長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

1月8日(木)1・2年生中間考査2日目 2014-206

2015-01-08 06:31:05 | 日記

 今回の中間考査、「テスト勉強の時間」を可能な限り試験のコマの中に入れています。

1学年の試験

2学年の試験

 今回は先生方の提案で、試験前ではなく、試験の後に、このテスト勉強の時間を入れています。

 こんなところにも、生徒にきちんと勉強させて、試験に臨ませたいという、本校の先生方の心情が表れています。その気持ちを理解して、生徒諸君は、学校でも、家に帰ってからも、しっかり、前向きに、一所懸命に、テスト勉強をして欲しいと思います。「付け焼き刃」では、いけません。「一夜漬け」も、まずいことですね。高校のテストは、たぶん中学校と違い、丸暗記では解けませんからね。私の経験からしてそうでした。

 県内のある学校では、考査前の1週間、授業終了後に、もう1時間、7時間目を設定し、担任か副担任が、その1時間教室について、「テスト勉強のための自学自習の時間」を設けているそうです。生徒たちがどこでつまずいているか、担任や副任段階で把握でき、教科担任にその報告もできますし、生徒たちも、テスト直前に、わからないことを、先生方にも聞くことができますよね。こんな発想を考えついた先生方もすばらしいし、また、その期待に応えて、全員が7時間目に残り、黙々と「自学自習」する生徒たちもすばらしいと思いませんか。

 さて、本日の予定です。

 本日は、午前中に原同窓会長を始め、正副会長さんが、年始のご挨拶に来校されます。

 また、本校の同窓生から、「午後、私のところにうかがいたい」と連絡がありました。本校にかつて在職された先生について、話があるようです。

 7時間目には、学習指導係の先生方が、私に「相談したいことがあるから」ということで、話を伺います。

 


1月7日(水)1・2年生3学期中間考査初日 2014-205

2015-01-07 22:42:03 | 日記

 本日から3日間、1・2年生は3学期の中間考査を実施します。3年生は、通常日課での授業となります。

 今朝は、教科書やノートを見ながら登校してくる生徒が多かったですね。

 今朝も寒かったです。敷地外のゴミ拾いに行って、ゴミをとろうとしたら、「しみて(凍りついて)」いて、とるのに苦労しました。1時限のテスト中、廊下を通りましたら、北校舎の廊下は5℃でした。しかし、昨日と違い、今日の日中は日が差し込み、暖かくなりました。

2学年の試験

 1学年の試験

 さて、この中間考査の話です。

 今まで勤務した学校で、3学期に中間考査を実施している学校はありませんでしたので、この考査の実施、はじめて知ったときには、正直、驚きました。

 年末年始休業中に「きちんと勉強させたい」という、学校側の親心ということでしょう。年末年始休業明けの実力テストでは、生徒のモチベーションが上がらないということもあろうかと思います。定期考査ということは、成績にも反映されるということです。

 定期テスト前ですから、テスト期間終了まで、大会直前のクラブ以外は、部活動停止となっています。そんなことも、生徒に勉強させるということにつながっています。

 生徒諸君、2学期期末考査からそんなに時間が経っていないので、出題範囲も限定的だと思います。よって、勉強した実力をいかんなく発揮してください。期待しています。

 話は変わり、今日、事務室をのぞくと、3年の担任の先生方が次から次へと事務室の机で、調査書の作成を行っていました。話を伺うと、ひとり10枚以上申請した生徒もいるそうです。受験料だけで相当な金額になります。保護者の皆さんの心情も考えて、是非、受験生諸君は、合格を勝ち取って欲しいと思います。

調査書作成故、アングルに相当配慮した写真です。


1月6日(火)3学期始業式 2014-204

2015-01-06 20:43:59 | 日記

  

 今日から、学校を再開しました。この校長日記をお読みの皆さん、どんな年末年始をお過ごしだったでしょうか。

 私は、ゆっくりと自宅で過ごしました。日頃読めなかった本を読んだりして。

 特に、上伊那の民俗学者である向山雅重先生の著作集を集中的に読みました 。『信濃民俗記』 慶友社刊 などです。また、大学時代の恩師千葉徳爾先生の最後の著作『新考 山の人世 柳田國男からの宿題 』古今書院刊 2006年 も、著作内の「自学のすすめ」に興味を覚え、再度読み返しました。今日の始業式の講話内容の元ネタになるものです。

