にこだわるティターンズは本当にどうかと。

別に毒ガスが非人道的だからうんぬんとかじゃなくって、
同じ作戦しか思いつかないのかよ、と。

まあこれはティターンズと言うよりは、バスクの指揮能力の問題。

コイツは指揮官から外して、
ヤザン隊長にでも指揮取らせた方がいいよきっと。

て言うかヤザン隊長。
今回も隊長の出番はナシですか!?

いい加減出てきて下さい!!(血涙)

ここ数回のZガンダムに足りない成分。
それはきっと「野獣」分。
ヤザン隊長の凶暴な野獣性をもう一度観たい!!


あと一応ストーリーに少し触れておくと、
戦場で出会ったカミーユとロザミアは、
一度は分かりあえたかの様にも見えたのだけれど、
でも結局、バウンドドッグのサイコミュと感応してか、
ロザミアの精神は変調をきたし、
再びZガンダムを敵とみなして去っていくと言う…。

フォウの悲劇を思い起こさせる様な流れで、
カミーユにとってはホント残酷な展開。

マジで救いが無さ過ぎます。この話。

Zガンダム第41話。

2006-06-11 22:13:12 | ガンダム
今週のZガンダム。

今回は、ティターンズのバスクの指示の元、
コロニーへ毒ガス注入を行おうとするレコアと、
それを阻止しようとするカミーユ達との戦いの話。

レコアも本心ではそんなイヤな作戦は望んでいるワケも無く、
カミーユ達の邪魔で作戦が失敗することを願うのだけれど
しかしカミーユ達の到着が遅く、作戦は進み、
コロニーは壊滅…。

ティターンズへの怒りと、
かつての仲間の非道に理解が出来ずキレるカミーユ。
それに対してレコアももう後戻り出来ず、
逆にカミーユを挑発して憎まれ役を演じながら去り、
更にカミーユを追ってモビルスーツに乗って
戦場へとやってきたロザミアが戦いの中で覚醒し
(と言うか本来の使命を思い出したと言うべきか)
カミーユを敵と認め去っていく…。

と言う、カミーユにとっては救い様の無い話。

まあこのZガンダムと言う物語がそもそも
主人公にとって救いの無い話ではあるのだけれど、
ここ何話かでそれがだんだん加速してる様な気もします。

もう話的にもあと10話を切ったというところで、
これからが本格的に悲劇のカウントダウン、
と言ったところなのかもしれません。

しかし今回は、
久々にティターンズと言う組織の非道っぷりに
心底腹の立った話。

と言うか、ティターンズと言うよりはバスク個人か。

非人道的な作戦をそれっぽい理由をつけて
無理矢理レコアに命じ、口答えすれば即暴力。
そもそも別にレコアにこの作戦をさせる必要性も無いのに、
これって結局、レコアの後ろにいるシロッコに対する
あてつけだけなんだよなぁ。

前回の話でも、レーザーでコロニーを破壊すると言う
残虐な場面を無理矢理レコアに見せ付けて喜んでるし。



もしかしてサドですか?



しかしこのバスクって、見た目は豪快そうなのに、
中身はホント卑小極まりない精神の持ち主なんだなぁ、と。
こういうヒト嫌いなんで、
とりあえずさっさと逝っちゃって下さい。

ジャマイカン時みたく、ヤザン隊長に殺られちゃって欲しい。


てか、ヤザン隊長ですよヤザン隊長。

最近全然出てこないじゃないですか!!!!!

思ったのだけれど、隊長が出てこない回ってなんか、
話がじめっとしてるなぁ、と。
隊長が出てくる回は、どこか話がカラッとしていて、
見た後も爽快とまではいかないにしろ、
あまりイヤな後味も無いし。

ティターンズと言う組織も、
どうしようも無いクズみたいな組織のハズなのに、
でも隊長が出てくるとなぜか、
それ程酷いところにも思えなくなるし。
むしろちょっと魅力的な組織にすら思えちゃったり(ヲイ)

もしかして隊長って、
ティターンズにおける、と言うかむしろZにおける、
一服の清涼剤ってヤツ?(違)


あとロザミア。今回覚醒した後は、
以前のクールなキャラに戻ってくれた様だけど、
しかし覚醒前のこのコ。

これって妹キャラってよりも単に幼児退行してるだけだよなぁ。
「萌え」を履き違えてやしませんかね。

Zガンダム第40話。

2006-06-04 22:41:24 | ガンダム
今週のZガンダム。

前回の話がなんかシュールギャグみたいな話だったので
正直、どうなることかとちょっと不安だったのですが(笑)
今回はかなりシリアスに人間関係・心情を描いた話で良かった。
一安心&大満足。

