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KANZLERAMTオタクの日々

ドイツのテクノレーベルKANZLERAMTをこよなく愛する男の日々の独り言。

都電荒川線。

2006-07-05 23:33:34 | 旅・鉄道
昨日の荒川線小旅行。

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「都電荒川線」
その名は聞いたことあるし、
雑誌やネットで写真を見たこともあった。

でも、実際にこの目で確かめるまでは、
やはりどうしても信じがたかったのだ。
まさか、この、東京と言う大都会のど真ん中を、
今のこの時代に、
未だに路面電車なんてものが走っているのだなんて…。

しかし。
本当に走っていたのだ。
この都会の真ん中を、絶え間なく流れる自動車達に混じって。

それはなんとも異様な光景だった。

しかし利用客は意外と多く、
地元の足として、地域に溶け込んでもいる様だった。

車内の乗客達に漂う生活観と、
大都会の路面電車と言う非現実性。

日常と非日常とが入り混じった様な、
ある種のファンタジーも感じさせる、
なんとも不思議な乗り物だった。

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荒川線の始点は「三ノ輪橋」。
地下鉄日比谷線の三ノ輪で降りて、駅前の商店街に入る。

本当にこんなところに走っているのか…?
そう思い、商店街を少し歩いたところに突然ゲートが。
「みのわばし」とひらがなで書かれている。
その向こうには小さなホームと、電車が停まっている。

 

商店街の真ん中に突如として存在する、
路面電車の駅。

もうこの時点で、何とも言えない、
現実離れした空気が漂ってしまっている。


一日乗車券を買って、電車に飛び乗る。

電車はずっと、まっすぐに街の中を走っていく。
荒川線の電車は、綺麗で新しいのだけれど、
でも足回りは昔ながらの釣り掛け駆動らしく、
ヴォーンと唸るモータの音がなんとも心地よい。

 

「路面電車」とは言え、
基本的にはきちんと道路と隔たれた線路の上を走っていく。
住宅地の中を、両脇に道路を従え、
自動車と並んで走っていく。

しかしたまに、曲がり角などでふと、
道路の上へ飛び出る様な場所もある。
そんなところでは当然、
自動車達の群れに電車が飛び込んでいくことになる。

感覚としては、江ノ電なんかに結構近いのかもしれない。


「荒川車庫前」の駅で降りると、すぐそばが都電の車庫だった。

 

色とりどりの小さな電車が整備を受け、
自分の出番を今か今かと待っている。


荒川線沿線のハイライトとも言えるのが、
「飛鳥山」の駅の周辺。

ここでは線路は完全に道路の上へと飛び出し、
都電は文字通り、完璧な「路面電車」となる。

  

自動車の群れに交じりながらゆっくりと走り、
信号では横断歩道を横切る歩行者を待ち…
昔懐かしい、路面電車の光景をじっくりと眺められる。

この飛鳥山には公園と3つの博物館がある。
その名も、「飛鳥山3つの博物館」。

  

「紙の博物館」「北区飛鳥山博物館」「渋沢記念館」
この3つの博物館が緑の木々の中に並んでいる。
展示内容はよくある人文系の博物館、と言った感じだが、
近代的な建物にウッドを多用した内装が、
清潔でなかなかに居心地良かった。

ちなみに飛鳥山の公園には、
都電を昔走っていた車両が展示されている。

この飛鳥山は、
都電荒川線の旅の上では外せない第一のポイントだろう。


なおも電車に揺られ、今度は「庚申塚」で下車。
ここは通称「おばあちゃんの原宿」巣鴨に最寄の駅。

駅前の商店街は、ド平日だと言うのに、
恐ろしいほどの人だかりで賑わっていた。
色々な食べ物の屋台なんかも出ている。

  

いわゆる「とげぬき地蔵」の「高岩寺」でお参りをする。
意外と年寄りは少なく、中年層が多い。
若者の姿もちらほら見えた。


終点「早稲田」の一歩手前「面影橋」でふと降りてみる。
辺りは閑静な住宅街と言った感じで、
緑が多く、川も流れていて、風情漂う素敵な街だった。

 

川ではカモのつがいが気持ち良さそうに日光浴をしていた。


そして終点「早稲田」。

 

辺りはごくごく普通の、東京の街と言う雰囲気だった。
しかしこの不思議な乗り物に乗って辿り着いた終着駅が、
こんな普通の街だったと言うことが、
逆により一層の非現実性を感じさせるのだ。


そして、夕日を浴びてキラキラ輝く、
都電の姿はなんとも美しく、誇らしげですらあった。

 

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