    新考 山の人生

 向山先生に関しては、宮田村に向山雅重民俗資料館があります。

 昨日は人間ドックにもいってきました。いつもこの時期にいくことにしています。年末年始に不摂生をしないためでもあります。

 佐久から諏訪に戻ってくる際に、結構昼間は暖かかったので、新和田トンネルを通らずに、ビーナスラインで戻ってきました。冒頭の写真は、途中、富士見台から撮影した富士山と八ヶ岳です。

 学校に寄り、出勤している職員に年頭のご挨拶を申し上げ、少し仕事をしました。

 教頭先生から、年末に精力的に取り組んでいただいた、「匿名性を担保した授業評価」と「匿名性を担保した学校評価」の集計結果を昨日いただきました。教頭先生は、前回の中間まとめでは、かなりの時間この集計作業に時間を費やしていただきました。今回は二度目ということもあり、慣れてきて、少しは時間短縮ができたそうですが、やはり、年末休業中に幾日も出勤してくださり、データ処理を行ってくださいました。私も資料を今日以降じっくりと読み込み、先生方には、面談の折に個別データをお渡しします。教務係の松下先生も、本日、昼食をとるのも忘れるくらい熱心に、集計結果のグラフ化に取り組んでいただきました。このグラフがよくできているんです。後日、本校のウェブサイト上に公開しますので、お待ちください。 

 また、本日配付しました進路通信『青雲遠く』を、進路指導主事の野澤先生から頂戴し、昨晩読みました。受験体験記などです。3年生諸君、ためになるので是非じっくりと読んでください。

 さて、本日は、職員の朝会を開き、その後、放送による始業式を行いました。通常の7時間授業を、いつもより5分遅れで実施しました。

 職員朝会では、1月1日の「校長日記」で紹介しました、山口利幸先生の近著『信州教育に未来はあるか』を紹介し、先生方にも「是非お読みください」と、勧めました。

放送委員が2名、前回の終業式に引き続き、放送室のサポートをしてくれました。

ありがとうございます。

 始業式の時間は、SHRも含めて、15分間だけですので、私が長いこと、しゃべる訳には参りません。前回の終業式同様、百瀬教務主任の、「ただいまから、3学期始業式を放送で始めます」の発声の後、私から話をしました。

 話の内容は、「自ら考え、自ら行動する」ことの重要性について、本校生徒たちの具体的な事例をもとに話しました。

 寒さのせいでしょうか、前回と同じ音量設定で放送したのですが、後で担任の先生方から伺いますと、私の声が小さかったそうです。聞き取りにくかった皆さん、本日の本校ウェブサイト上に、いつものとおり、係の濱崎先生が、今日の講話内容を掲載しましたので、そちらをご覧ください。

 


1月1日(木)謹賀新年 2014-203

2015-01-01 00:00:48 | 日記

 謹賀新年

 本年もよろしくおねがいします。

11月14日、本校生徒会役員と

修学旅行で来校した台湾高級中學生徒との交流の様子

 今年も、授業日毎日更新を目指し、校長日記を執筆して参ります。

 読者の皆様、ご愛読をよろしくお願いします。

 「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。

 「今年一年になすべきことを、本日書き記しておく」と、私の尊敬する先生が言われたことを思い出します。

 私は、今まで、そこまでは、してきませんでしたが、今後の教員生活もそれほど長くはありませんので、やらなければならないことは、期限を区切り、期日までにきちんとしていこうと思っています。

 この諏訪二葉高校で、なすべきことも考えていますが、まだ構想段階ですので、おいおい、先生方にもお話しながら、進めて参りたいと考えています。

 ところで、皆さん、以下の本をご存じですか。

 本県の前教育長さんの山口利幸先生の著作『信州教育に未来はあるか』です。しなのき書房刊で、昨年末に出版されました。私も早速注文して読み始めています。

 長野県の教育に関係する方々、教育に関心のある方には是非お読みいただきたい本ですので、年頭にあたり紹介します。

 http://www.shinanoki.net/?pid=85070241