今回の話は、一言で言ってしまえば、
レコアが寝返ってティターンズについたことが、
エゥーゴ側に判明すると言う回。

ティターンズが開発を進めていると言うコロニーレーザー。
その真偽を探る為に出撃したカミーユ達。
そしてカミーユの乗るZガンダムは、
戦場でレコアのメッサーラと出会ってしまいます。

敵の、ティターンズのモビルスーツから姿を現すレコア。
ショックと動揺を隠せないカミーユは彼女に詰め寄ります。
彼女の話す、「裏切りの理由」などには耳を貸さず、
ただ「戻ってきてくれ」と泣きながらすがるカミーユ。
レコアも、彼のひたむきな優しさに涙を見せ…。

なんか、ここのやり取り観て思ったのは、
レコアも、カミーユには割と心を開いてるんだな、てこと。
自分の裏切りの本心まで打ち明けてるわけだし。
レコアの裏切りの理由て結局、
エゥーゴには彼女が心を許せる相手(男性)がいなかった、
てコトなんだろうけど、
カミーユじゃダメだったのかなぁ。

思うに、カミーユがもう10歳…せめて5歳年上だったのなら
良かったのかもしれない。
そうすればレコアさんも、
クワトロ大尉の様なスケコマシに惑わされること無く、
カミーユに素直に心を許して、
もっと違った結果になってたのかもしれない。



もっとも。
カミーユがもう10歳年イッてたら、それはそれで、

クワトロ大尉を遥かに凌駕する

とんでもない女たらし

になってた可能性も否定は出来ませんが。



そして。
レコア裏切りの事実を知らされ、驚愕するエゥーゴの面々。

でも、この時のエマ・シーンの反応が最悪。

まず、レコアと出会ったことを報告しようとしない、
カミーユに平手打ち。
そして、レコアのことを「殺してしまうべきだった」と
怒りの感情に任せた発言をしておいて、
カミーユが口答えをすると
「感情に任せた生き方なら誰だって出来ます!!」と切捨て、
更に平手打ちを食らわせる。



…オイオイ。

どっちが感情的なんだか。



更に、レコアの裏切りと、自分自身の裏切り
(過去の、ティターンズを裏切ってエゥーゴについたこと)
とを比較して、「レベルが違う」とかのたまう始末。

まあ彼女としては、
感情に任せて動いたレコアの場合と、
主義主張にのっとった自分の場合とは違う。
とでも言いたいんだろうけど、
でも「裏切り」と言う事実はどちらも同じ。

どんな理由があろうと、「裏切り」と言う行為自体、
決して褒められたものでは無いんじゃないか、と。
むしろこういう場合、自分は正しいと思い込んでる、
エマみたいなヤツの方がよっぽどタチ悪い。
そう思います。


エマとレコアって、同じ様に戦場に身を置く女性で、
同じ様に所属組織を裏切った人間と言うことで、
比較する描き方がなされていて、
どちらかと言うと「エマ=陽/レコア=陰」な
イメージがあるんじゃないかと思うのですが、
なんか今回のエピソードで、
個人的にはエマの好感度激しくダウン。

むしろ自分の感情に素直に生きてるレコアさんの方が
よっぽど好印象で素敵だよ。


あとは今回の見所としては、
ジュピトリス艦内でレコアを口説く(?)シロッコさん。

まるでレコアの心を見透かしてるかの様に、
彼女の裏切りの理由をピタリと当て、
そして「このぬくもりこそ君が求めていたものだ」
とかなんとか上手いことを言っちゃって
どさくさ紛れにレコアを抱きしめちゃう。

そしてレコアも抵抗しようとするも抗えずに
もうメロメロ心はウットリ体はポッ(意味不明)

全く持ってとんでもない野郎です。


シロッコって、人並み外れたニュータイプ能力とか、
天才的な頭脳を持つ野心家とか色々言われてますけど、
でも彼の本当に凄いところはそんなんじゃ無い。

それは何にもまして、
この悪魔的とも言える女をたぶらかす才能。

そのまさに天性の女たらしとでも言うべき
恐るべき能力を持って、
一体何人の女の人生を狂わせてしまったのか。
全く持って恐ろしいです。


でもうらやましい。
僕もあやかりたい。
とりあえずサラたんだけでも僕にください。

Zガンダム第38話・39話。

2006-05-30 18:09:47 | ガンダム
ここ2週間のZガンダムをまとめて。

第38話。
前半は、ダカールの演説を終えたクワトロとカミーユが
再び宇宙へと戻る話。
なんとか2人を宇宙へ帰すべく奔走する、
アムロ・ハヤト他アウドムラのメンバー達。

と、そこへ再びうっとうしいヤツ登場。



ジェリド。またお前か。



カミーユ達が宇宙へ戻るのを阻止しようと、
バイアランで独り向かってくるのだけれど、結局、
アムロの乗るディジェにコテンパンにやられて地上へと落下。



あのね。もうね。そのまま堕ちてて下さい。

2度と宇宙へ上がってこなくていいから。



で、後半。
無事に宇宙へと戻ったカミーユ達だけれど、
そこでアーガマがティターンズの猛攻を受けているのを目撃し
早速Zガンダムと百式で出撃し、
ヤザン率いるハンブラビ隊らと応戦。

その裏で、敵サイドの方では、
(エゥーゴ側では)死んだと思われていたレコアが登場。
ティターンズの制服に身を包んじゃって、
完全に寝返っちゃってる模様。

と、この回は主に、
レコアの寝返りが明らかになると言うのが
メインな話なんですかね。
(もっとも明らかになるのは視聴者に対してだけで、
まだカミーユ達はその事実を知らないのだけど)

個人的には今回の一番の見所は、話の終盤。
ヤザン隊の一員、ラムサスとレコアとの会話。
アレキサンドリア艦内で、レコアに声をかけるラムサス。
「シロッコを暗殺する目的で来たんだろ」とか何とか、
それっぽい適当なコトを言って話しかけつつ、
最後には「ああいうのはちょっと落とせないかな」
なんて言っちゃって、結局はタダのナンパかよ!?(笑)

ラムサスさん、実は意外と遊び人な様で。
と言うか、この人(とダンケルも)って、
基本的にハンブラビ乗ってる時しか出てこないワケで、
こういうバトルシーン以外での登場は結構貴重かと。

あと、金髪だったって初めて分かった。
(バトルの時は当然ノーマルスーツにヘルメット着用だし)



続いて第39話。
この話、正直言ってつかみ所が無いです。

と言うか、個人的には、
何が描きたかったのかよく分かりません。

カミーユがファやエマや、
クワトロが以前地球で拾ってきたクソガキお子様2人組と
とあるコロニーへと出かけていったら、
そこで偶然にもロザミアだとかハマーンだとかミネバだとかに
遭遇しちゃったって回。

と言うかロザミア…。


アンタ人格変わり過ぎ。


まあこの人って、以前出てきたのが、
地球に落っこちたカミーユがブラン少佐のアッシマーと
戦ってたりなんやかやって話の時で、
相当前のことなので、恐らく大抵の視聴者がもう、
存在すら忘れちゃってるのではないか。と。

でもなぁ、以前出てきた時は強化人間とは言え、
フォウみたく精神が不安定って感じでも無かったし、
割とクール・ビューティっぽい雰囲気だったんだけど。

今回。超久々に出てきたかと思ったら、
カミーユに出会うなりいきなり。


「お兄ちゃん?」


もうね。完全に頭ヤラれてるんじゃないかと。
強化し過ぎで狂っちゃったとしか思えない。
(どうやらニセの記憶を植えつけられてる、らしいけど)

そして、やたらとカミーユに引っ付く引っ付く。
当然ファは面白くなく、ここで妙な三角関係の出来上がり。
と、まるっきりコメディな展開。
これまでのシリアスな雰囲気がウソの様に、
ギャグっぽい話だった気がします。

最後にハマーンを登場させたり、
ティターンズのゲリラ隊とクワトロの戦いを描いたりと、
シリアスなシーンをムリヤリ入れることで、
なんとかそのギャグ風味を中和してる気が(苦笑)

しかしロザミア。
ちょっと設定にムリあり過ぎな気が。
だってどう見たってカミーユよりも年上に見えるし。
これで妹だなんて言われたって…。


いや、妹キャラと言う設定自体はとてもイイと思うのですよ。

ただ、妹と言う設定にするのならば、
もう少しロリなキャラにするべきだったのではないかと。
個人的にもその方がハァハァ出来てよろしいかと。